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電子書籍

美女たちの西洋美術史~肖像画は語る~ みんなのレビュー

  • 木村泰司 (著)
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

キリスト教の変革史と照らしながら西洋肖像画がどう変化したかが良く分かる良書。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 この著者の前二著作『名画の言い分 数百年の時を超えて、今、解き明かされる「秘められたメッセージ」』と『巨匠たちの迷宮-名画の言い分』に大変感銘を受け、昨2010年11月に出版されたこの書も手にした次第です。
 またしても私の期待を裏切らない、平易かつ明快に西洋美術鑑賞のヒントを与えてくれる良書であった。それが私の率直な感想です。

 今回は古代ローマ時代から20世紀のポップアートまでの西洋肖像画十余作品を取り上げ、それぞれの絵画が生まれるに至る時代背景や被写体である人物の波乱に富んだ生涯などを、美しい図版とともに紹介してくれています。

 殊にキリスト教の変遷史に沿って肖像画の描き方が大きく変わっていったさまを分かりやすく解説していて、大変興味深く読みました。
 西暦380年にキリスト教がローマ帝国の国教となったのを境に、異教徒の偶像崇拝が禁じられたこと。
 キリスト教では人間は神より劣り、肉体は魂・精神よりも劣ると考えられたため、ローマ風の写実的な表現が中世キリスト教美術では否定されたこと。
 そのためルネサンス時代に古代芸術が再び息を吹き返すまで中世期には肖像表現が暗黒時代に引きずり込まれたこと。
 正面を向いた肖像画はキリストにのみ許されていたものが、宗教改革後は偶像崇拝を禁じるプロテスタントの被写体で見られるようになったこと。
 北方ネーデルランドの影響下では人物を暗い背景に置く描写が広がったこと。
 などなど、今後西洋の肖像画を眺める際には頭の引き出しから取りだしてみたい鑑賞の手引きに満ちています。

*「綺羅星のごとく」という表現に「きらぼし」とルビがふられています。この表現は大辞林を引くと「『綺羅(きら)、星(ほし)の如し』という言い方から、誤ってできた語」とあります。

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絵の寸法、技法、下地といった基本データの欠如は、この手の本としては失格としか言いようがありません。いい図版が多いことは認めたうえで、でも美術本としての最低条件を満たす努力不足!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ新書の装幀なので、とりたてていうことはないのですが、担当に「アラン・チャン」とあると、この人はどんな経歴の装幀家なんだろう、とは思います。それと、光文社の本ていうか、ノベルスにしても文庫にしても、古典文庫以外はかなり派手めの意匠なので、このおとなしいカバーを見ていると、どこの会社の新書? って思ってしまうことは事実。それにしても、こんなに各社から新書がでるとは・・・

で、この本、タイトルだけ見れば中野京子の新作だ、って思います、フツー。だって、同じ光文社から同じようなタイトルの本が出ているわけですから。ともかく、中野の仕事と差別化ができないわけです。どっちが先とか後とかは言わないし、この手のものが似通うのは仕方ないとしても、同じ出版社から同じ年に相次いで出されると、企画自体が安易とは思われる。もっと困るのが、どこかで読んだような、という感がついてまわること。

無論、内容は全く異なります。中野は絵画そのものを論じることは少なかったのに対し、少なくとも木村は肖像画とは何か、そして横顔から四分の三正面像への変遷、肖像画の背景などへの言及があります。それと掲載された図の多さが立派で、そのレイアウトもかならず言及のあった頁に関連図が配され、とても分かりやすい。

とはいえ、木村の本も中野の本も基本は美術史ではなくて、描かれた人々の人生にあるので最終的に似通った印象を与えます。それと、この『美女たちの西洋美術史』についていえば、絵の寸法、技法、下地といった基本データの欠如しているのは、この手の本としては失格としか言いようがありません。おまけに掲載図の所蔵先が明記されたり、そうでなかったりとバラついている。「美女」から攻め込む商売上手には感心するし、他にも得るものは多いのですが、あと一歩の感がついてまわります。勿体ないなあと。

いい図版が多かったので、ここで紹介をしておきます。

17P ピネロッサ『ハンガリー王ジギスムントの肖像』、37P デューラー『マクシミリアン1世』、42P ピネロッサ『ジネヴラ・デステの肖像』、47P レオナルド『イザベラ・デステ』、50P ラファエロ『バルダッサレ・カスティリオーネの肖像』、51P レオナルド『白テンを抱く貴婦人』、57P ジャン・フーケ『シャルル7世』、64P ジャン・クールエ『マルグリット・ド・ナヴァール』

75P ファン・クレーヴ『王妃エレオノール』、91P ホルバイン(子)『ヘンリー8世像』、99P ホルバイン(子)『アン・オブ・クレーヴス』、108P アントニス・モル『メアリー1世』、119P アントニス・モル『サー・ヘンリー・リー』、133P フランソワ・クルーエ『王太子フランソワ』、137P 画家不明『喪服姿のメアリー』、142P 画家不明『モル伯』、151P ニコラス・ヒリヤード『幽閉中のメアリー・スチュアート』

173P ルーベンス『自画像』、187P ヴァン・ダイク『自我像』、197P ベラスケス『自画像』、201P ベラスケス『マルガリータ王女』、219P ナティエ『狩の女神ディアーヌに扮したポンパドゥール夫人』、222P フランソワ・ブーシェ『ソファに横たわる裸婦』、233P ヴィンター・ハルター『自画像』、237P ヴィンター・ハルター『オーストリア皇后エリザベート』、241P ヴィンター・ハルター『ロシア皇后マリア・アレクサンドロヴナ』

がそれです。勿論、各章の扉にはその章を代表する作品が掲載されています。目次紹介を兼ねて写しておきます。

目次
序章----美術史の中の肖像画
第1章 マリー・ド・ブルゴーニュ----ハプスブルク家の繁栄を築いた美女
第2章 イザベッラ・デステ----ルネサンスの熱狂を生きた美女
第3章 アニエス・ソレル----聖母になぞらえられた公式寵姫
第4章 ディアーヌ・ド・ポワティエ----苦境に屈しない永遠の美
第5章 アン・ブーリン----野心で愛を勝ち取り、処刑された悲劇の王妃
第6章 エリザベス1世----王国の偶像となり、国家と運命を共にした女王
第7章 メアリー・スチュアート----女として生きた「女王」
第8章 ガブリエル・デストレ----王と国家に尽くした寵姫の鑑
第9章 マリー・ド・メディシス----尊大な自我の運命
第10章 ヘンリエッタ・マリア----プロテスタントと結婚したカトリックの姫君
第11章 マルガリータ王女----天才が描き出した落日の王族
第12章 ポンパドゥール夫人----ロココの「女王」の華やかな戦い
第13章 マリー・アントワネット----国民に憎悪された王妃
第14章 ヴィンターハルターの描いた貴婦人たち----肖像画の落日
終章 ジャクリーン・ケネディ・オナシス----アメリカの偶像
 主要参考文献

最後は、カバー折り返しの言葉の引用。

私たち人間は、家族や恋人のイメージと共にいつも暮らしていたい、そし
て愛する人のイメージを永遠のものとしたいと思う生き物です。その欲望
に応える一つの手段として、個人の肖像がありました。
人類の歴史は、愛や欲望によって大きく動かされてきました。そして同じ
ことが、西洋美術における肖像画の発展にもいえます。肖像画も、愛と欲
望の産物なのです。           (序章より一部改変して抜粋)
西洋美術史を華やかに彩った麗人たちの肖像画。華やかな笑顔の裏には何
が? 画家が描き出そうとしたものとは? 一枚一枚の肖像画から、ミステ
リーのように浮かび上がる美女たちの運命、性、愛と悲劇。ヨーロッパの王
侯貴族を中心に語る、15章の西洋美術小史。

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落差に苦笑い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者の書き方が人物によってあからさまに違うのに少々笑ってしまった。美術史家といえどいかにも女らしくて尽くすタイプの女に甘いのね。

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