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電子書籍

円卓生徒会 みんなのレビュー

  • 本田 透
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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本円卓生徒会 12

2009/11/26 21:33

本田透という小説家の底力を見た“紅龍姉弟の物語”の見事な大団円

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

第10巻のあとがきにあった『夜明け前が、一番暗い。』を頼りに重苦しい第11巻を読み終え、どのような“夜明け”になるのかと不安と期待を持って読み始めた最終巻は、夜明けどころか超新星爆発並の破壊力で作者の底力をまざまざと見せつけられた大団円だった。パラレルワールドに時空間移動、さらには特殊相対性理論(ウラシマ効果)に弥勒菩薩の概念まで持ち込んでの「何でもアリ」で若干強引な展開や、亜砂自身の出自などで所々気になる点はあるものの、これら全ては本田作品の“お約束”だし今回はもぅどうだっていい。複雑怪奇ながら割と整然とした筋道を立てた素晴らしい展開だったと思う。それにも増して、ずっと悪女を演じ続けてきたモーガン姉さんの全てが判明したことこそ特筆である。登場からして謎めいてはいたが、聖盃探索に旅立つ亜砂への“涙の懇願”や短編で綴られたマナーン・マクリルへの過剰な怖れだけでなく、第5巻の子猫遊さんへの挑発と魔術対決にまでちゃんと意味を持たせている。そして、そこにあるのは家族愛・姉弟愛を越えた愛である。これ、ツボだとヤバイ。『5時間』とのセリフは「16年と5時間」でもあり、亜砂への揺るぎなく深い愛情には不覚にも号泣を禁じ得なかった(『円卓生徒会』で号泣なんて何か悔しい)。モーガン姉さんにこそ「お疲れ様」と声を掛けたい。先頭の口絵とP.157の挿絵は素晴らしい笑顔のリンクである。そしてもう1人、これにも勝る愛情を最後まで失わなかった娘がいる。子猫遊さんの行方、その顛末を驚きとともに読んで欲しい。これまでの軽薄おちゃらけ路線を払拭する手腕には素直に驚くとともに、実は作者もモーガン姉さんと一緒に本シリーズ完結までの旅をしていたことが伺える素晴らしい作品に最後で化けたと思う。超絶におちゃらけてのハッピーエンドを密かに予想していた自分がちょっと恥ずかしい。

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紙の本円卓生徒会 11

2009/11/12 23:59

暗く、重く、悲壮で醜い人の業

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

暗・重・悲・鬱・醜……こうした言葉がもたらすどんよりとした空気が全編を包む。今まで読み進めてきた雰囲気は第10巻から薄れていたが、それに輪をかけて暗く重く悲しく鬱で醜い人の業が曝け出されている。所々で脇道に逸れながらも基本的に元ネタをトレースしているようなので人物がばったばったと倒れていく。志半ばで舞台から消えていく。そのほとんどが人の憎悪・妄執・忘我などに基づく醜い所業によるものである。「聖盃」なる得体の知れないモノを奪い合う人間同士が裏切りを重ねる凄惨な争いの果てに訪れる最後の戦い“ラグナロク”とは一体何なのだろう。これだけ人間同士が醜く争った後に世界を救うと言われても虚しくなる。誰もいなくなってから世界が救われて何が得られるのだろうか。世界が救われたら失った命は戻ってくるのだろうか。それともアダムとイヴの頃に戻って1からやり直すと言うのだろうか。それを「救う」と言うのだろうか……本巻を読み終えてからこんなことを思った。その意味では人の内面に潜む悪意のようなものを随分と炙り出している内容である。逃げ場のない虚無、僅かな希望の直後に訪れる絶望。本シリーズの愛読者が決して望まないであろうシリアス過ぎる展開に軽い苦痛を覚える。ここまでくると最早『円卓生徒会』ではなくなっている。あのおちゃらけた軽いノリが懐かしい。あれはあれで軽過ぎるとの辛口もあったようだが振り幅が大き過ぎる。何もここまでヘヴィにしなくても、である。それだけにボーマンの健気でいじらしい素振りが光っている。本巻の実質的なヒロインである。要所要所で出てくるボーマンの言動や想いだけが拠り所である。ようやく人並なヒーロー然と振る舞い始めた(これもまたこれまでのヘタレとのギャップが大き過ぎて違和感がある)亜砂の行動が全ての鍵を握る怒涛のクライマックスを迎えた果てに希望はあるのだろうか。

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紙の本円卓生徒会 touch

2009/06/18 00:04

むしろこのシリーズらしいバカバカしさと面白さ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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このシリーズ2冊目の短編集は、(あとがきによると)次の3つに分けられた内容となっている(全8編)。

1.『円卓生徒会10』に入らなかったサブエピソード群
【マリー・アントワネットは電気鼠の夢を見るか?】マリー女王、亜砂
【ベディベアが○○○だったでござるの巻】ベディベア、ケイ、ルーカン、ザドック、キルケゴール
【我らオークニー姉妹、勢揃い】ガーウェイン、アグラヴェイン、ガヘリス(伊達先輩)、モードレッド、ガレス、ボーマン、モルゴス女王、ラモラック
【ライオネル、その青春の巻】ライオネル、ハムレット

ややシリアスになり、クライマックスも間近な前巻『円卓生徒会10』には確かに入れられんわなー、外されるわなー、という実にバカバカしいエピソードばかりである。しかし、それだけにむしろ本シリーズらしくて面白かったりする。ベディベアには驚くべき真実があったことが明かされ、一応、本編でなぜライオネルがシュヴァルツヴァルトの森にいたのかの理由も判明する。ルーカンは新キャラ。

2.フランスの騎士編
【牛車の騎士ラーンスロット】グィネヴィア、ラーンスロット、マリアガンス
【ランスとその姉妹】エクトル、亜砂、ボース

本編第4巻、あるいは第6巻あたりでの出来事。亜砂と鞠がお互いを苗字で呼び合っているのが懐かしい。しかし、これもまぁ、本編には全然関係無いエピソードではある。姉(ラーンスロット)を慕うエクトルの無軌道振りが凄まじく、ガーウェイン姉妹といいケルト世界の姉妹はどこか可笑しい。マリアガンス(『愉快痛快怪物ランド出身っぽい名前』なんてイマドキの少年少女に元ネタ分かるのかな?)は新キャラ。

3.その他のおまけエピソード
【半魚人でも愛せますか?】亜砂、鞠、円卓の騎士、ザドック、キルケゴール
【トリスタンの借金完済計画(完結編)】トリスタン、イゾルテ(白い手)、イゾルテ(腹黒)

亜砂がザドックの陰謀(?)で半魚人になる話は、みんなの苦労が全く報われないオチ。最後のは完全なおまけ。6頁の小品でトリスタンの借金問題は全然解決していないにもかかわらず挿絵まで付いている不思議な話。

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紙の本円卓生徒会 10

2009/06/11 18:35

最終章は突然の悲劇より

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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本シリーズの元ネタにはさほど詳しくないが、それでもあまり喜ばしくない展開というくらいは知っているつもり。そんな元ネタをトレースしていけば自ずと導き出されるものがある。そう、本巻よりいよいよ本格的に始まったシリーズ最終章は、まさに「やってくれたねぇ……」という驚天動地の波乱巻き起こる引きを見せるに至った。ここまでの流れが全てこのために用意された前菜に過ぎないと思えば、亜砂のウジウジモタモタしたヘタレ加減や、ボーマン達「三匹が行く」聖盃探索隊の珍道中の冗長さも帳消しになろうという第10巻である。子猫遊さんが最後に見せる純真健気な乙女心が切ないが、同時にトリスタン(絵師さんの『壮絶に絶望です……。』に同感)やイゾルテのことも気掛かり。ラースロットの今後も気掛かり。元を正せば今回全く出番の無かったモーガン姉さんの予言の真相も気掛かり。全てが謎のまま持ち越される今回である。どんなどんでん返しが用意されているのか、そんなどんでん返しは用意されていないのか。あとがきにある『夜明け前が、一番暗い。』がどのような展開を導きだすのかを心配しつつ楽しみにしたい。

ただ、このレーベルは以前、物凄い引きを見せた作品を出しているからなぁ。

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紙の本円卓生徒会 9

2008/10/29 16:02

終局に向けて動き出した

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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潔癖ビンタ宰相とハギスが表紙を飾る第9巻。前巻からの続きでガラハッドなるラーンスロットの分身を亜砂との子供と言い張る騒動で始まる。なんだかさらにとっちらかってきた印象だが、このガラハッドが後に活躍する。しかし、その前に今度ケルト世界に行ったら帰って来られなくなるから行くなというモーガン姉さんの愛と涙の懇願劇があり、ここで姉さんの秘められた素性が少し明かされる。どうやら亜砂達よりも以前にアッチからコッチに来ている人がいるようである。それでもケルト世界のため、再度眠りについてしまった人のために鍵となる聖盃を求めてケルト世界に向かう亜砂。ただし、そこですぐにシリアスで困難な聖盃探しにならないところが本作の良いところ。いきなりランスの暴走とケイさん(今回の表紙の娘)の早合点でランスが亜砂の妃になるとの情報がケルト世界全土に流れ、これを良しとしない各国の王が婚儀阻止の刺客を放つ。これがまた揃いも揃って婚儀までに亜砂との既成事実をつくって妃の座を横取りする作戦なため、円卓騎士達による夜這い合戦が始まる。そんな中で子猫遊さんとランスとで亜砂を取り合う対話が行なわれ、ここで子猫遊さんの過去が少し、ほんの少しだけ明らかになる。本格的にお目見えしたローマ帝国から放たれたランス奪還の刺客(金で雇われたいつもの半魚人だが)のやりとりで肝心なところがかき消されてしまう演出がニクい。全貌はなかなか明らかにはならない。ただ、半魚人の企みでランスが危うく奪還されそうになるのだが、ここで聖眼を封じる宝具でランスが豹変、邪眼を有する「黒ランス」になってしまい亜砂に反旗を翻す。それなりにアーサー王の物語を踏襲している。この謀反(といってもローマ帝国に向かうのを阻止されて立て籠もっただけだが)自体は、珍しく、というか久し振りの亜砂の活躍もあってほどなく集結し、ようやく聖盃探しへと向かうか?というところで終わるのだが、ここでドM娘モードレッドがガーウェインの妹では?という問題が解決する。さらに双子だったという、その片割れが誰かも、ロンギヌスの槍が2本存在することと一緒に判明する。いくつかの伏線を回収しながら、あるいは幾つかを意識的に残しながら、新たな疑問を生じさせつつ最終局面に一歩踏み出したようである。ちなみに、同音異義語のネタが尽きたと言う前生徒会長伊達先輩の亜砂の呼び方が、もぅ目茶苦茶ながらガンダム世代には大いに笑えるものだった。

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『円卓生徒会』メンバーによるドタバタ三国志

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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何だか途中でシナリオが無きがごとくハチャメチャになりながら最後だけヘンに纏まって喝采を浴びる学園物の文化祭の演劇を見てるようである。三国志に関する作者の造詣は浅くないようで、書物やゲームなどに由来する三国志ネタを随所に散りばめ、英雄・英傑となった『円卓生徒会』メンバーがドタバタ劇を繰り広げている。しかし、こうして読んでみると『円卓生徒会』シリーズも実に多彩な面々が登場・活躍しているんだなぁ、と改めて思った。実に上手く配役されたメンバー達が、英雄達の素敵なエピソードをことごとく粉砕しつつも最後は相応の成功を収めていく行き当たりばったりのミラクル展開がずっと続く。ただ、相変わらずの馬鹿馬鹿しさを醸して笑える要素があるにはあるが、どうしてもバトルに寄りがちな分、本遍のカラーが出し切れないパンチ力の物足りなさも感じる。最大の山場と言える、いわゆる『赤壁の戦い』にしても「んなアホな」という偶然が偶然を呼ぶミラクルさで意外に呆気なく終えてしまう。むしろ最後の曹操(モーガン姉さん)が敗走していく途中で次々と現れる伏兵との遭遇の演出の方が面白かった。高らかな銅鑼の響きと共に現れる超雲(トリスタン)、張飛(ガーウェイン)、関羽(ラーンスロット)の姿はドラマティックかつ不気味な存在感だった。

読み終えてみれば三国志のパロディとして楽しめた作品だし、後世になって伝記・伝説と化したエピソードも、当時は案外大したことの無かった事柄が奇跡的な結果をもたらしたために成り得たのかもね、という部分を示唆しているところもあって興味深かった。

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