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電子書籍

橋本治流ビジネス書 みんなのレビュー

  • 橋本 治
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みんなのレビュー11件

みんなの評価3.7

評価内訳

11 件中 1 件~ 11 件を表示

「勝ち組」「負け組」なんぞ断じてない。

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:jis - この投稿者のレビュー一覧を見る

理解できない、もしくは非常に説明が困難な状況を、簡単明快に解説・説明するほど難しいものはない。特に、複雑極まりない現代の日本社会の世情となると、厄介きわまりない。
この困難事をやすやすと行うことが出来るのが、著者橋本治です。まずは「勝ち組」「負け組」の二分法を俎上にあげる。この「勝ち組」「負け組」という言葉の胡散臭さは、ある一定の基準から判断された価値ではなく、なんとなくの雰囲気から見いだされたものであり、バブル崩壊後の「どうしたらいいか分からない」状態から生み出されたと見る。
価値基準を「勝った」、「負けた」の二分法が分かりやすいからそう判断するようになった。「勝ち組」の評価は何処にあるのか、「負け組」は何処にいるのかという問題に発展する。
意外にも「負け組」の正体は日本経済そのものであり、この単純な二分法を持ち出してきた人々が、経済の専門家エコノミストというわけです。
政治の世界においては、もちろん「小泉純一郎」が「勝ち組」です。単純な戦略と大げさな呼びかけで、結果として完璧な二分法の完成者です。改革の旗手として、とても不可能と思えた「郵政民営化」をやり遂げる。「改革者」として登場する事自体が「勝ち組」の構成要素を充分満たし、それに乗っからない反対派を守旧として、「負け組」に落としてしまう。奇術のような不可思議さで牽引役になってしまう。
後半部分は、現在の経済市場分析に使われています。競争原理に貫かれて、戦後突っ走ってきた日本経済が青息吐息で、「消費者」の欲望を刺激する方法が、分からなくなっている。バブルが弾けた以降の日本は、まるでダッチロールする飛行機のようにどこに向いているのか、皆目検討のつかない状態が今だと言うことです。もともと経済は実態のないもので、ただ流れている血流のようなものです。
その中で蠢めき必死で泳いでいる、おやじサラリーマンたちは決して勝ち負けの一元論で計れるものでもないし、価値評価は多種多様であると暗に述べている。現実がある限り、何にも出来ない構造が限りなく続くかもしれないが、そこは我慢という奥の手もある。著者は弱者の応援もしてくれる。
なにはともあれ、この新書を読んで著者のユニークな視点、驚くべき論理展開を味わうのがいい。得した時間の使い方をした気になる。

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紙の本上司は思いつきでものを言う

2011/11/08 10:24

上司がどう言うかよりも、自分の今いる立場を見直す気持になれるかどうか。

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 こういう「いかにもビジネスマン向けのタイトル」の本というのは、私はあまり縁がないのですが、
著者は橋本治さんです。
ですから、この本は橋本治節が全開で「簡単な答え、納得」とか「すぐにひとことでわかるやり方」
なんてものは一切ありません。見事にありません。
橋本治さんを読んでいる人は、「ひとことですぐに教えてもらおう、出来るようになろう」などという怠け者は一切、相手に
していないということがわかるので、このタイトルは意外とクセモノです。
「自分の今いる立場をもう一度、客観的に見直そう」という気が起きる人は起きると思います。

 橋本治さんは、サラリーマン経験はありません。
それなのになぜ、21世紀の日本の会社のあれこれがここまでリアルに書けるのか、というと
「小説家」「物書き」「イラストレーター」というものは、単独で仕事は成り立たず、必ず
出版社など「会社」を通してしか、自分の仕事を発表できない・・・という現実があるからです。

 上司は思いつきでものを言うは別に、サラリーマンに限ったことではなく、どうしてか?
上司は立場が固定されていて、つまりえらいが当たり前、だから下に思いつきで 言いたい放題は、儒教の考えが根底にある。
だから話は聖徳太子の昔、平安時代、鎌倉時代、江戸時代、明治維新・・・と根底の儒教が
どういう風に「いじくりまわされたのか」そして、戦後、民主主義の時代、高度成長期、
バブル期、そして21世紀となるのですね。

 仕事では色々あるわけです。家庭でも色々あるわけです。 国際問題、問題山積みです。
年をとったから、「えらくなる」わけでもないし「賢くなる」わけでもない、ということはさすがに
自分を納得させる理由ではないと思うのですが、それに対しての答えをずばり出していて、
読んでいる私は驚きました。

「あきれる」

です。
理不尽なことを気分次第で思いつきで言われて、(会社でも親子でも国際問題でも)それをまともに
受け止めて、「怒る」「自分を意味なく責める」「文句を言う」「(国際問題なら)戦争する」
はやめなさいよ、とはっきり書いています。

 橋本さんが「あきれろ」と言ったから、現実の場で上司に露骨にあきれ顔するなどということは、かえって
事態を悪くするだけでしょう。
上司なりその人なりは、気分屋で思いつきとはいえ、「自分は正しい」と思いこんでいるのだから、
それに露骨に「反発あきれ顔」なんて人間関係悪化、火に油を注ぐようなものです。
あくまでも、儒教の歴史を知った上で、「気分、思いつきで理不尽なことを言われても
まともに真に受けないがいいでしょう」と言うことだと思います。

 『勉強ができなくても恥ずかしくない』で、橋本治さんは小学生のケンタくんのビー玉エピソードの中で、
ケンタくんがビー玉が上達して上級生に勝っても、相変わらず、ビー玉をよこせ、と横どりする上の子はいる。
成長したケンタくんは、内心「ずるいな」と思うけれども、平気な顔でビー玉を渡すことができるようになった、
というくだりがあります。
気分、思いつきでものを言う上司や人というのは、年が上だから年下の子に「ビー玉よこせ」と横取りする
いじめっ子と同じなのです。
ケンタくんは、以前のようにいじめられた、といって怒ったり、泣いたりはしません。ビー玉上達で自分に自信をもったからです。
 
 人を変えることはできない以上、自分が変わるしかない。自分の気持の持ち方をなんとかするにはやはりただ、
怒ったり、恨んだり、泣いたりしているだけではだめでしょう、と思うのです。難しいことではありますが。
そこを、橋本治さんは、「大体自分が思いつきで書いちゃう」と書きつつも
文章は丁寧で、わかりにくいでしょうが、こういうことでしょ?「よく考えちゃう」と行き詰まるから
「ちょっと考えてね」というとても親切丁寧な本です。

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電子書籍上司は思いつきでものを言う

2016/11/21 19:43

(*^^*)

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はるにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

私も、後輩などに、ものを言うときそうなってないかな?と思い、読んでみました…
分かりやすく、著者は、サラリーマンではないのにすごいなと思いました。

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紙の本上司は思いつきでものを言う

2004/05/09 13:21

めくるめく?橋本ワールドに身をゆだね、ちょっと励まされる?本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BM1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この人の評論はいつもそうだけど、個々の例え話とかは読みやすく、すらすらと読めるんだけど、話があっちこっちに飛躍して、「へ?」とか思いながら読み進めていくと「ああ、なるほどね」と、腑に落ちる(落ちないことも?)という、なんというか、「くねくねとした」文章だなあと思います。
 そんな、いわば、「橋本ワールド」がこの本でも余すところなく展開されていきます。
 「上司は思いつきでものを言う」なんてことは、会社勤めする人間なら一度は考えることだと思うけど、そこからはじまって、なぜか「埴輪を売る会社」が出てきて、「村の青年団」が出てきて、最後は日本が…と展開しています。
 この文章読んでも「なんのこっちゃ?」とつながらないですが、本書を読むと理解できます。
 そして、最後はちょっと励まされるんです。私は少なくとも励まされました。「踊る大捜査線」の青島刑事が言った「事件は会議室で起こってるんじゃない。現場で起こってるんだ!」なんてセリフを連想したりして、「俺もこの現場でもうちょっと頑張ってみようかな」なんて思っちゃったりして。
 気軽に読める新書版ですし、一度、読んでみてはいかがでしょうか。

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電子書籍上司は思いつきでものを言う

2016/02/18 19:33

立ち読みまでで

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Masashige.2101 - この投稿者のレビュー一覧を見る

そうそう、思わず相づち、
最後まで読んでみたくなりました。

こんな上司が鋳なければ、うつ病になって
休職しなくてすんだのに。

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紙の本上司は思いつきでものを言う

2004/08/21 19:39

日本人の根底に生き続ける儒教思想と現代社会が分かる本です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:多磨似読六 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本の題名に期待して読むと内容が違うと感じるので,「上司は思いつき…」を「上の者は思いつき…」とか「首相は思いつき…」と置き換えて読むことをお薦めします。会社の例として出てくる埴輪の会社は唐突で面食らうが,自分の会社に置き換えて軽く考えれば読みやすい。著者が言わんとすることは3章以降に出ていると思います。
 日本でフランス革命のような支配階級打倒の革命がなぜ起こらないのか? 官僚はなぜ責任を取らないのか? なぜ首相がいい加減な発言を繰り返したり,無責任で他人事の言動をし続けられるのか? その答えの一つがこの本を読むと分かる。
 上に立つ者(年齢や役職,社会通念上の関係,官が民の上である意識など)の言うことが正しいとか,従わなければならないとかの意識を下の人間は持っており,そのため責任は上に立つ者(上司)が取るものと考える。この上司は親子に始まり,学校,会社等々と社会構造を上がり最終的には天皇に行き着く。つまり日本人は天皇制の下,全ての責任は天皇に帰着するとの意識で仕事をし,生活しているのである。こう考えると日本を動かす行政府の最上位の上司である現首相の言動が理解出来る。また昨今多発する企業や公務員の不祥事も納得出来てしまう。なぜなら首相のみならず,総裁,事務次官,社長,知事等々だけでなく,その辺を歩いている老人までもが自分以外の誰か分からぬ上司が責任を取るものと思っているのであるから。
 江戸末期,錦の旗と共に天皇を担ぎ出し,明治維新後天皇絶対の下に帝国主義を押し進め77年後に悲劇的結末を迎えることになってもなお天皇制を維持し続け,今も天皇が国事の最終決済をしていることがそれを表している。天皇は戦前と違い国事の決定に関与していないが,国家,国民のあらゆる責任の拠り所としてその存在が必要なのであろう。戦後新たな天皇制に形を変えて60年余りが経過し,次の悲劇的結末が来なければ良いのであるが。
 6世紀以来の儒教思想が本人の意識や教育などとは無関係に日本人の深層に脈々と生き続けいるという著者の考えは当たっていると思う。それが今巷にはびこっている無責任,他人事,自己中心的な行動,平等と言う悪平等,他力本願,全体主義的風潮などの元になっているのではないかと思わせる。

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紙の本上司は思いつきでものを言う

2012/05/31 11:15

橋本治に「え〜っ!」

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る

橋本さん、これ思いつきやあらしまへんか?

 さすが、「とめてくれるな おっかさん」の橋本治。題名のつけかたは抜群です。この題名に惹かれて買った人が、かなりいるだろう。(私もその一人)でも、よく考えてみれば「思いつきでものを言う」部下が、たまたま昇進してそのまま上司になっているのだから、思いつきでものを言う上司がいるのは当たり前。日本に限ったことじゃない。

 橋本治が、本当に書きたかったのは、「日本社会の儒教色」と「日米関係」で、上司とか現場とか呆れるとかは、どうでもよかったのではないだろうか。もし、本気で書いているとしたら、現場を知らないにもほどがあるだ。

 否と思うなら、試しに今度、上司の発言に「え〜っ!」と呆れてごらんなさい。次の人事異動で、ちゃんと結果が出ます。呆れるよりも、この本を何気なく、机の上に置いておくほうが、上司には圧力でしょう。

 読み物としては、それなりに面白い。そして、日米関係だけは本当に何とかしなくてはいけない気にしてくれます。外務省官僚にこそ是非読んでほしい本です。

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これ”乱世”ですか、変な世の中ですね

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hisao - この投稿者のレビュー一覧を見る

兎も角 去年は“勝ち組”“負け組”でやかましい事でした。
事実 昨今世の中 一国の首相をリーダーに“分断の社会”に雪崩をうっています。
その“勝ち組”“負け組”を かって“桃尻娘”や“窯変源氏物語”で文壇をうならせた橋本治氏が分析していると言う事で飛びつきました。
成る程 小説家と言う方は色々難しく考えるものですね。
ご存じ官主導の“会社国家”で戦後の高度成長を達成した日本はまず“大企業”を守る事で民の生活を安定させる事に成功した。やがて成長は飽和状態となり今度は“もっと金を使え、もっと贅沢しろ”で官はバブルを演出する。
経済はフロンティアを求める。輸出ドライブが行き詰まると欲望のフロンティアに火が付けられる。経済が欲望をかき立てる。人間が欲望に踊らされる事による“論理の逆転”
限度を弁えぬメチャクチャな主導の結果バブルははじけ、新しい主導原理として“改革”が叫ばれる。
しかし 経済はもはやどうにもならぬ所まで追い込まれた。経済の拡大が一線を越えたのである。
“指導者や支配者に“経世済民”をやらせていた時代の終わりである“
システムが崩壊し、従うべき理論は無くなり、どう生きていけば良いか解らなくなった日本人。
そこから出てきたのが とにかく“結果”で判断する“勝ち組”“負け組”の論理である。
“経済競争の結果、その競争に勝ち得た者が“未来への展望がある=勝ち組とされ、敗れた者は未来への展望がないとか甘かったと言う事で負け組になる”
“結果的に経済的成功を収めている=頭が良い“と羨望の的になり、その声に反論すれば”負け犬“の遠吠えになる。中間層は自らの負けを認めたくないものだから必死に勝ち組にぶら下がろうとする。
以上が橋本氏の”勝ち組””負け組”乱世の世の分析である。
余談であるが経済学ではこの理屈にデジタル社会の特性である収穫逓増(大きいものはますます大きくなる、勝ちが勝ちを呼ぶ)の論理や弱者に構っておれない非常時資本の本性の論理が加わります。
つい“そんな事ないでしょう”と半畳を入れたくなるが“負け組”を自認する橋本先生は“勝ち組”“負け組”なんて単に一面的な価値観で“つまらないよ”と言います。
何故なら“そのような社会のあり方はおかしい”と言うと“負け組”の欲求不満・ひがみとして“負け組の言う事には耳を傾けて貰えない”からとおっしゃる。
貧乏でも良いけれど、“負け組”故に耳を傾けて貰えないのは文人としてちょっと困ると言う所でしょうか。
まあ そんな持って回った言い方しなくても 負け組がとことん負けて、それだけで馬鹿にされて敗者復活戦もない社会なんて変でイヤな世の中だし決して発展するとも思えない。
そこで処方箋。先生は“経済はもう満杯になってしまった”のにまだ経済を発展させねばと考えたからおかしくなったのだから“元に戻す”べきだと主張します。
おかしくなった時点に振り返れと主張します。例えば“我慢”の効用を説かれます。この辺りはちょっと解り辛いのですが 結局“清貧主義”なのでしょうか?
折角 この様な価値観の根源を経済に求められたのですから、処方箋ももう少し経済的・社会的に探れなかったのでしょうか?

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紙の本上司は思いつきでものを言う

2004/10/01 17:14

官は民の意見をきかなくていい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:じんえい - この投稿者のレビュー一覧を見る

上司の立場を考えない発言が、上司に思いつきを言わせている。聖徳太子の「和をもっと貴としてなす」など十七条の憲法は、儒教を日本人のメンタルティに導入した。これが今日の日本人の行動規範になっている。そして、冠位十二階は、儒教の五徳(仁・礼・信・義・智)をもとにした、序列にした。のち、官位という序列を家柄で固定化して、歴史を下って学歴によって序列を定めた。そして、この序列は、儒教では、上に立つものは徳があらねばならないというのを、上に立つものは徳があるとすげ替えてしまった。これによって、上司は徳があるからすべからず従うべしとなる。そして、徳があるから偉いんだ。だから、思いつきでものを言ってもいいんだとなっているそうだ。したがって、「上司をバカにせず、しかも上司はバカかもしれないという可能性を考慮して行動すべきである」と述べている。

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紙の本上司は思いつきでものを言う

2004/08/31 01:25

だったら部下は思いつきでものを言わないのか

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:てる - この投稿者のレビュー一覧を見る

 タイトル気になりますよね。
 自分が部下の場合は、「いつも上司は、突然わけのわからないことを言い出すので、ほどほど困っているんだ」と思っていれば、自分の疑問に答えてくれる新書が出たと思って買ってしまいます。
 自分が上司の場合でも、「私は、いつも思いつきでものを言っていると思われているのか」とちょっと不安になって買ってしまいます。
 この本は、出だしのタイトルで興味を持ってもらい、著者の思考に引き込もうという、別の意味ではノンフィクション的な戦略本のように思います。

 でも、肝心なことは、上司はどうして思いつきで者を言うのか、思いつきでものを言う上司にはどのように対処すれば良いのか、ということ。その部分については著者なりの回答を出していて、少しは読者の期待に答えています。
 それ以外の部分は、儒教的思考についての思索がでてきたり、官と民の関係からの考察があったりと、まったく著者のペースに引き込まれてしまいます。でも、それも悪い気はしないんですよね。

 この本を手に取った人は、ひょっとしてある程度、会社で煮詰まっていたのかもしれません。でも、これを読み始めれば、ある意味、推理小説や随筆のようで、煮詰まった中では、なかなか手にすることの無い本に、そんなタイミングで巡り合わせてくれたような、ちょっと気分転換が出来る本です。
 実は、著者もそんなところを狙っているのかもしれませんね。
 
 この本のタイトルにすがりたい状況の人は、ぜひ購入して読んでみてはいかがでしょうか。思いのほか気分転換でき、自分の頭を柔らかくしてくれると思います。そこで新しい解決の道が開けるかもしれませんよね。
 とにかく、「ちょっと裏切られるけど、ちょっと良かったみたいな」新鮮な感覚の本ですよ。トライしてみて下さいませ。(ちなみに、この「書評タイトル」も著者にあやかって、つけてみました。)

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紙の本上司は思いつきでものを言う

2004/07/18 04:42

読者は思いつきで本を買う

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:柳の下のドジョウ - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルとキャッチコピーと目次はすばらしいが、内容はちょっと取材不足。著者の視点は最後まで机上の世界に。入学試験の試験問題にはつかえるかもしれないが、タイトルで本を買った現場で悩める部下たちの共感を引くかは不明。こういう本でもランキング入りするのは、出版社の販売力か? 本は内容でなく、書店に並んだキャッチで買う「読者は思いつきで本を買う」の典型?

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