苦しみはどこから生まれるのか? みんなのレビュー
- 著者:池口恵観
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2012/02/04 23:45
日々これ行場、逆境も振り返れば懐かしい。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セカンド・プラン - この投稿者のレビュー一覧を見る
知れば知るほど苦しくなる、やればやるほどつらくなる。
見れば、視るほど、聞けば、聴くほど。
それをつらいと取り違え、さらに苦しむ日常の、
一つ一つの出来事の中に、成長これあり。
変化することを苦しいととらえるか、楽しいと定義つけるかの自由。
嫌ならやめればいい、逃げればよい。
それができないから悩んでいる?
やめられないということは、やめないということができている。
せざるをえないからだ?
それは、それが、あなたにちょうどいい、ということだ。
理解できるから苦しいのであり、たのしい。
認識できなければ、ないのと一緒だ。
あなたの中に、その出来事を知覚できる構造が構築されている場合、その要素が自分の中にもあるから、反応してしまう。
いや、そんなものは自分にはない、と思っていたものを、実はあると教えてくれているということだ。なんとありがたいことだろう。「おかげさま」で暗闇に光をさすことができました。
「苦しみはどこから生まれてくるのか」の答は本書にはない。
どこからも生まれてこないからだ。
なぜなら、その感情を苦しいと自分で勝手に定義しているだけで、
成長と定義すれば、これすなわち楽しみに変わってしまうからだ。
見えないものに対し、そこにたどり着く手前で、苦しいとするか、楽しみとするかの違いだと読み解けた。
「ところで、行場とは行者に与えられた場だけを意味するのではない。そもそも行場とは、どんな人にも与えられているものである。ある人にとっては仕事場であり、ある人にとっては家庭であったり。」と最後に「目を閉じれば出口が見えてくる」のところで著者は言っている。行場を逆境、行者を人々と読みかえて本書を再読すると、たしかにうなづける、すべてを物語っていると。
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