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がく×ぶる みんなのレビュー

  • 本田 透
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みんなのレビュー5件

みんなの評価2.5

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本がく×ぶる 5

2010/08/03 20:33

ウテナ姉さんのデレがもっと見たかったな

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

せっかく相思相愛になったのにウテナ姉さんのデレ成分が少ないなぁとか、夙川さんやななみを巻き込んでのラヴバトル的修羅場がもっとほしいなぁとか、いろいろ物足りないところもあるのだが一応の完結である。病を克服した美千緒が、その成果を元に夙川さんを救出に行く展開と言えようか。しかし、童話をモチーフにしながらも、これだけ趣味全開でハチャメチャな展開をよくもまぁ思いつくものだと感心する(若干呆れ含みの感心ではあるが)。しかも、悪役のセリフを良いことに、結構ダダ漏れな本音を忍び込ませて言いたい放題でもあったりする。「一部の人達に喧嘩売ってない?」と少々心配もしてしまうが、ある意味これがシリーズ最終局面のテーマに関わってきたりもする。人の内面に潜む闇。善と悪は単一のものではなく同居するもの。悶々と渦巻く欲望。こうした諸々の事柄が見え隠れするのが人間であり、綺麗事だけでは済まされない部分、時には「清濁併せ呑む」ことも含めてこれらを受け入れ、それでもなお前に進む、乗り越えていくことの逞しさを示しているようでもある。夙川さんのキャラが単に設定ではなく、物語の核心に重要な役割を果たしていたのは秀逸だったが、それだけに、できれば触れてほしくないような、人の心の奥底にまで踏み込んだやり取りが交わされているので、ラヴではないが相応に修羅場的な様相を呈する展開である。かなり読み手を選ぶ作風とは思うが、何だかんだ言っても割とまともなところに着地して大団円にもっていくのが本田作品の不思議さである。でも、あの野球カード対決や麻雀対決がよく分からなくて困った読者も多いんじゃないかなぁ?阪神ファンと思しき作者があれだけ横浜ベイスターズに(自虐的に)傾倒して頁を埋めていく筆致は痛快だったが。

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紙の本がく×ぶる 4

2010/02/03 18:03

一難去ってまた一難

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

いろいろ修羅場ってる最中に転向までさせられて、一体どうなるの?という転校先での「美千緒ちゃん」だったが、意外に軽いノリで始まった。なるほど、これまで脇の脇に隠れていた顔見知り達をこちらに配置してホッと一息つける展開にしているのは構成上手。しかも、今回のゲストとして全編に渡る活躍をさせることにも成功している。なぜナガレが表紙なのかな?という第4巻である。

軽音部という枠の中で各人にイタイ設定を与えて、今話題の隣人部を模したグダグダ展開にしているのが割と面白い。確かに「平坂読先生のセンスって凄いんだな」と、本家の破壊力を再認識してしまうのは皮肉だが、こちらもまずまず頑張ってはいる。そして、作中でも『けしからん』が連発される、何とも羨まし過ぎる美千緒の本当にけしからん修行も続く。その過程でいわゆる「8年前の悲劇」の全貌が明らかになるのだが、その真相よりも、むしろそうした障害に打ち勝つ、乗り越えるパワー、その源は何か?という方向に主眼が置かれていたように思う。成長とは、これまでの自分を受け入れながら否定し、過去のものにすることだとの含蓄があった。これに、図らずも披露されたウテナの本心。美千緒への負い目を抱きながら、それでも美千緒を想い、信じ続けて行動していた、スーパー美少女らしからぬウテナの振る舞いの影に努力し続けることの素晴らしさを内包して、これら全てを受け入れた美千緒の変化が本巻のクライマックスとして描かれている。ここに至るまでグズグズにヘタレていた描写に反して少々あっさりしていたようにも思ったが、これはこれで悪くない。終わってみれば「なんだ、美千緒とウテナって結局モーレツにラヴラヴじゃん」なのだが、最後の最後で今度は別の方面から一騒動起こりそうな引きを見せたことで、今後の展開がまた解らなくなった。できればウテナのデレを見ながら様子を見守りたい。

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紙の本がく×ぶる 3

2009/08/17 23:37

変わる関係、変わらない血縁

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

前半-可夢偉、御影家にやって来て美千緒のアレルギーの真相究明に乗り出すの巻
可夢偉が御影家第2の妹になって『お兄さま』、『お姉さま』と呼ぶような超設定と超展開は本田作品ならではの「何でもアリ」なのでとやかく言わない。相応に話すべきでない(と思っている)ことを抱えているウテナとななみの心情描写と、ナガレの丸薬パワーで豹変した可夢偉が美千緒のお風呂とベッドに特攻するドキドキ展開がメイン。

中盤-野球部に入部した美千緒が甲子園への予選で大活躍?の巻
野球をよく知らない読者にはあまり面白くないかもしれない(作者は楽しんで書いている)試合の経過と結果。ピッチャーを務めるななみの超設定や試合が超展開なのは本田作品ならではの「何でもアリ」なので以下略。最後の最後に美千緒が勇気を振り絞って打席に立つものの理不尽な結果に。そして、こうした美千緒の活躍(?)がウテナやななみをますます悶々とさせている。

後半-爆発する想いと悪循環の巻
我慢の限界に達したウテナが美千緒のアレルギーの原因(と思っている)出来事を可夢偉に話し始める。このことでウテナの気持ちを可夢偉が知るところとなり、ななみにも伝わってしまう。各ヒロインが玉突き的に美千緒への想いを知ってしまう悪循環の中でウテナが自暴自棄に暴走し、どんでん返しな境遇に立たされたななみも途方に暮れる。これからどうなる?どうする?という何も解決していない状況で可夢偉(姉)の沙耶が出て来て新キャラも登場、美千緒達の通う学校が“第三”白泉学園という設定を活かした新展開の予兆を迎える結末である。

いわゆるハーレムな関係が辿るべき修羅場だが、お互いのことも大事にしようとする矛盾を抱えた切ないものである。シリアスではあるが本田作品らしい軽妙さも同居している。危険極まる場所へ連れて行かれた美千緒や御影家の今後が大変気になる引きを見せている。

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紙の本がく×ぶる 2

2009/04/14 14:44

連投に連投を重ねて疲れが見えた作者のやや失投気味な一球?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

ここ数ヶ月の間にこれだけ連続で執筆して出版できるのだから、嬉しい悲鳴であり贅沢な悩みであろう。ただ、それでも作品の質は維持して欲しいと望むのが読者である。本巻で主人公【美千緒】が女性アレルギーに至った要因や、姉【ウテナ】との秘密などが見えてきたし、ウテナにはビックリ仰天の引きもあった。暴走機関車と化した御影姉妹+母の、美千緒に対する振る舞いも過激の一途を辿り、場面によっては官能小説か?というほどの際どいシーンにまでなっている。御影姉妹だけでなく夙川さんの想いもまた無自覚ながら進んでいる。だがそれでも美千緒のアレルギー症状が真逆になっただけで、本巻の基本的な進行が前巻と同じに感じてしまうのが残念で仕方ない。そして、相変わらず小ネタ満載の文章は面白い(まさか中国最先端技術の結晶(?)とされる、あの二足歩行ロボットまで出てくるとは思わなかった)のだが、なぜか行間に情熱、とまでは言わないが、意欲というかアツイものがあまり感じられず、あまり宜しくない意味で淡々と書き連ねている印象を、特に前半で感じるのである。ちょっと失礼な物言いかもしれないが、前巻の焼直しを読んでいるような、既視感に近い感覚である(同じプロット使ってない?)。もしも万が一、締切重視で作品を仕上げることのみを優先しての結果ならば、かなり失望的な状況にも成り兼ねないので、次巻ではきちんと読ませて欲しいと切に希望する。締切重視で仕上げること自体を非難するのではない。そういった雰囲気を容易に感じさせないで欲しいのである……違ってたら平謝りだけど。

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紙の本がく×ぶる

2008/12/30 15:32

家族愛って、こんなに切なくて甘酸っぱくて、ときめくものだったのか……って違うよ!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作者の『円卓生徒会』シリーズを楽しんでいる読者諸兄ならば本作も充分に楽しめる、実に作者らしいノリの作品である。重度の女性アレルギーにより、女の子に近づくだけで足は「がくがく」体は「ぶるぶる」震えちゃう主人公【御影美千緒】が、これを克服すべく、目下のヒロイン【夙川可夢偉】と頑張るのだが、彼女が積極参加するには訳がある。そして、この2人の接近を見逃せないのが美千緒の姉と妹という展開。姉の【ウテナ】はキャラ設定がモーガン姉さんとほとんど同じで、器量も容姿も完璧超人ながら重度のブラコン。双子の妹【ななみ】も未だ無自覚ながら同様の気配がある。実は美千緒のアレルギーよりも、この家族愛(?)の展開の方がキモになってくるような後半である。そのためタイトルの意味合いは今後様々な解釈で用いられる可能性が出てきており、次巻以降の展開を楽しみなものにさせている。その意味で本巻はまるまる序章なのかもしれない。ちなみに、可夢偉の姉【沙耶】もまたウテナと対を成す完璧超人なのだが、美千緒の名前を覚えないところなどがまるで伊達先輩であり、『円卓生徒会』っぽい雰囲気をここでも醸している。

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