地の日 天の海 みんなのレビュー
- 著者:内田 康夫
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紙の本地の日天の海 上
2014/09/10 21:47
公方信長秀吉
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んだ印象としては、たまに随風の視点が出てくるところが新鮮だったが…天海が主役の小説を期待していたら少し違った。天正18年の時点で、江戸に上野という地名があったのか?疑問。
紙の本地の日天の海 上
2013/03/17 20:53
織豊徳時代に飽きは来ないのか?
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は浅見光彦シリーズの内田康夫が、何と時代小説を著した一編である。時代小説とは言っても佐伯や上田のような史実に隠れた物語を創作する小説ではない。随風という僧侶を狂言回しにして、物語を展開していく。随風はよく知られている黒衣の宰相である。金地院崇伝とともに並び称されているが、徳川家康に重く用いられたあの怪僧である。
その怪僧の若かりし頃を描くのだが、その背景には足利義昭、織田信長、豊臣秀吉、明智光秀などが登場する。しかし、中心になっているのは秀吉の出世物語とみてもよい。いわば、内田太閤記とでも読んだ方が分かりが早い。
内田によれば、我々が知っている太閤記には嘘が多いとのことである。一般に知られている豊臣秀吉の出世物語には、よく史料を調べてみるとそういう事実はなかったということが多いようだ。秀吉の出自には分かっていないことが結構多い。そのせいか伝説的な逸話も多いのだ。
内田はその誤解を世に問うために本書を書いたのかもしれない。登場人物は多くなる。随風は僧侶として登場して、有力武将や大名との間に知己を得て、そのために交渉事まで依頼される。
文庫本上下2巻なので、かなりの長編であるが、ここでも内田は持論を展開している。秀吉の出世物語とは言え、当初の展開は細川、明智などの足利幕府の重臣が徐々に織田信長に傾倒していく運びである。その重臣明智光秀がなぜ追い込まれて信長を本能寺に襲ったかの心理を推理して描写している。
この本当のところは明智光秀本人に聞いてみなければ分からないが、後が続かないことはわかっているのに、なぜ信長を滅ぼす気になったのかは、様々な説を創作するのに小説家としては格好の素材であろう。それにしても日本人はこの織豊徳の時代が好きなのだろうか?
多様な勢力の確執があるからなのか? あるいは各武将の性格が世に知れていて、それを描けば自ずと注目されるからだろうか? それに飽きる頃には対象の世代交代が生じているからだろうか? ミステリー作家である内田康夫まで描くこの時代の小説の魅力とは何であろうか? 私にはそれが謎である。
紙の本地の日天の海 上
2012/02/02 09:25
プレゼントに
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投稿者:mamu007 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内田 康夫の書籍が大好きな母へ上下セットでプレゼントしました。
少し難しいところが読み応えがあって良いらしいです。
とても喜んでいたので他の本もプレゼントしようと思います。
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