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電子書籍

鉄道員(ぽっぽや) みんなのレビュー

  • 浅田次郎 (著)
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みんなのレビュー14件

みんなの評価4.3

評価内訳

14 件中 1 件~ 14 件を表示

紙の本鉄道員

2011/01/31 08:11

雪ふりつむ

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 肩にひとひらの雪が舞いおちたかのように、ふいに浅田次郎さんの『鉄道員(ぽっぽや)』が読みたくなった。きっと先日佐々木潔さんの絵本『ゆきのひ』を読んだせいだ。
 あの絵本に描かれていた雪をかぶった小さな駅舎のホームで雪かきをする駅員に、『鉄道員(ぽっぽや)』の主人公乙松のまっすぐに背筋を伸ばし手旗を振る姿が重なる。そして、乙松の死んだ娘雪子の愛らしい笑顔もまた。

 『鉄道員(ぽっぽや)』は人気作家浅田次郎さんの出発地点にある作品です。この作品で第117回直木賞を受賞されています。
 舞台は北海道幌舞の小さな駅。もうすぐ定年を迎える駅長佐藤乙松が主人公の、雪のように切ない、物語です。
 乙松は定年後どんな仕事にも就くつもりはありません。友人の仙次が系列の駅ビルの重役になるような、そんな器用な生き方ができない、根っからの鉄道員(ぽっぽや)なのです。なにしろ乙松は妻の死にも幼い娘の雪子の死にも立ち会うことがなかったのですから。人はそんな乙松を非難しますが、乙松はじっと悲しみを堪え、駅のホームに立ち続けるのです。
 「ポッポヤはどんなときだって涙のかわりに笛を吹き、げんこのかわりに旗を振り、大声でわめくかわりに、喚呼の裏声を絞らねければならないのだった。ポッポヤの苦労とはそういうものだった」

 そんな乙松の寂しい正月に一人の小さな女の子がやってきます。女の子は次の日も、またその次の日も乙松の駅舎を訪れます。やがて、高校生の姿で乙松の前に立つその子こそ、幼くしてなくなった乙松の娘雪子なのです。
 それは乙松の幻覚でしょうか。それとも雪の幻想でしょうか。

 雪降る小さな駅舎を舞台にしたこの作品はいつの時代にあっても多くの人に感動をくれます。雪がしずかにつもるように、心にしみこんでくる名作です。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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紙の本鉄道員

2010/05/29 02:52

しみじみと湧き上がる感動と救い。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オレンジマリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 初めての浅田次郎さんの書籍です。兄からも、他の読書家さんからも本書は凄く良いと勧められて読んでみました。もちろん、浅田次郎さんの名前は以前から存じ上げていたけれど、昔は時代小説にも興味がなく、古い文体も馴染めずにいたのでなんとなく手に取らずにきました。鉄道員は映画化したことは覚えています。渋いイメージで、ぽっぽや、という響きも面白かった。雪が降りしきる土地での鉄道員のお話だというおおまかな流れしか知らずに読み始めたので、すぐに心打たれるものがありました。

 本書を貸してくれた方が、電車で移動中に読まない方が良い、泣くからと言われていたにも関わらず、電車の中で読みました。確かに、目頭が熱くなるものがありました。切なさに胸が詰まりましたが、それが絶望というものではなく、しみじみと救いすら感じられる流れだったので好感が持てます。自然と亡霊が鉄道員の生活に馴染んでいく様子がまた素晴らしい部分だと言えます。浅田次郎さんの巧妙さに脱帽です。

 ラブ・レターはまた切ないストーリーでした。実際に起こりそうな設定で、リアリティがある。また、生命の重さというのは等しいはずなのに、この話の中に出てくる中国人女性の生命は幾分、軽んじられている雰囲気があって居た堪れない。主人公がそんな彼女の拙い手紙をもって、本来あるべき人間の感情を取り戻したような流れがまた巧いなぁと感心しました。

 角筈にて、は筆者のあとがきにおおむね実話であると記されていますが、これもまたしみじみと染み入るストーリーでした。別れた時とは変わらない身なりの父親が、ふと街角に現れる。亡霊の話ではあるのに、怖いとかそういった感情が湧き上がるのではなく、むしろ涙を誘う流れでした。終盤の、主人公と父親との対話で過去の事情を飲み込み、先を悲観するのではなく前向きに歩んでいく姿が切なかったです。

 うらぼんえも、本書の中では好きなお話でした。夫の浮気に心を痛め、憤りや嫉妬心の交じり合った複雑な感情を抱えつつ、夫側の親戚からは小ばかにされ、追い詰められたような主人公が不憫でした。再び亡霊が登場しますが、それがまた救いです。主人公は色々な負の感情と決別し、前向きにこれからの道を歩んでいく決意に心打たれるものがあります。

 浅田次郎さんの時代小説も読む予定ですが、その前に短編集に触れてみて本当に良かったと思います。こんなふうに活字によって心が曇ったり洗われたりすることは、そうあることではないのでそういう書籍と出会えたこと、幸せだと思います。読書離れが嘆かれる現代、本書に限らず、書籍から与えられるポジティブな心情や感動を味わわずに歳を重ねるということが、大損していると心底思わされました。私はこれからも、本を読みます。

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紙の本鉄道員

2017/12/06 19:37

ただただ、感激、落涙

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る

私の順位は、1.角筈にて 2.ラブ・レター 3.鉄道員 4.うらぼんえ 5.悪魔

6.オリヲン座からの招待状 7.ろくでなしのサンタ 8.伽羅

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紙の本鉄道員

2017/10/18 22:24

珠玉の短編集

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る

こんなにどれもいいなと思う短編集は初めて読みました。どれも泣けます。表題作のほかに『角筈にて』と『うらぼんえ』が好きです。

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電子書籍鉄道員(ぽっぽや)

2015/11/13 16:46

ほっとしたいときに読みます。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mika - この投稿者のレビュー一覧を見る

ほっとしたい時に読みたい、心がやわらかくなる文章です。
電子書籍でいつでも読めるようにしておくと、なんだか安心な一冊。

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紙の本鉄道員

2013/09/23 19:55

泣きました。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しおん - この投稿者のレビュー一覧を見る

本当に泣ける。
私はラブ・レター派です…

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紙の本鉄道員

2002/03/16 00:15

名作揃いの短編集。お勧めは「うらぼんえ」

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ninja - この投稿者のレビュー一覧を見る

 女にはもう、帰る家がない。住居、という意味では無論ない。自分を優しく迎えてくれるところ、といえば聞こえは良いが、一敗地にまみれた時に頼る逃げ場、がないのである。主人公である「女」にとって、帰る家とは夫であり、家庭であったわけだが……、夫のある不始末により、帰る家はその形を揺らがせてしまった。女は、自らのアイデンティティを保持するため、郷里の仏事に参加する夫に従い、夫の親族に従う。しかしその行動は、やがてその意義すらゆるがす重大な決断を女に強要する結果となってしまう。
 この、どのように身を振っても不幸な結末の待つおぞましい状況に、とあるブレイクスルーが起きる……というのが本作「鉄道屋」内、短編「うらぼんえ」の大まかなあらすじだ。

 私たちは誰しもが帰る家をもっている。それは趣味であったり、仕事であったり、ともすれば家庭や道楽、思想や信仰であったりするかもしれない。日常に起こる出来事より引き起こされたストレスは、そういった個々人の家に帰ることで、忘却することができる。
 そんな「帰る家」の欠損とは、すなわちアイデンティティの喪失である。言い換えれば、自分を、自分ならしめている存在のひとつを失うことに等しい。女がそれを平穏な家庭に求めてしまうことに反発を覚える方も多いかもしれない。しかし帰る家はその人によってそれぞれであり、ましてその在りかを別の人が押しつけることは無為なことであろう。
 
 仏事中のひと波乱によって、女と読者はカタルシスを得、義兄嫁の告白により心情を喚起せられ、やがて美しい情景へと誘われる。そうして彼女はその閉塞感の正体を理解した上で、次のステップを自ら選択する。
 本作の運びは、正に著者入魂の出来と呼ぶにふさわしいだろう。

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紙の本鉄道員

2000/11/04 00:47

直木賞作品で映画化もされた「鉄道屋(ぽっぽや)」を始めとする8編の物語

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なりてん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は直木賞作品の「鉄道屋(ぽっぽや)」を含む8編の短編集で、映画化されて話題になったので、多くの方がタイトルぐらいはご存知だろう。実は著者にとって本書は、処女短編集だそうだ。

 本書に収められている8編の作品のうち、どれが1番好きなのかというのは、読者の色々な人生経験が如実に表れる。文庫本の解説で北上次郎氏が書かれているように、まさにリトマス試験紙である。
 おそらく、どの作品にも著者の人生経験の断片がちりばめられていて、どの部分に1番共感できるのかが、読者によって様々だからだろう。それも(くわしくは知らないが)様々な経歴を持つ著者ならではだと思う。そういう意味では著者にとって、小説家は天職なのではないだろうか。
 そんな作品の中で、私が1番好きなのは「ラブ・レター」という物語で、あったこともない女性からのラブレターを中心に展開される物悲しい話だ。実はこの作品も映画化されているそうだ。

 著者の作品は、実際の現実に少しの不思議を織り込んだ話が多いと感じるのだが、それでいて少しもその違和感を感じさせない。そしてなにより登場人物が、ある意味実在の人物以上に存在感が強く、読んでいてぐいぐいと引き込まれて感情移入してしまう。そのため、おもわず涙する話も多い。
 ラブ・レターも、主人公の吾郎に感情移入して泣いてしまった人も多いのではないだろうか。

 またこの文庫本のあとがきでは、1つ1つの作品の背景や、解説もあって興味深い。単行本を持っている浅田次郎ファンの方も、このあとがきだけでも読む価値があるかもしれない。

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電子書籍鉄道員(ぽっぽや)

2019/05/18 09:28

逍遙自在

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽるけのてかりゃす - この投稿者のレビュー一覧を見る

駅員の、穏やかな佇まいの根底に、確かに、かつ、強く存在する信念を感じました。読み進めるなかで、小泉信三のことば(すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる)を、思い出しました。

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電子書籍鉄道員(ぽっぽや)

2018/08/19 09:43

無くなった人との不思議な縁の物語

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ぽっぽやは、映画で見たのですが、実際の原作を読んでいなかったので、手に取ってみました。かなりページ数が少なくてびっくりでしたが、幼き頃に亡くなった娘の成長した姿を鉄道員のおじさんが見て一緒の時間を過ごすことができ、亡くなっていくところが哀愁を感じました。ほかの物語も考えさせられたり、悪魔がでるなど怖い要素を含んだ短編が続きますが、心に残るお話が多かったです。

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紙の本鉄道員

2015/03/26 09:50

先生の真価を垣間みた

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る

前々から読んでみたいと思っていた本の一つ。ずっと長編だと思い込んでいたら短編集。読もうとした矢先に高倉健さんの訃報が飛び込んできたので自分なりに重ね合わせながらページをめくりました。『角筈にて』と『うらぼんえ』が特に気に入りました。浅田次郎先生の真価を垣間みたよう。

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紙の本鉄道員

2001/12/03 21:30

泣ける話

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:真   - この投稿者のレビュー一覧を見る

 クサいセリフにあざとい展開と、浅田次郎以外いまどき誰も書かないような話が詰まった短編集。泣けるポイントをモロについてくるので、感動した人は無条件に「面白い」と思うだろうけど、何も感じなかった人はあまりのクサさにしらけるか、毛嫌いするかもしれない。とりあえず表題作だけ読んで、感動した人は次々読んでいけばいいと思う。

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紙の本鉄道員

2001/03/05 00:34

いやー、典型的な「ラブレター」賛歌に対する一つの見方

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る

 別にもう一つの書評を意識したわけではないが、一人が思ってる背景には、10人の同じことを思ってる人はいるということなので、「ラブレター」なんぞ取り上げて見ましょうか。

 どこかで一番よかった恋愛小説なんて書いてあったけど、かわいそうに。いい小説読んだことがないんだね。たしかにいい小説になれる可能性を秘めてたことは認めるけど、なりそこねてるよ。

「もし会えたなら、お願いひとつだけ。私を吾郎さんのお墓に入れてくれますか」

 もっとましなお願いを思いつかなかったんだろうか、この話では手紙の外が汚れていれば汚れているほど、手紙の中がキレイじゃなきゃいけないはずなのに、そのキレイさが徹底していない。例えば中国語でももっとキレイな言葉を見つけられるはず。そこらへんの書き飛ばしを感じずに、一番よかった恋愛小説なんていってるのはやっぱりかわいそう…

初出

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紙の本鉄道員

2017/08/26 12:55

方言

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る

方言がきつすぎて、読みづらく、結局リタイア。
我慢強くない人間のために、方言の弱いバージョンを希望。

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