サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

桜姫 みんなのレビュー

  • 著者:近藤 史恵
予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本桜姫

2009/01/03 21:15

梨園という艶やかで不可思議な世界を描くミステリー

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 探偵今泉文吾の梨園ミステリー。

 15年前死んだ歌舞伎役者の息子をめぐる物語。ミステリーというより、恋愛ものっぽい感じかな。梨園という世界の特殊性が、まるで万華鏡を見ているようなきらびやかさと、不思議さを投げかけてくる。

 死んだ少年の妹が、若手歌舞伎役者に恋をする。
 けれど、その恋は胸が熱くなるようなものではなく、むしろ冴え冴えとして自身も相手もやりきれなさに身もだえするようなものだ。
 
 だから「桜姫」なのだ。
 その若手の歌舞伎役者が演じる演目として出てくる「桜姫」で、特に引用されるわけでもない。むしろ、読み終わった直後はなぜ「桜姫」なのか首をかしげたぐらいだった。

 姫君として生まれながらヤクザな男に恋をして、転落していく「桜姫」
 近藤史恵は作中で「そこにあるのは、女という存在のふてぶてしさだ」と書いている。
 ふてぶてしさだけだろうか。それは、どんな状況になろうと変わらない、変わることのできない、そんな存在なのではないだろうか。

 人は、変わるものだ。
 けれど、ここにあるのはそれを否定しようとあがく人の姿のように感じた。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。