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電子書籍

愛を乞うひと みんなのレビュー

  • 下田 治美
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.7

評価内訳

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紙の本愛を乞うひと

2009/09/17 21:26

鬼のような実母とやさしい台湾の人たち

6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

愛を乞うひと 下田治美 角川文庫

 家族がこの映画を居間のテレビで何度か見ていました。わたしは、女子が母親に虐待されている場面、母親が男に襲われて暴行された場面、女子とその娘らしき人が旅する場面、台湾の場面、女子とその母親が対面して、女子の母親の美容室で女子が髪をカットされる場面を居間の通りすがりにちらりと見ただけです。筋書きは知りません。虐待シーンを見て嫌悪感をもよおしましたが、映画に関する家族の感想は高評価でした。今回、古本屋さんでみかけたので読み始めてみました。
 主人公は陳昭恵さん、昭和22年8月12日生まれ、父親が台湾人、母親が日本人、国籍は当初台湾人でしたが日本人に帰化しています。今の名前は山岡昭恵さんで40歳ですが、夫の山岡さんは交通事故で亡くなっています。彼女の娘さんが、山岡深草(みくさ)さんで17歳ぐらいの高校生です。
 昭和32年からスタートします。力作です。絶望とその正反対にある幸福が、彼女の長い人生の途上に登場します。彼女は、竹のものさしが割れるまで叩く激しい母親からの折檻(せっかん)に8年間耐え続けました。母親は、性格・人格異常です。薬では治らないから強制的に精神病院に入れることもできなかったのでしょう。ご近所の人たちがたくさん止めに入ってもこどもへの折檻をやめません。脳に傷でもあったのでしょうか。多重人格のような人はいます。紳士淑女だった人が、スイッチが入ると獣(けだもの)に豹変します。この物語を母親の方向から描くともうひとつの物語がつくれます。母親は織田信長タイプです。
 昭恵さんは家出をして、以降20年ぐらい母親には会っていません。そんな話を聞いた娘の深草さんが激高します。母親(祖母)に復讐すべきだとけしかけます。母親の手からやさしかった父親陳文珍さんの遺骨を取り戻そうと決意することが、この物語が完成に至るきっかけとなっています。
 折檻から逃れるために自殺を考えるのはとても悲しいことです。母親を支える娘深草さんの役割が大きい。本来親子はこうあるべきです。
 140ページに登場する建築会社の社長さんはやさしい。権力を握っている人、握る人は、心のやさしい人であってほしい。
 224ページでは、わたしが台湾旅行をしたときに旅行社の案内人をされたカ(か)さんという年配の女性を思いだしました。台湾の人たちは日本に留学して勉学に励むのですが、お金が不足するので、台湾で保有していた宝石・貴金属などを売って学費や生活費にあてたそうです。カさんは、東京の学生会館で結婚式を仲間と挙げたと聞き、わたしは小学校6年生の修学旅行で学生会館に泊まったのでおどろきました。話が脱線しました。
 228ページでは高円寺という地名が登場しました。ちょうどその部分を読んでいた頃、「1Q84」村上春樹著を読んでいて、高円寺にある児童公園の滑り台で青豆さん(女性)と天吾(てんご)さんが交錯する場面でした。空から俯瞰(ふかん)すると、同時期に人を変えていくつものドラマが同じ場所で演じられています。
 小さい頃の昭恵さんを預かって育ててくれた許育徳さんご夫婦には心が救われます。
 この物語全体が、やさしかった亡父への手紙になっています。壮大なドラマです。映画はきちんと見ていませんが、映画と小説は雰囲気が異なるのでしょう。

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電子書籍愛を乞うひと

2018/05/12 03:52

平山秀幸監督映画化原作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

壮絶な虐待のシーンには胸が痛みました。憎しみを乗り越えた先に待ち受けている、僅かな許しにはホロリとさせられました。

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紙の本愛を乞うひと

2000/10/13 17:11

今が幸せなのが一番!と考えさせられる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もぐもぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 救いは主人公(彼女)が今、自分の娘と一緒に幸せに暮らしていること。
 この本は母親から虐待されながらも、それでも、もしかして本当は私を愛してくれているんじゃないかと思い、愛情を切望してしまう、哀しくて愛しいお話である。信じられない虐待の描写が続くのであるが、物語は一見主人公が幼い頃からの不幸せを乗り越えて新たな家族と幸せを手に入れた時から始まる。それは乗り越えたのではなく、年月と自分の力で生きていった自信が、母から愛された記憶のない事実を忘れたかのようにさせていってただけなのだ。愛する家族(娘)との生活を確立してからの新たな自分のルーツ探しが始まる。
 虐待の記憶だけでなく、父、母の当時の状況や様子から本当の父の思いを知ることができ、それは少しの幸せを感じさせられるのであるが、母の様子はどうしようもなかったりする。しかし、悲しいが納得はできる。
 どうしようもない人の気持ちというものがあるのだな、と痛感させられると同時に今が幸せなのが一番!という気持ちにさせられる本である。

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