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散りしかたみに みんなのレビュー

  • 近藤史恵
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本散りしかたみに

2002/07/30 22:05

悲しく切ないミステリ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:和音 - この投稿者のレビュー一覧を見る

梨園シリーズの2作目。前作「ねむりねずみ」で活躍した探偵 今泉と女形役者の小菊 がまた謎に挑みます。今回は、歌舞伎座の公演中に決まってある演目が上映されている時に、どこからか一枚の桜の花びらが舞い落ちるというもの。このささいな謎をちょっとした好奇心から調べ始めた事が原因で悲劇が起きてしまいます。因果や運命という言葉だけでは、すまされないあまりにも悲しい出来事。この一枚の花びらにこのような思いが込められていたとは読み始めた時には思いもしませんでした。

前作の「ねむりねずみ」に比べると歌舞伎や古文に関する知識があるほうがより深く読むことができると思います。そして、あとがきを読んで気づいたのですが、芝居の筋書きと舞台を降りてからの現実世界との重なりが見事でこの物語の奥深さを感じる事が出来ました。とても悲しく切ないミステリです。

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紙の本散りしかたみに

2002/06/07 19:46

歌舞伎が舞台です。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:竜胆 - この投稿者のレビュー一覧を見る

一言で言ってしまえば哀しい系のお話。近藤史恵氏の描く恋愛は、痛すぎる。どうしてそこまで、というところまでいってしまう。残酷な恋愛ですね。
はじまりは、一片の桜。舞台中、たった一枚ひらひらと舞い落ちる花びら。一体誰が散らせているのか。「告発の花か、それとも葬送の花か」。
今泉探偵、助手山本くんの過去に「何かあったな」と臭わせるところがあります。しかし、かなり勿体つけていて…。


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紙の本散りしかたみに

2001/09/28 03:15

恋の哀しみ、梨園という世界のきしみを抑制された筆致で描く悲劇

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:氷川友美子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私立探偵・今泉文吾が、歌舞伎界で起きた謎を解き明かした『ねむりねずみ』(創元推理文庫)に引き続いて登場。一枚の花びらから明らかになる、梨園の悲劇が描かれる。

 歌舞伎座での公演中、『本朝廿四孝』の「十種香」の場で必ず舞う一片の桜の花びら。誰が、何のために、どのようにして、この花びらを散らせているのか。女形の瀬川小菊は、師匠の瀬川菊花の言いつけで、友人の今泉文吾とともに調査に乗り出すことになった。この舞台で武田勝頼役を演ずる市川伊織は、半年前、なにものかに襲われ、顔を剃刀で切り裂かれるという不幸に見舞われていた。そして彼の楽屋に出入りする美貌の女性、堀江虹子。彼女を偶然見かけた今泉は、この謎に関わることを拒絶する。あれは、「告発の花か、それとも葬送の花か」……。

 登場人物の心模様を濃密に立ち上らせる、研ぎ澄まされた文体と無駄の無い構成が素晴らしい。ヒロインの虹子は、凄みある着物の着こなしの描写によって、この悲劇の重みに相応しい「運命の女」たる圧倒的な存在感を獲得している。彼女を軸に描かれるのは、恋愛の孤独感と残酷性だ。抑制された筆致で、容赦なく描き出される恋の哀しみ、そして梨園という特殊で独立した世界のきしみ。作中で取り扱われる『本朝廿四孝』『鏡獅子』『怪談乳房榎』等の物語は、それぞれが現実の人間模様に深く関わっている。

 芸の世界には魔物が住む。そこには、俗世間の価値観や常識を超越して、なお芸の高みを目指す、深い人間の業がある。自らを生き長らえさせようとする、歌舞伎という芸能の意思がある。その大きな流れに、人はたやすく飲み込まれ、人生を踏みにじられてしまう。

 近藤史恵の描く歌舞伎界を舞台にした謎は、いつも芸に魅入られてしまった人々の業によって引き起こされている。だからこそ、どの事件も哀れで愛しいのだ。他に、今泉文吾が登場する作品としては、梨園を舞台にしない『ガーデン』(東京創元社)がある。こちらもぜひあわせて読んでいただきたい。 (bk1ブックナビゲーター:氷川友美子 ひかわ・ゆみこ/ライター 2001.09.28)

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