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人生は、だまし だまし みんなのレビュー

  • 著者:田辺 聖子
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.7

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本人生は、だましだまし

2023/11/30 10:49

関西弁での会話文が軽快な、明るいエッセイ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者の大阪弁炸裂の柔らかい文体が心地よいです。明るく楽しく生きようという気になってきます。男は弱いが、女は強いということは、戦後の主婦達の話を読んでなるほどと思いました。

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紙の本人生は、だましだまし

2010/02/03 21:10

「人生はだましだまし保ってゆくもの、ゴチャゴチャしてるうちに、持ち時間、終わるよ」なのだそうだ。たぶんそうなのだろう。

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 新幹線に乗る前に、ふと、バッグに詰め込むのに適当な本がないかと書店で物色した。田辺聖子はすでに一定の読者層を獲得しているベテランの作家だ。安心して手に取れそうな気がしたが、たしかに期待を裏切らない本であった。

 本書は、車中の数時間をともに過ごすのになんとも最適。人生の機微を知り尽くした作家が、説教くさくならずに、夫婦の愛情、その他を巧みにエッセイにまとめきっている。

 全体として言いたいのは、書名の「だまし、だまし」で言い表されているが、人生をそうやって乗り切る極意が、ユーモアまじりに描かれる。
 処世訓が随所に織り込まれているが、実に鋭く言い当てている。中高年以上の読者には、「その通り!」とひざを叩くことだろうと思わずにいられない珠玉の言葉だ。
 それも、大阪弁をじょうずに使っているので、肩が凝らずに読者に届く。本文は「である調」だが、差しはさまれている会話が大阪弁なので、いいアクセントになっている。

 こうやって、人生はうまく暮れていくのだなあと思う。近頃の不況で思い詰めている人も多いかもしれないが、田辺聖子の本に接すれば、楽な気持ちになること請け合いである。

 通読し終えると、年を取るのもまんざら悪くはないのだなと、安心感を覚えてしまった。
こういう作家が一人いるだけで、息苦しさから多くの人を解放してくれるに違いない。いずれまた、田辺聖子の作品を選ぶとしよう、再び新幹線に乗る前に。

 以下は本書に収録の味わい深いアフォリズム(格言、箴言)の一部。

 ・人間も金属疲労が出てからがホンモノである。
 ・苦労は、忘れてしまうと苦労でなくなる。
 ・女は愛されていると確信したときに別れられる種族である。
 ・家庭の運営、というものは、だましだまし、保たせるものである。
 ・男はかよわい生きものである。
 一緒に笑うことが恋のはじまりなら、弁解は、恋の終りの暗示である。
 ・家庭運営能力というのは、順応力のことである。
 ・悪夫とは、妻にホトケごころを出させる男をいう。
 ・うまくいっている夫婦とは、お互いに<話しかけやすい>人柄であるところに特徴がある。
 ・夫婦円満、それを発展、拡張させて世の中を融和させる究極の言葉はただ一つ、<そやな>(または”そやね”)である。夫からでも妻からでもよい。これで世の中は按配よく廻る。
 ・人間が”人間のプロ”になれる頃には、八十にはなっているだろう。

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紙の本人生は、だましだまし

2021/03/18 15:28

チャーミングなひとだったんだろなぁ。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

田辺聖子さんのエッセイ集を通し、彼女のこなれた人生を垣間見つつ読了。この方は、本当にチャーミングな生き方をしたひとなんだなぁとしみじみ。特に、なるべく怒らぬよう。怒ると人生の貯金が減る...と続く、「人間のプロ」などは、読むに値する一章。全編通して、紫式部と清少納言、百人一首などなど、この作家らしい歴史や古典の知識も散りばめられているところもいい。

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