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ナポレオンで仕事上達 みんなのレビュー

  • 著者:齋藤 孝
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紙の本ナポレオンで仕事上達

2009/01/24 04:25

齋藤流ナポレオン論と、その流用による仕事術の開陳

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BH - この投稿者のレビュー一覧を見る

 さて、この本を読むにあたって、まずはあとがきから読むことをお奨めする。

 なぜならば、あとがきで著者はナポレオンを偏愛していることを自白し、それは子供のときからのあこがれであって自分のアイデンティティの根の一つと言い切っているからである。
その思考は、時代におけるナポレオンという現象を、肯定的にしか見れないという偏狭につながり、客観的事実としてのナポレオンを構築できなくなるのである。

 そのことを前提に本著を読み進めていくならば、著者の引用は無残さを露呈していく。「能力が買われたからといって、外国の将軍に転職することを考えただろうか」と著者は言う。
なるほど、確かにナポレオンは外国の将軍にならず、フランスで皇帝にまで成り上がった。しかし、政体の変遷でみるとどうなのだろうか?エジプト遠征までは確かに総裁政府の側にいた。
だが、アブキール湾の海戦以後はどうなったのだ?ナポレオン軍がエジプトに孤立してしまった後はどうなったのだ?フランスの民衆の総裁政府を糾弾する声が高まっていたことを知ると、
自軍はエジプトに残したまま側近のみをつれ単身フランス本土へ舞い戻ったのではなかったか。さらにはクーデターを起こし、自ら第一統領とする統領政府を樹立したではないか。

 重ねて言うが、確かに外国の将軍にはなっていない。ナポレオンは総裁政府に仕えるのをやめ、まったく違う新しい政体の統領に『転職』したのである。
このように考えると、著者のいうナポレオンは転職していないという主張には一概に同意できない。

 とりあえず一例を紹介したが、あとがきに書かれている「ナポレオンの持っていた様々な力と方法が現代において「リアル」になる橋渡しを試みた。
私の個人的偏愛とは別に、普遍的原理としてのナポレオンを提示した。」という挑戦には失敗しているといえるだろう。


とはいえ、ナポレオン抜きの仕事術の紹介としてみるならば、みるべき点はある。まぁ、それすらもありがちな仕事術の紹介ではあるのだが...
齋藤孝という人間の、仕事に対する考え方や取り組み方を知ることが目的ならば買ってもいいのではないかと思う。

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