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グミ・チョコレート・パイン みんなのレビュー

  • 大槻ケンヂ
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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.4

評価内訳

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6 件中 1 件~ 6 件を表示

終わらない青春

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:川内イオ - この投稿者のレビュー一覧を見る

『終わらない歌をうたおう クソッタレの世界のため
終わらない歌をうたおう 全てのクズ共のために
終わらない歌をうたおう 僕や君や彼等のため
終わらない歌をうたおう 明日には笑えるように』
(THE BLUE HEARTS『終わらない歌を歌おう』より)
『グミ・チョコレート・パイン グミ編』には、
無駄に熱く、そしてあっという間に過ぎ去った、
本当は爽やかさなんてどこにもない高校生活が、
匂いそうなほど濃密な筆致で描かれている。
勉強もスポーツもできず、当然モテることもない、
クラスでもマイナーな存在として、ひたすら
悶々とした高校生活を過ごす大橋賢三17歳。
しかし賢三は「自分は凡人とは違う」という思いを胸に、
志を同じくする親友カワボン、タクオと日々を過ごし、
映画やロックに誰よりも精通することでプライドを保つ。
そんな賢三が、あるとき街中でクラスメートの美甘子と
偶然出会い言葉を交わしたことで、傍から見れば
全く冴えない高校生活に少しずつ変化が訪れる。
初めて味わう甘美な時間。
自分を認められることの充足感。
持て余す妄想とエロリビドー。
そして、何か行動を起こさずにいられなくなった賢三と
その仲間がついに動き出す。バンドをやろう、と—。
「普通に埋没することを恐れ、才能に憧れ、
思い通りにいかない社会に苛立ちながらも、
頭の中は溢れんばかりのエロに支配されている」
この物語で描き出される賢三達の姿は、間違いなく
世のほとんど全ての高校男児そのままの姿である。
それだけに、大人になった元高校男児にとっては、
なんともほろ苦く、気恥ずかしい。
しかし、それ以上に、意味なく全力で自転車を漕いで
いたあの頃の、無我夢中で風を切って走る爽快さ、
人を好きになって胸を焦がす、やりきれない切なさ、
そして何より、17歳だから抱けた青く純な思いを、
もう一度、思い起こさせてくれる。
賢三は全てのクズ共に向けて、クソッタレの
世界のために、今も歌い続けている。
あなたは、私はどうだろう?

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自意識過剰な本好きのために

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きのした - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者の「自伝的大河小説」第二巻。一巻はこちら

 本をたくさん読むことが、ある特権意識に結びつくことがある。「こんなにたくさんの本が好きな俺は、他のやつらとは違う、特別な存在なんだ」といったものだ。この本の主人公も、同じように考えている。彼が好きなのは、80年代のサブカルチャー。彼は教室では浮いた存在だが、彼はクラスメートたちを「くだらないバカ話ばっかりしやがって、この俗物どもめ」とか思っているのだ! 
 ぼくもそんなふうに思ってたことがある。だから、この本は、とっても気恥ずかしいのだ。自分は特別なんだから、自分は何か特別なことができるはずだ。でも本当に? 「おまえは自分が特別なんだと思っているけど、何のことはない、何もできないじゃないか」 そういわれてみると、それはわかっていたはずのことなのに、でもやはりショックを受けてしまう。
 もちろん主人公も、今のままではだめだとか、自分たちは井の中の蛙だとか悟り、新しいことをいろいろとやろうとする。しかし、「やろうとする」気持ちだけが空回りして、なかなかうまくいかず、とてももどかしい。
 シリーズ第二巻だが、彼のダメッぷりはさらに加速している。救いようはあるのか? 第三巻(たぶん完結編)に期待している。

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グミでもチョコレートでも

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

2歩しか進めない大橋賢三と、6歩先に行く山口美甘子との差がほろ苦いです。埋まらない両者の距離感も、青春時代の思い出のようでした。

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甘酸っぱい青春

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

マイナーな音楽と映画を偏愛して、自分を特別な存在だと思い込む男子高校生に共感できます。憧れのクラスメートに一歩先を行かれて、置いてきぼりを喰らってしまう展開がほろ苦いです。

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ザ・青春

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

青春って馬鹿でくだらなくて、でも結局1番楽しい。

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一味違った青春小説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミュージシャンとしても活躍する大槻ケンジの自伝的な作品だ。特別な人生を送りたいという思いと、高校生独特の性欲に振り回される様子が笑える。マイナーな映画や音楽への偏愛も伝わってくる1冊だ。

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