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GOTH みんなのレビュー

  • 著者:乙一
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みんなのレビュー11件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本GOTH 夜の章

2007/09/24 10:38

なかなか……

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶにゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつのことだったか、珍しい名前だなと、本屋でぱらぱらと乙一の本をめくったことがある。題名はおぼえていない。その時はさほど興味を感ずることなく本を棚に戻した。数年経って、この珍しい名前を持つ作家の文庫本が本屋の棚に目立つようになり、現在若者を中心に人気のある作家だということがわかってきた。
 僕はスプラッタは嫌いである。牛タンのスモークは好きだし、以前は好んでレバ刺を食べていたが、それらは決して「舌」ではなく「肝臓」でもなく、それらを調理したあくまでも「食物」なのである。映画や小説に描写されるスプラッタ場面から食物としての臓器を連想するのは難しい。
 スプラッタがダメなら乙一の「GOTH」は読まないほうがイイよ、と親切にも忠告してくれたのは高二の娘である。「わたしは平気だけど……」。どうやら乙一の作品には黒いのと白いのがあり、この「GOTH」はきわめつけ黒いらしい。
 では読んでみよう、と天邪鬼な僕は二分冊の文庫本を買ってきた。つまらなければやめればいい。内臓ばかり飛び散らかすものだから、干涸らびた残骸のような中身のないホラーが生まれる。そんな小説なら読む必要はないだろう。
 ということで、読み始めた。やはり、のっけから、解体新書である。殺人鬼にえぐり取られた目や耳が……。しかし、なぜか、そんなに気持ち悪くない。いや、なかなか、どうして、大変ていねいに書かれた文章である。六編の連作短編集。ミステリーだと作者が断っているわりには少し偶然に頼りすぎているところもあるが、それでもなお、読む者を惹き付けて離さない何かがある。この「何か」が大事なところであって、きっと若い読者は若者なりに「何か」を感じ取っているのだろうと思う。
 そういえば、夢野久作の「ドグラ・マグラ」や、中井英夫の「幻想博物館」をはじめとする一連の作品群を読み始めたのは高校時代だった。もう30年以上も昔のことであるが、現在の高校生はこういう書物を読むのだろうか。「GOTH」の世界は、かつて愛読した彼らの織りなす妖しい世界と共通するものがある。乙一のこの作品は、決して底の浅いスプラッタでもなければグロテスク小説でもない。たとえば「土」などは究極の純愛小説とも読めるではないか。
 ひょっとしたらこの作家、いつしか坂口安吾の凄絶な傑作「夜長姫と耳男」に匹敵する物語を書き上げるかも知れない。
 その時が来たら、また読んでみようと思う。

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番外篇という不気味さ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る

本編を読んでからずいぶん経った。
内容なんてほとんど覚えてないが
久し振りにGOTHを開いた途端
ぞっとする奇妙さとともに
そうだ、これだ!これがGOTHの世界だ!と
思い出した。

森野は写真を~となっているが、
今回は犯人のモノローグが主文。
それで主役が森野夜。
7年前の事件現場で2人が会い離れるまでの
ほの暗さを体感して頂きたい

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紙の本GOTH 僕の章

2013/08/15 16:59

夜と僕

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まゆげ - この投稿者のレビュー一覧を見る

夜の章を読了後、辛抱たまらず続編?を読み進めました。

作者に騙されまいと思いながら、またもや騙される。
悔しいけど、清々しい。

読み続けるうちに、深層心理の記憶を呼び覚ましてくれたり、不思議な感覚世界に入ってしまいます。

ジャンルは、乙一ワールドと名づけたいくらい。

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紙の本GOTH 夜の章

2006/06/06 01:22

性欲にも似た欲望を満たす。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:由季 - この投稿者のレビュー一覧を見る

描写が、というわけではないんだけど、題材というか雰囲気とかが全体的にグロい。
でもなんか、生唾を飲み込みながら読んじゃう感じ。
この作品を気に入るのって、人間として結構ヤバいんじゃないか…!?と思ってしまったが、なんか結構面白かった気がする♪(笑)
特に、乙一お得意の「主格虚偽」マジックにはまんまとやられました!
この作品は「僕の章」とセットなんだけど、よく出来てる。
乙一作品の中で上位にきますね。ぜひ一読あれ!

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紙の本GOTH 夜の章

2005/08/08 02:25

目には目を、怪物には怪物を。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:川内イオ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と
化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、
深淵もまた等しくおまえを見返すのだ」
(フリードリッヒ・ニーチェ『ツァラトゥストラは
かくかく語りき』より)
『GOTH』には、猟奇的、変質的な傷害、殺人事件が、
グロさを伴わない、雲ひとつない空のように爽やかで、且つ
脳に映像を喚起させるようなリアルな描写で描かれている。
連続殺人者の細やかな「殺害メモ」が記された手帳。
物語は、主人公「ぼく」の同級生・森野という、
「死」の匂いに鋭敏な女子高生が、地元の喫茶店で
偶然その手帳を拾うことから流れ始める。
「ぼく」は、高校の同級生や家族とも普通に会話を交わし、
何の問題もなく生活する、表面上はごく一般的な高校生。
森野は、自らクラスでの存在感を消し、他人との
交渉の一切を絶っている幽霊のような存在。
が、あるきっかけで互いが同好の士であることを知り、
森野は「ぼく」とだけコミュニケーションを持つようになる。
同好。
それは、猟奇的、変質的な事件の情報を収集する趣味。
森野は、その出自と生育環境からくるのだろう嗅覚で、
無意識のうちに、目を背けたくなるほど残酷で、
なぜか少し悲しい事件の匂いを嗅ぎ、怪物に近づいてゆく。
孤独を舐める殺人者が浴びる赤い血の飛沫。
孤高を気取る殺人者の耳に残る断末魔の声。
そして「ぼく」は、無自覚に危うい道を歩む
森野の理解者として、互いの距離を縮めてゆく…。
冒頭の、誰もが映画や小説で一度は耳にしたことが
あるであろう、使い古されたニーチェの言葉。
言うまでもないが、この一節は、正義をもって
怪物と闘う「まともな人間」への警鐘だ。
だがニーチェの生きた時代から、社会は変質した。
怪物は既に多く世に放たれ、闘う者は疲弊し衰弱した。
怪物の足跡は雑踏に埋もれ、闘う者は混乱し自失した。
今、社会を跋扈する怪物を捕らえることができるのは、
無感情に深淵をじっと覗き込む、怪物だけなのかもしれない。

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電子書籍GOTH 夜の章

2022/06/08 21:06

異色な連作短編

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る

中二病を引きずっているような二人の高校生が関わる三つのミステリーエピソード。他の作品にはない独特の雰囲気があり楽しめた

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電子書籍GOTH 夜の章

2022/01/09 21:16

読み易いミステリー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る

すいすい読める短編3本収録。2本目の「犬」は犬好き注意な描写アリ。乙一先生作品は文章が明確で読み易くて好きです。速読しても(先が気になって速読になる…)情景が目に浮かぶ

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紙の本GOTH 僕の章

2013/10/19 01:59

「夜の章」(上巻)から読みましょう

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る

2002年出版の「GOTH リストカット事件」を、文庫化にあたって二分冊化したものである。
この「僕の章」は下巻となるので、ぜひ上巻である「夜の章」から読んでいただきたい。

主要登場人物は、高校2年生の「僕」と、同級生のヒロイン「森野夜」の二人であるが、詳しくは「夜の章」に書いたレビューを参照されたい。

本書には、「リストカット事件」「土」「声」の三編が収録されている。
物語の意外性(ラストのどんでん返し)としては、「土」「声」が楽しめるはずだ。

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紙の本GOTH 夜の章

2013/10/19 01:57

主人公の「僕」が出逢う猟奇事件

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る

2002年出版の「GOTH リストカット事件」を、文庫化にあたって二分冊化したものである。
「夜の章」が上巻、「僕の章」が下巻となっている。
ぜひ、こちらの上巻から読んでいただきたい。
著者は、2003年に本書で「第3回本格ミステリ大賞」を受賞した。

主要登場人物は、高校2年生の「僕」と、同級生のヒロイン「森野夜」の二人だ。
二人には、殺人や猟奇的な事物に魅かれるという共通の嗜好があった。
その為二人は、世界中の拷問器具や様々な死刑の方法について話したり、興味を抱いた殺人事件の切り抜きを集めてスクラップブックを作ったりしていた。
ただ、二人の違う所は、「僕」が、同級生と普通に会話し、冗談を言ったりして表面的には人間関係の円滑を図り、本性を悟られないようにしているのに対し、森野はいつも無表情な顔をしていて、話しかけられても気のない返事しかせず、人を避けるようにしているのだった。
物語は、二人が様々な殺人事件・猟奇的事件に関わっていくことで、進行する。
ミステリであるので、謎解きや犯人捜しがあるのだが、それは専ら「僕」が担い、森野は、むしろ狂言回しのような役をさせられたりして、ほぼ事件の真相に気付かなかったりする。

通常のミステリと異なる点は、犯人を特定した「僕」が、決して警察に通報しないと決めているということだ。
「僕」は、犯人の逮捕には全く興味がなく、犯行の動機や心理、心の内に強く関心を示し、犯人に直接会ってみたりする。
主人公が、殺人・猟奇的事件に興味を持ち、犯人の心理や犯行時の気持ちなどに強い関心を示し、しかしながら決して警察には報せない。
この屈折具合が、この作品の特徴と言えるだろう。

本書「夜の章」には、「暗黒系」「犬」「記憶」の三編が収められている。
「暗黒系」は、いわゆる「連続バラバラ殺人事件」を扱っているので、その死体の描写が少しグロテスクである。
しかし、物語的にはあまり意外性はないと言える。
一方、残りの二編はその結末に、意表を突くトリックが用意されている。

下巻「僕の章」にも、同じく三編を収録。

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紙の本GOTH 夜の章

2010/10/17 15:33

とらえどころない世界観「乙一ワールド」の哀しさ。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

乙一作品を読むのはこれが二作目。乙一と聞くと「エグイ」「グロい」「ホラー」というイメージがわたしの中になぜか定着していて、なかなか手が伸ばせずにいたのだ。

しかし『夏と花火と私の死体』を読んでみて、思っていたよりもグロくもなく霊的な怖さもないかもしれないと、気付いた。そして単純に乙一は巧い、とも思った。

しかし「巧い」ことと「好き」であることは必ずしもイコールではない。『夏と花火と私の死体』が醸し出す雰囲気はわたしの好みではない。でももう数冊は読んでみたい。そんな揺れる乙女心(誤植ではありません)の背中を押してくれたのは、確からぴさんのレビューだったか。


このところ世間を震撼させている連続殺人事件。犯人は殺害した女性の身体をバラバラに解体し並べると言う。その殺人犯の日記らしき手帳を拾ったと同級生の森野夜が僕に言った。その手帳には、まだ明るみになっていない第三の被害者についての記述もあった。森野と僕はその手帳を手がかりに、第三の被害者である水口ナナミの捜索に出かけることにした。
 「私は、この事件のことをニュースで見るのが好きなの」
 「どうして?」
 「異常な事件だからよ」


森野と僕が水口ナナミの死体遺棄現場に向かったのは正義感からではない。彼らは残虐な行為をしでかした犯人に興味があるだけだ。
 しかし、僕たちは手帳の持ち主が行った事件の禍々しさの虜になっていた。犯人は日常生活のある瞬間に一線を踏み越えて、人間の持つ人格や尊厳を踏みにじり、人体を破壊しつくしたのだ。


本書には僕が語り部となって語られる3つの事件が収められている。僕が殺人者になるわけでもないし、森野が殺人者になるわけでもない。彼らのスタンスは終始、上で引用した具合だ。

登場する事件は猟奇的だけれど、その描写が信じられないほどグロいというわけではない。残酷は残酷だけれど、そこを追究しているわけでもない。

ただ、哀しいな、と思った。しかし不思議なことに、どこが哀しいのか具体的に説明ができない。ただ漠然と読み終わったときに、哀しい、と思ったのだ。

ミステリのトリックとしてはやはり巧い、と思わずにいられない。短い作品の中に、意表をついた小技を効かせてくる。でもやっぱり…この哀しい雰囲気がとても苦手だ。

残酷なのに毒気が感じられない。だからこそ不気味に感じるのかもしれない。

でも「哀しい」と感じるのはどうしてだろう。作品全体から漂う雰囲気に重さを感じてしまう。そして気が滅入りさえする。

それに比べて、あとがきのなんとも軽やかなことといったら! この対比がまた著者の魅力でもあるのだろう。

それでもわたしはやっぱり、乙一のこの、捉えどころのない世界観が苦手だ、と思う。



『GOTH 夜の章』収録作品
・闇黒系
・犬
・記憶

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紙の本GOTH 僕の章

2010/10/17 15:31

なんとも言えない「哀しさ」が漂う。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『GOTH 夜の章』の続編になるのかな? 

『GOTH 夜の章』は森野「夜」に焦点を当てた三篇だったけれど、本書には「僕」に焦点を当てた三篇がおさめられている。

ただ面白いことに「夜の章」では「夜」に焦点を当てはお話を語るのは「僕」の役目だったのに、「僕の章」では語り部は「僕」の他にでもない第三者が務めている。「焦点を当てる」ことと「主人公になる」ということは必ずしもイコールではないのだな、と新たな発見をした。


残酷な事件や現象に興味をかきたてられて止まない森野と僕。ふたりの出会いは、ちょっとした偶然の産物。ある日の放課後、森野が僕に話しかけてきた。
「私にも、その表情のつくりかたを教えてくれる?」

僕はたいてい、だれかと話をするときは微笑みを絶やさなかった。しかし、内心ではまったくの無表情であることを、森野はなぜか気づいていたらしい。だれにも見破られなかった演技を、彼女の嗅覚はかぎとったのだ。


森野と僕は似たもの同士…でも、少し違う。

『GOTH 夜の章』に比べると本書のほうが幾分読みやすかった。登場する事件の「犯人」たちはひと言でいえば「異常」であることに変わりはないのだけれど、嫌悪感は覚えない。このあたりが乙一作品の魅力でもあり、異様な点でもある。

なんなんだろう。この捉えどころのない世界観。しかし相変わらず「哀しい」という気持ちは抱いてしまう。ただ『GOTH 夜の章』と違って、気分は滅入らない。

それはきっと、ところどころに「人間ぽさ」を感じられるから。
百メートル先に自販機があるから、そこでジュースを買ってきてもらえないでしょうかと丁寧に頼んだ。
「目の前にコンビニがあるけど、ぜひ遠くにある自動販売機のジュースが飲みたいと思うのです。もちろん、きみに話を聞かれないよう追い払う目的でそうしているのではないよ」。


無言で森野は戻ってきた。よく見ると彼女の手には、柑橘系のジュースが一本、握られているだけである。三人いるのだから三本買ってこなければいけなかったのではないかと僕が指摘すると、あまりに待ち時間が長くて二本は飲み干してしまったのだと彼女は言う。なおかつ、その柑橘系のジュースはだれにも渡さないと主張した。外見からはよくわからなかったが、彼女の機嫌は悪いようだった。


作中、僕がある人からこう問われる場面がある。
「やっぱりそうなのね。森野さんに愛情を抱いているから?」

それに僕は心の中でこう答える。
愛情ではありません、これは執着というのですよ、(後略)。


執着と愛情の境目はよくわからない。でも、その執着がいつか愛情に転化することもあるのでは、と邪推してしまう。

森野と僕の「人間ぽさ」が垣間見られる『声』が一番好きだなぁ。


さて余談だが、乙一のことをずっと「おといち」と思っていた。
(正しくは「おついち」)
思い込みって恐ろしい。そしてごめんなさい。

『暗いところで待ち合わせ』をもう長いこと積みっぱなしにしているのでそれを読んで、乙一ワールドからは卒業することにする。



『GOTH 僕の章』収録作品
・リストカット事件
・土
・声


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紙の本GOTH 僕の章

2018/06/17 15:34

表紙並べて悦に入る。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る

『土』の結末が鳥肌が立つ程良い。
こういう物語を書ける作家が今もいるというのは嬉しい。
『声』は描写のトリックに拘り過ぎて肝心の内容がぱっとしないな、と感じた。

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紙の本GOTH 夜の章

2018/06/17 15:30

楽しめる。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る

名前は知っているもののあまり読んだことのない作家。
ネット上でファンアートを見かけたりすることは多かったので
その印象からグロ系ホラーなのかな?と思っていた。
読んでみたら普通にミステリだった。幻想文学寄りミステリ。
元々ラノベだったそうで、非常に読みやすい。
グロっぽいシーンもあるものの描写がサラッとしてるのでグロ感を全く感じない(個人差有?)
『犬』は出だしから叙述っぽかったので深読みしながら読んだけども
真実には全く気付けなかった。ところどころ感じた違和感の原因はこれか!と脱帽。
あとこの人あとがき面白いですねえ。

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