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電子書籍

天帝妖狐 みんなのレビュー

  • 乙一
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みんなのレビュー10件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (6件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
10 件中 1 件~ 10 件を表示

紙の本天帝妖狐

2004/06/20 15:05

才能というのは、恐ろしいものである。過去の作品を慌てて読み返す、そんな仕儀に至らせてくれる乙一の、意外やこれは本格推理小説でもあるぞ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

恥ずかしい話だが、乙一の凄さに気付いたのは、過去の作品を集めた『失はれる物語』を読んだ時で、その前に『暗黒童話』で初めて乙作品に接した時は、若さと、らしからぬ文章と、ムードの出し方に凄いなあとは思ったものの、さほど感動はしなかった。でだ、今度の本、文庫こそ初版は2001年だが、最初に単行本になったのは1998年というから、『暗黒童話』の三年前だし、『失はれる物語』は2001年以降の作品が中心なので、当然それ以前の、乙一、20歳の時に出された作品集ということになる(ちなみに奥付をみると2004年3月で15刷、これは凄いことなのだ)。

でだ、やはり、面白いのである。収められているのは二篇。短篇というよりは、中篇というのが相応しい、ともに夜の闇と熱気が迫ってくるような、まさに暗黒童話シリーズというのがあるならば、それにピッタリの作品なのである。そして最後に、我孫子武丸の絶賛に近い解説が付く。

「とある町で行き倒れそうになっていた謎の青年・夜木。彼は顔中に包帯を巻き、素顔を決して見せなかったが、助けてくれた純朴な少女・杏子とだけは心を通わせるようになる。しかし、そんな夜木を凶暴な事件が襲い、ついにその呪われた素顔が暴かれる時が……。表題作のほか、学校のトイレの落書きが引き起こす恐怖を描く「A MASKED BALL」を収録。ホラー界の大型新人・乙一待望の第二作品集。」

ということである。ちなみに、第一作品集というのは、文庫のリストからすると『夏と花火と私の死体』と言うことのようで、我孫子の解説によると、『夏と花火と私の死体』の文庫の解説をしているのが、あの小野不由美であり、北村薫はアンソロジーに取り上げ、綾辻行人は、『石の目』に推薦文を寄せていると言う。まさに、覇を競う戦国武将といったところだろうか。

でだ、人外の恋、或いはイジメといった普遍的テーマを扱った表題作、これは十分に面白いけれど、やっぱり学園もの大好き、高校生と中学生の娘を持つ母としては、やはり高校を舞台に、殺人鬼(でもないか)が徘徊するといった雰囲気の「A MASKED BALL」に入れあげてしまうわけである。

この話、正確には「A MASKED BALL ア マスクド ボール 及びトイレのタバコさんの出現と消失」という長ったらしい副題を持つ。主人公は、小学五年生の時にタバコをはじめて吸ったというぼく、高校二年生の上村である。そのぼくが喫煙場所に決めたのが剣道場の裏側にある、あまり人に使われることのないトイレである。

その、綺麗に磨かれ光り輝くようなタイルの壁に、あるとき、落書きが出現する。それを巡って、ぼく、G.U.とK.E.、2C茶髪、V3、謎のカタカナの五人が、書き込みをしながら、不思議なコミュニケーションを交わしていく。これは、我孫子がいうように、ある意味、ローテクなネット上の掲示板といってもいいのかもしれない。

その一方で、健全なというか陽の当たる世界としての学園生活があるわけで、その中心にいるのが美人で、性格も大人しいといわれる宮川昌子である。それに、ぼくの友人である上村、学級委員で活発な女子の今村、剣道部員で中学も同じだった北沢、数学の教師の前川、綺麗好きの国語教師の後藤、赤い外車で学校に通う真田などがいる。そして、事件が起こる。

我孫子が褒めるように、ある意味、ローテクな落書きというのが、話の展開には利いているのかもしれないけれど、ホラーというよりは伏線の張り方の上手さや、事件の起こり方、そして解決の仕方からいって推理小説に分類する方が正しいだろうこの小説は、乙の可能性を示すと言う点でも重要かもしれない。

出版社に一言。乙をホラー作家で売るのは、もう止めたほうがいい。乙の才能は、そんな小さな世界に納まるものではない。むしろダーク・ファンタジー作家として、S・キングのように売るほうがふさわしいはずだ。

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電子書籍天帝妖狐

2013/07/23 21:48

孤独な人の話

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:リオ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んでいてちょっと寂しくなりました(ノ_σ)
あの人キライ!(登場人物の一人)
あっ、こっくりさんでふざけないように!!

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紙の本天帝妖狐

2005/11/29 20:41

この若さでこの表現力!絶品です。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:由季 - この投稿者のレビュー一覧を見る

びっくりしました、この若さでこの表現力!絶品です。
この本には2作収録されてて、個人的には1本目の「A MASKED BALL〜及びトイレのタバコさんの出現と消失」が気に入りました。
この話は、学校であまり使われていないトイレに
ラクガキスルベカラズ
という落書きがされ、それを見た誰かがその落書きに対して返事を書いた事から、落書きで繋がる5人。そして、カタカナで落書きをする誰かが学校に対する様々な不満を落書きし、それを行動に移してしまうという事件が起こります。
コノガッコウニハアキカンガオオスギル
と書いて、学校㊥の自販機を壊したり
サナダノチュウシャはナッテナイ
と書いて、真田先生の車をめちゃめちゃに壊したり。
犯人は一体誰なのか。そして何が目的なのか。
ぜひ読んでみて㊦さい!
ちなみに、タイトルになった2話目は、今や懐かしコックリさんに関わるお話。

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紙の本天帝妖狐

2005/01/11 10:25

学校の怪談

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

学校の怪談で出てくるような話だなと思いました。
表題作「天帝妖狐」はたんたんと進んでいく印象。
やっぱり「A masked ball」の方が印象深いです。
落書きで展開していく話にぐいぐいと惹きつけられました。
一気に読んでしまいました!!

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紙の本天帝妖狐

2004/07/04 16:52

素晴らしい着眼点

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「天帝妖狐」乙一。表題作他、「A MASKED BALL」が収録されています。どちらかと云うと「A MASKED BALL」の方が好きです。学校のトイレの落書きから始まるサイコな人間の犯罪が次第にエスカレートして殺人まで示唆するようになります。トイレの壁があたかもネットの掲示板のように使われる発想が面白くもあり不気味でもあり、その着眼点に驚かされますね。デビュー後間もない作品なのでしょうか。無理が来ない程度の作品環境の設定が活かされているようです。体験や取材など、執筆にあたり欠かせない要素に限界があるなら、無理することなく自分のテリトリーの中で作り上げる方が間違いありませんね。

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紙の本天帝妖狐

2002/07/12 17:58

怖いというよりも面白かった

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ビンゴ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作者の作品ははじめて読んだんですけど、なかなか面白かったです。特に表題作ではない「A MASKED BALL ─及びトイレのタバコさんの出現と消失─」の方。学校のトイレといった閉ざされた空間で、落書きを通じて顔の見えない相手と交流をする、といったシチュエーションが良かった。ある意味ネットの掲示板と似たようなもんですね。ホラーですけど怖いというよりも面白かったって感じかなぁ。オチはニヤリとさせられました。

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紙の本天帝妖狐

2002/07/04 17:08

あなたはわかりますか?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:べが - この投稿者のレビュー一覧を見る

表題作は『山月記』を髣髴とさせる作品。同時収録の『A MASKED BALL』は、トイレの落書きをめぐる学校ホラーですが、あまりの怖さにグイグイとストーリーにひっぱられてしまいます。解説にも書かれていますが、実は最後まで明かされない謎があります。おそらく一度読んだだけでは気づかないと思いますので、二度読むことに。一粒で二度おいしい作品です。読んだときの違和感に気づけば、すぐわかりますよ。もう一つの謎に取り組んでみてください。

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紙の本天帝妖狐

2002/04/27 14:10

トイレの落書きにおける恐怖倍増効果について

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:TAIRA - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『夏と花火と私の死体』に続く、乙一2冊目の作品集。ホラー界の大型新人と期待される乙一の2作目は、顔中に包帯を巻いた謎の男、夜木と夜木を拾った少女、杏子のまわりで起こった凶悪な事件を描いた表題作『天帝妖狐』。
 「ラクガキスルベカラズ」という奇妙な落書きを学校のトイレで見つけたことから始まる上村の恐怖を描いた『AMASKED BALL ─及びトイレのタバコさんの出現と消失─』の2つのホラーである。

 個人的に『AMASKED BALL』の方が気に入っている。「ラクガキスルベカラズ」という矛盾した奇妙な落書きに、落書きで返事をする5人の人間。名前も学年も分からない5人が、学校のトイレという特殊な場所で会話していること自体がすでに怖い。パソコンが普及し、インターネットという手段で楽に会話が出来てしまうこの時代で、トイレの落書き…。同じ状況のチャットなんかより数段怖いと思うのは、やはり乙一氏だからだろうか? エンディングがまた乙一氏らしく、後を引く怖い終わり方なので反対に笑える。

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紙の本天帝妖狐

2005/05/29 08:21

なああるほど。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

乙一の面白さはその設定にあると書いてきたけど、これはまた面白い事を考えたなと、まず感じた。今の時代を逆手に取ったような、嘲け笑うような設定に、思わずくすりと笑ってしまった。
2編収められているうちの最初の1編、「A MASKED BALL」。誰でもすぐに気が付くそのテーマは、「掲示板」である。現代において「掲示板」といえば誰もがインタネットのそれを思い浮かべるが、乙一が取り上げた掲示板は「トイレの落書き」である。うはは、なんともノスタルジックというかアナクロというか。この設定ですでに「うまい!」とほくそえむ。
多少物騒な物言いになるが、インタネットの掲示板ではたびたび「犯行予告」が行われる。それは巨大なインタネット世界における完全な匿名性を利用しての、愉快犯がほとんどだ。が、しかし。
これが学校という非常に狭い社会の中における、トイレの落書きとなるとちょっと話が違ってくる。無機質なカタカナで不気味に予告され、実行される学校関係(学校を汚す物?)を目標にした犯行。トイレに学校での喫煙場所を見つけ、落書きに参加していた生徒、上村は前もってその犯行予告を知る。女生徒を排除すると書かれた犯行予告を読んだ上村は、彼女を助けようと一計を案じる。犯人の裏をかいて取り押さえようと考えたのだが・・・。犯人は一体誰なのか!?そして、犯人の本当の目的とは!?背筋にぞくりと寒い物が走る、上等のミステリに仕上がっている。
表題の「天帝妖狐」は乙一作品いくつか読んできた中で、一番ホラーらしいホラーに仕上がっている。ただちょっと短い。もう少し膨らませて大きく深い物語にして欲しかったかな。

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紙の本天帝妖狐

2002/06/20 23:30

アナログな怖さ

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投稿者:狩野涼子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『天帝妖狐』にでてくる「こっくりさん」って今も生きてるのかしら? 「エンジェルさん」って名前を変えてしまったりもして、いつのまにか、都市伝説に紛れ込んでしまってる。色褪せることはなくてもアナログな存在として、私は認識していた。
そして、インターネットがかなり普及していても、案外見かけている公衆トイレの落書きたち。『AMASKED BALL ─及びトイレのタバコさんの出現と消失─』において、あえてアナログを選んだ著者。ネット上での掲示板への書き込みや、リアルタイムでのチャットも出来る時代にあえてアナログを選んでいる、って感じたけど、この2つって、今だって存在してるじゃん?とも思う。
デジタルにはない質感があるアナログは、怖さや切なさを倍にしてくれる。だから、この2つの作品のアナログが好き。

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