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電子書籍

葉崎市シリーズ みんなのレビュー

  • 若竹七海 (著)
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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
9 件中 1 件~ 9 件を表示

コージー・ミステリって、若竹作品が一番

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

プラスマイナスゼロを読んだら、若竹作品を猛烈に読みたくなってしまって、本棚を漁った。そこでまず手にしたのが、本書。
『猫島ハウスの騒動』。
……って、タイトルからして可愛らしい。

舞台は架空の街、葉崎。さらに詳しく言うなら、葉崎市の猫島海岸と干潮時には歩いて行き来できるという島、猫島。

この猫島、名前の通りにたくさんの猫が暮らし、島のあちこちには観光客目当てに『猫の安らぎ』『猫のため息』『猫の満腹』等、愛らしい名前をつけた入り江などもあるという、小さいけれどちょっとした田舎のリゾート地。

時はシーズンたけなわの夏休み。
家業の『猫島ハウス』なる洋風民宿を手伝う、高校生、響子ちゃんの周りで巻き起こる事件の数々。

ナイフなんて物騒なものが登場し、過去の三億円強奪事件も顔を出し、殺人事件なんかも起きるのだけど、舞台はのどかだし、やたらと可愛らしい猫が闊歩しているし、人をくったようなキャラクター満載で、緊迫感のないことはなはだしい。

それでも事件はきっちりと起こって綺麗に幕を下ろし、ちゃんとしたミステリとして謎解きもできる。

あぁ、やっぱりコージー・ミステリって、若竹作品が一番だわ、と再認識させられる作品だ。

ちなみにある日の猫島ハウスの夕食メニューは、以下の三品。

・葉崎牧場の特製フィレ肉のステーキ(空豆のバターライス付き)
・猫島近海でとれた新鮮な金目鯛のアボカドソース(夏野菜のソテー付き)
・「猫アイス」(ソフトクリームを皿にひねりだし、冷凍フルーツと猫の形のクッキーを添え、チョコレートソースで猫の顔を描く)

なんて美味しそうなんでしょ。

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紙の本ヴィラ・マグノリアの殺人

2019/03/13 02:00

毒ありのコージー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る

若竹七海さんの、コージーな方の小説です。とはいえ、やはり多量の毒を含んでいます。
コージーな方の小説といえども、出てくる”嫌な”登場人物は、現実世界でも必ず出会ったことのあるタイプの人で(大げさな表現はされていると思いますが)、心が痛くなります。

今回、「すべての人が怪しすぎる」「全員が犯人じゃなさそう」という状況が同時発生して、推理の方は難易度が高かった気がします。こういうリードの仕方が、若竹七海さんですね。かなり楽しめました。(私が葉崎市のシリーズをランダムに読んでいるせいで、これより後の別の本に出てきた登場人物との比較で、犯人から自動的に除外されてしまう登場人物が発生するという出来事もありましたが。)
文章は読みやすく、ぐいぐい読めるので、時間が経つのを忘れて読み進めてしまいます。

双子がとても可愛いです。

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紙の本古書店アゼリアの死体

2014/06/18 15:43

まさにコージーミステリ

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

さまざまな人間関係が絡み合って、見事に最終章へと向かいます。後味も悪くなくすっきり、おすすめの一品です。面白かった。

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コージーの中でも、重くなく。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回は、猫島の話ということもあってか、若竹さんのコージー作品の中でも、特に重くない作品だと感じました。ヴィラ・マグノリアやクール・キャンデーは、心にズシッと来る事もありましたが、今回は、本当に一貫して軽やかに進みました。(事件自体は、かなり悲惨な感じでしたが。)ポリス猫DCもそうでしたし、猫島の話は、意識して重くないのかもしれません。
とはいえ、人間関係は色々ですし、若竹さん作品らしさはそのままです。客商売や社会人の苦労も感じますし…

葉崎市シリーズ皆がそうですが、懐かしい登場人物にまた会えるのも、1つの楽しみです。今回も、嬉しい再会がありました。

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どこ見ても猫

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る

人はあまり住んでないけど、猫はたくさん住んでいる猫島の話です。コージー・ミステリということで、毒は控えめ。
とにかく、警察猫(で良いのか?)のDCが、可愛くて格好いいです。誰よりも賢く、空気も読める。なんという素敵な猫なのでしょう。

連作短編、というのでしょうか?随所に散りばめられた伏線の回収の華麗さは、さすが若竹七海さん、という感じでした。
最初と最後の、DCが猫島に来る前の話は、ホロリときます。

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紙の本古書店アゼリアの死体

2005/01/03 21:07

文中に出てくるロマンス小説談義が素晴らしい。ここだけを取り出せば★5つもの。ちょっと空回り気味のお話を助けてくれるのいはご存知、杉田比呂美のイラスト

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「相次ぐ不運に嫌気がさした相沢真琴がたどり着いた葉崎市。彼女を海岸で待っていたのは若い男の自殺死体だった。その彼女に手を差し伸べたのが古書店アゼリアの主人で富豪の前田紅子だった」推理小説。

本の宣伝文句にはコージー・ミステリとある。一体なんだ? そんな疑問を吹き飛ばすのは、イラストレーター杉山比呂美と若竹のゴールデンコンビ。

31歳の相沢真琴の夢は、海に向って大声でバカヤローと叫ぶこと。勤め先の編集プロダクションは倒産し、彼女の打ち出した路線だけは雑誌に受け継がれていく。憂さ晴らしの泊ったホテルは火事で延焼、ショックで脱毛症になり、新興宗教に声をかけられ、強引な勧誘から逃げる時に足首を捻挫。だから神奈川県葉崎の海岸に憂さ晴らしに来た。そこで彼女を待っていたのが若い男の死体。早速、疑いは発見者の真琴に。

その男は一通の手紙を持っていた。そこには前田満知子という名前が。葉崎一帯で勢力を誇る前田家の本家の主人で〈葉崎FM〉〈前田満知子オフィス〉の社長 前田満知子の名が、警察署を揺り動かす。満知子のご機嫌ばかり気にして、早々に事件に幕を引こうとする署長、満知子の言うことを鵜呑みにする署長に反発する現場の担当者。

真琴の言うことを信用しない警察署の五木原巡査部長30歳と、部下のことを気に掛ける上司の駒持警部補は、とりあえず真琴に町に残ることを求める。警察が紹介したホテルに泊ることになった真琴は、食事に出かけた町で古書店を見つける。和服を着た老婦人が客に罵声を浴びせる現場、ロマンス小説ばかりを並べる奇妙な書店。絶版本や奇書珍書が溢れる店。

それが72歳の店主 前田紅子との出会いだった。彼女は満知子の伯母にあたり、大のロマンス小説好き。古書店で繰り広げられる真琴と紅子のロマンス小説談義は読んでいるだけで楽しいが、なによりそれを喜んだのが入院して健康チェックをしようとしていた紅子だった。彼女は一ヶ月間だが、真琴に店を任せることにする。

しかし、それが真琴を更なる不幸に巻き込んでいくことになるとは。葉崎FMのディレクター工藤、パーソナリティーの渡部千秋、前田満知子の娘で美貌のしのぶ。満知子の秘書の古川恒子、ホテルのフロントの篠山麻衣、歯科医の丸岡など多彩な人々が、旧家の不可解な動きの中に巻き込まれていく。死んでいた男は、十年以上前に行方不明になった紅子の甥の息子なのか。

冒頭に前田家の系図が載っているが、これを理解しておかないと話が分からなくなる。それから、トリックがある話ではないので、驚きは少ない。そのかわり文中でのロマンス小説談義をもっと楽しみたかった人のためだろう、親切なことに巻末におまけとして前田紅子のロマンス小説注釈が付いている。

相変わらず若竹らしい、柔らかな雰囲気の小説だが、登場人物の数の割りに、複雑な感じがするのはなぜだろう。もしかすると、私が大嫌いな家系というものが絡んでいるせいかもしれない。核家族化が進み、都会に出てきたせいで、遠い親戚との付き合いもしなくなった今の人々には、案外この手のものが苦手かもしれない。そのせいかユーモアもソフトなラブ・ロマンスも今回は空回りしている気がする。それでも杉田比呂美の優しいタッチのイラストは、見ているだけで心を温かくしてくれるからありがたい。

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どこか穏やかな感じのするミステリー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

葉崎市(架空の街ですが)シリーズの4作目です。
シリーズといっても舞台が葉崎市で所々に何箇所か共通する建物や人物やエピソードなどが出てくるだけで、ストーリー的にはなんの関係もないので、どの作品から読んでも良いのですが。

この作品もミステリー、それも殺人事件なので重くなりそうなものなのですが、若竹さんの巧みな技によってどこか穏やかな感じが全編に漂っている読み物となっていました。

最後にはほぼ全ての謎は明かされるのですが、ただ一つだけ、語り手の杉浦響子と同級生の菅野虎鉄の間に修学旅行で起こったことだけは明かされません。
それがやけに気になる最後でしたね。

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紙の本ヴィラ・マグノリアの殺人

2016/02/27 10:55

お菓子と紅茶と殺人

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は自らの作品をコージー・ミステリーと呼んでいる。凄惨な事件よりもユーモアたっぷりな謎解きが味わい深い。神奈川県の架空の町葉崎の風光明媚さにもよく合う。

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紙の本ヴィラ・マグノリアの殺人

2015/05/30 08:19

コージーだけど、落ち着かず

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

海辺の住宅地、ヴィラ・マグノリアで起こる殺人事件。住人は癖のある連中ばかり。はたして犯人は?

個人的感想
コージーミステリなのだが,いまひとつリズムに乗れず。
登場人物たちがドタバタしすぎて落ち着かないからかな?

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