安楽探偵 みんなのレビュー
- 小林泰三
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
4 件中 1 件~ 4 件を表示 |
紙の本安楽探偵
2023/05/22 20:43
先入観というトリック
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間は先入観に左右されやすい。相応しい場所に、それなりの恰好をした者がいれば、あえて確認せずとも人物の素性を思いこんでしまう。それを避けようと気を付けていても、相手が一枚上手であればいつの間にかその術中にはまってしまう。全6話からなる連作短編集である本書は、多くが思いこみや先入観を活かした内容となっている。「だましてくるぞ」との警戒心すら逆手に取られている気がする。あるいは作者の作風から来る期待の裏返し。ここは怪しいぞ、と思った部分がさして意味がなかったり「やはり」とほくそ笑んだ部分にさらに裏があったり。
紙の本安楽探偵
2019/05/24 13:27
狙いは面白い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えにぐま - この投稿者のレビュー一覧を見る
安楽椅子探偵をただ安楽してるだけ、という皮肉にからめて、事件の依頼人の証言が推理の手がかりのすべてとなってしまう安楽椅子探偵が推理を誤る、事件の真相を見抜けず真相は意外なものだった、というのが狙いの作品。
狙いは面白いのだけれど、そこからぶれてしまっている作品もあり、全体としての完成度は今一つと言わざるを得ないか。
最近刊行ペースが速いので締め切りの追われてるのもあるかもね。
紙の本安楽探偵
2016/10/06 18:28
だまされた!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文体の毒は「玩具修理者」に比べて抑え気味。
それだけに叙述トリックにしてやられた感が残る。
「ダイエット」はラストまで依頼者は逆方向の摂食障害状態になっていると思っていたし、「食材」も同じく。
そして「モリアーティ」でそうきたか、と思わせる。
紙の本安楽探偵
2016/03/10 22:09
気持ち悪い会話
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Zero - この投稿者のレビュー一覧を見る
気持ち悪い会話を書かせたら日本一の作家。今作でも日本語は通じているのに話が通じないというイライラする会話は健在だ。最終話でオチているようなオチていないようなというモヤモヤは残るが、まずまずの佳作。
4 件中 1 件~ 4 件を表示 |