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六道ヶ辻 みんなのレビュー

  • 著者:栗本 薫
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本大導寺一族の滅亡

2007/01/04 00:11

本格的に乱歩の後継者たるような話にしてほしかった

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 江戸川乱歩や横溝正史を愛し、その流れを汲む物語として書き継がれている「六道ヶ辻」の最初の話がこれです。現代と大正とを行きつ戻りつしながら話が進みますが、特に大正時代の叙述は当時の記録という体裁になっていて、文体も古めかしくなっています。けっこう難しい漢字などが織り込まれているので読むのに苦労しますが、まあ正確を期するつもりもなく物語を楽しんでしまえばいいのでしょうし、作者もそうやって読んでしまうのを悪いとは言わないでしょう。それよりもこの大正時代の雰囲気というか匂いというか肌触りといったものを楽しむことができればいいように思います。
 正直、現代の物語はいらなかったように思います。現代の分は少々とって付けたような感じで、上に書いたような雰囲気が削がれてしまうので、ずっと古めかしい文体で迫って欲しかったと思います。
 これってやっぱり、蔵の中で蝋燭1本の灯りで読むというのが正統派のように思えてしまいます。

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栗本「大正浪漫サーガ」の妖しい小品

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

「六道ヶ辻」「大正ヴァンパイア伝説」
この二言でこの小説は語りつくされてしまいます。栗本薫の「六道ヶ辻」シリーズの番外編であり、様々な登場人物はともかくも、ヴァンパイア(吸血鬼)が登場するのだ、ということです。
あの大導寺一族とヴァンパイアがどう関わるのか?それは読んでもらうしかないのですが、こんな話まで「六道ヶ辻」に入れてしまうのはどうかなあと思いますね。古い日本と新しい日本が入り混じっていた大正という時代に妖しく蠢くヴァンパイアというのは、それはそれで楽しめますが、敢えて「六道ヶ辻」に入れてしまう必要はなかったように思います。
が、栗本薫には彼女なりの思いがあったようです。それが「あとがき」で明言されています。「それゆえ、結局「私の現代の東京」と同様、やっぱり「私の大正浪漫の時代」がどうもあって、そこに「魔都」だの、「六道ヶ辻」だの、「花陽炎」(これはライブです)だの「タンゴ・ロマンティック」(これは舞台です)だのが全部存在しているらしい、〜」(p.316)ということのようです。
それならそうと最初から言っておいてくれればいいのに、と思いますし、そうか栗本「大正浪漫サーガ」(p.317)と思って読めば結構面白く読めます。むしろもっとヴァンパイアの妖しさを前面に押し出した描写があると、もっとらしくなったのではないかとも思えます。
と、いろいろ思うところがないわけではないですが、もう少し「大正浪漫サーガ」に付き合ってみようと思わせる話です。

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紙の本大導寺一族の滅亡

2002/03/20 06:15

そして誰もいなくなった?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ファニ−・ヒル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 いわくありげな華族のお屋敷、体が弱い美少年、座敷牢に監禁されている男か女かもわからないようなその姉(兄?)、お稚児さん趣味の肉体派美青年。とっても栗本薫している。このあやしい大道寺一族がばたばた死んでいく話で、もちろん内容もとってもおどろおどろしい。滅亡なのでほとんどみんな死んでしまうんだけど、大道寺竜介みたいに生き残った人は、同じシリーズの次作でまた会える。

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