資産運用の教科書 ──銘柄選びより大切な投資の基本 みんなのレビュー
- 角山智(著)
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2009/01/13 00:02
カモがネギをしょっているの見つけようとナベを持って出かけた先で、ネギを見つけた瞬間に人は、気がつくものである。「自分が鴨である」ことに。そして「鴨が鍋を持っている」状態にハッとした時は食事時だったりする。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヂャリや - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひょっとして「鍋」とは「アセット・アロケーション」のことかも知れない。資産配分と言うと聞こえはいいが、「さまざまなプロの餌食になること」と言い換えると、ゾッとする。
本書は初学者用であるので、プロの実態までは深く切り込んではいない反面、大枠で理解の助けになることが出来る。いわゆる”ザックリ”まず全体をつかめる。
しかもプロに勝つ方法を、事実を認めるステップから具体的行動までを次のように示してくれている。
・アマチュアは(投資情報、知識、行動において)プロにはかなわない。
・ところでプロは株価水準を妥当にするため、汗水たらして働いている。
(妥当水準とのギャップにチャンスがある為、必然的にそういう行動になる)
・プロのコストは、アクティブファンド好きの投資家が喜んで負担してくれる。
・アクティブファンドはインデックスに勝てない。
(本書での検証的事実であるが、そもそも勝っても負けてもプロには手数料が入る)
・そうであれば、インデックスに投資することにより、アマチュアでもプロに勝てる。
とここまでは、よいのだが、今やインデックスもガタガタであることはご承知の通りだ。とは言うものの、いつまでもそうとは限らないのも投資の醍醐味だ。来るべき時に備えて、著者の言うとおり「資産運用の一環として、株式投資をトータルに考える」ためには非常にわかりやすい教科書であった。もちろん自らがカモにならないためにも。
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