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電子書籍

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー みんなのレビュー

  • 青木祐子, あき
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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本恋のドレスと白のカーテン

2012/03/16 00:58

19世紀英国ヴィクトリア朝 ひそやかに花ひらく淑女の物語 完結

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る

本編完結。
あとがきでは番外編の計画もあるとのことですが、やはりここでひと区切りと
なるのでしょう。
ここまでどっぷりと、はまった少女小説は久しぶりでした。
途中の一冊をほんの気まぐれで購入したのを皮切りに、既刊本を全て集め、
毎回楽しみに新刊を買い、何度も読み返しては19世紀英国ヴィクトリア朝の空気を
感じつつ、クリスやシャーロックと一緒に泣いたり笑ったり。

等身大で描かれるヒロイン・ヒーローは決して完璧ではないし、欠点もあるけれど、
それすらも愛おしくなるほどに人間味あふれる物語が、私にとっては最大の魅力でした。
貴族と労働者。
当時の社会構造から考えて、本来はありえない組み合わせですが、
それが少女小説として無理なくハッピーエンドに導かれていて、
読後感がとても良かったです。

誰かを愛して幸せになろうと思った時、心がまとう光、優しい思い。
それがもしかしたら恋のドレスだったのかな。
最後まで、「結婚」そのものに、言い知れない不安を抱いていたクリスが、
幸せになってもいいのだと信じられたとき、クリスの心も本当の意味で
「恋のドレス」をまとっていたような気がします。
もちろん、そう思うことができたのは、誰よりもロマンティストで努力家で、
一途にクリスを愛しているシャーリーや、親友のパメラを始めとする周囲の人々が
いたからでしょう。
そして、彼らから愛されるクリスの、誠実に相手を想う心があったからだと思いました。

だからこそ、クリスは淑女と呼ばれるにふさわしい女性なのかもしれません。
決して、人目を引くような大輪の薔薇ではないけれど、
ひそやかに、やさしく花ひらく一輪のオールドローズのように。

これから読もうと思っている人にとっては、手に取ることをためらいそうな
冊数ですが、個人的には、自分の子供にも大きくなったら読ませてあげたいくらい、
お勧めなシリーズです。

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紙の本恋のドレスと湖の恋人

2010/11/07 15:44

極上の紅茶にミルクを入れて、砂糖をスプーン山盛り2杯分

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る

間違いなくシリーズ中、本編では最高に糖度の高い巻でした。
しばらくシビアな展開が続いたので、とてつもなく贅沢なアフタヌーンティーを頂いたような気がします。

身を隠すために滞在した安宿で、クリスは縫い物をして、シャーロックは机に向かう。言葉を交わさなくても、お互いがお互いの存在に安心している。
そんな、何気ないシーンが、二人が一緒にいる未来を暗示しているようで、お気に入りです。結局のところ、シャーロックはクリスを守っているつもりなのに、実は自覚の無いクリスに翻弄されて、泣きを見ているのがかなり笑えるんですけどね。

最後のほうで、シャーロックの父親との対決に向けて、一歩を踏み出そうとする二人が交わす短い会話が、二人の強い絆を感じさせてくれて、頼もしかったです。

反面、戦争の影が見え隠れしているところが、このあとラストに向かってどう描かれるのか、楽しみであり、不安でもあるところです。
個人的には、癒し系キャラのイアン先生が好きなので、ぜひぜひ彼にも幸せをおすそ分けしてあげてください。

アイリス・・はちょっと驚きましたね。前作、月の降る城で、ジャレッドに協力したことといい、今回の独白といい、母親や妹へのゆがんだ愛の理由と闇のドレスの謎をだいぶ明かしてくれました。ただ、クリスの母親、リンダについてだけは、やはり本人が語らないと真実は見えないようです。

ラストが見えてきたとはいえ、まだまだ目の離せない作品です。
青木先生、素敵なアフタヌーンティーをごちそうさまでした!

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紙の本恋のドレスと翡翠の森

2011/07/05 00:36

すれ違いつづける母と娘は、どこへ向かうんだろう

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズの最新巻。
「ハクニール公爵家編後半」ということで、英国上流階級の雰囲気を堪能させていただきました。
それにしても、人って置かれた環境と、自分に何を求められるかによって、立ち居振る舞いが見事に変わっていくものだと思います。
親友のパメラに助けられ、今までの環境との違いに戸惑いながら、それでも好きな人のために、新しい場所で受け入れられようと努力するクリスは、本当に健気で可愛い淑女です。

貴族と労働者。厳しい現実が目の前に立ちふさがっていることに変わりは無いというのに、シャーロックの意思の強さとまっすぐな愛情が、読者に安心感を与えすぎです。(笑)
おかげで、クリスとハクニール公爵との対面シーンもそれほど緊張感なく読めました。
会話の内容は厳しかったですが、かえってクリスの決意を固めることになっただけの気も・・・。

なにより、シャーロックの育ちの良さゆえの楽観的な思考が、クリスの「結婚への不安」をあっさりと吹き飛ばすシーンには、思わず笑ってしまいました。
英国式の素敵なプロポーズだったのにー。

そして、今回は、ずっと謎につつまれたままだったリンダの心情が、少しだけ語られていたような気がします。
クリスのお父さんである夫レイノルズとの思い出。それはリンダにとって幸せと哀しみの記憶だから、それを封印するには、彼の子供であるクリスと向かい合うことを恐れて、すれ違い続けるしかなかったのかなあ。それもまた哀しいことですが。

母と娘って、特別で微妙な関係だと思います。それはもしかしたら父と息子という関係にも当てはまるのかも知れないけど、親子でも同性であるゆえに、自分と似ているところを見つけて、嫌になったり、逆に愛しかったり、必要以上に意識してしまうこともある。
これまでも様々な母と娘が描かれてきたこのシリーズですが、最後の最後で、リンダ(母)とクリス(娘)は和解できるのか、それともすれ違ったままで別れることになるのか、ジャレッドの行動の結果がどうなるのか、まだまだ目がはなせません

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紙の本恋のドレスと月の降る城

2010/06/23 01:11

過去に生きる人、未来を見つめる人

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る

もしかしたら、二人の違いはただそれだけだったのかもしれない。
ヒューとシャーロック。
二人ともに、英国の歴史をその身に受け継いだ者。
けれどシャーロックは未来を見つめ、ヒューは過去の呪縛にからめ取られて生きている。
いろいろな意味で変革の時代だった19世紀末が舞台のお話だけに、あざやかな対照だと感じました。

さて、前作で覚悟を決めたシャーリーは、期待を裏切らず、しっかり活躍してくれました。(ジャレッドも!)
彼にクリスが必要なこと、そしてクリスに彼が必要なことを、持っているすべてのカードをかけて証明すると言い切ったシャーロック。その言葉通りに、貴族の彼だからこそ出来るやり方でクリスを守ったのは、最高にかっこよかったよ!(笑)

まだまだ難題が待ち受けているけど、それすら忘れそうになるほどに、二人が一緒にいる風景が当たり前に感じられて、なんだか嬉しい気分です。(パメラは「気に食わない」と評していましたが)

それにしても、タイトルにある「月の降る城」・・・どうして「月」なんだろう。
古い血筋にこだわり、時代に取り残されて、もはや自分で輝くことすらできなくなったヒューバート・クラインをイメージしているのか?それとも過去を眠らせるためにマグダフ城に降り立ったクリスのイメージなのか?あるいは、まったく別の意味が込められているのか・・?これも今後の展開で明かされる謎のひとつかもしれません。

そういえばこの巻、今まで名前だけ出ていたヒューバート・クライン、リコ・クライン父娘が初登場しています。個人的に、二人とも予想を裏切るキャラでした。
怖いよー、リコ。もしかして彼女が最終的にクリスの前に立ちはだかる存在なのかな?と思わせる迫力でした。

実はつい最近、個人的にロンドンを訪れたばかりですが、そこかしこに、作中に出てくる地名があって、それだけで嬉しくなってしまった自分がいました。
シャーロックの屋敷があるランベス、車の名前を取ったメイフェア、ウェストミンスター。ロンドン塔。二人がよく使うウォータールー駅。
もちろん変わりゆくものはたくさんありますが、残るものも確かにある。
19世紀、それよりもずっと前から受け継がれてきた歴史とともに、二人に優しい未来が訪れるようにと願わずにはいられません。

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紙の本恋のドレスと聖夜の求婚

2010/03/09 00:44

これまでに見た、もっともすばらしい黄昏

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る

―全身全霊で恋をした。
クリスがアディルに着せた黄昏の恋のドレスを見て、そう言い切れるほどにクリスを愛している自分を自覚したシャーリー。
ここからが、彼の本当の見せ場になりそうです。

既刊の随所で愛すべきヘタレ度を披露してきた彼ですが(笑)今度こそ覚悟を決めてくれました。というか、彼が覚悟を決めないと、どう転んでも希望の光が見えてこないほど、泥沼化している状況。まあ、反面教師のようなモアティエ公爵家のゴタゴタもなんとか収束して、個人的にはコーネリアとビアードがまとまって一安心。
それにしても、所々に織り込まれたほのぼのストーリーが、緊迫する状況を少しだけ和め、なおかつそれによって、これから対決する闇が強調されるようで、目が離せません。

結構意外だったのはアディル嬢。コーネリアとクリスとパメラと4人でカードをして遊んだり、クリスと仲良く話す彼女は、以前のつんと澄ました、感情を表に出さない冷たい氷のような青ではなく、美しく澄んだ海のような清涼な青のイメージに変わりました。

それと、ジャレッドがここに来て、かなり重要な位置につけてきた気がします。以前から思っていましたが、ジャレッドとシャーロックはどこか似ているというか、相性がよさそうというか、世慣れた兄が、真面目で一途な弟をからかいながらも、見守っているような・・・。
いや、まさかね。これで実は異母兄弟とか言ったら、かなりびっくりですが、まあ、そんなことは無いんでしょう。

他にも見どころ満載ですが、ストーリーは数々の謎を残して、クライマックスへ!
次刊、たぶん闇のドレスの面々が待つスコットランドの城が舞台になると思いますが、クリスとシャーリーがお互いを想う気持ちを、どうやって闇と戦う力にするのか、とても楽しみです。

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紙の本王子とワルツと懐中時計

2013/05/06 11:53

シリーズファンには嬉しい短編集でした。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る

王子とワルツと懐中時計
読めば分かりますがこのタイトル、4つの短編のうち3編のそれぞれのキーワードですね。
それに4つめのリルちゃんの短編とあき先生のおまけ漫画がついて、大満足。
事前に公開されていたタイトルで、主人公になりそうなキャラクターを想像していましたが、
期待を裏切らず、ファンには嬉しいラインナップでした。

とくにシリーズの中でも、ミステリアスな役どころだったジャレッドが主人公の「青い弾丸の騎士」はすこしだけ雰囲気が違って楽しめました。
本編で謎の多かった彼の背景を描いているのですが、理解できそうで、結局理解できない。
ありえないかもしれませんが、彼の両親とアルフレイドの物語が描かれた時に全てが分かるのかもしれません。
どちらにしても、アルフレイドとジャレッドの会話からわかった彼の出生の事情はすでに過去のことで、
今の自分には関係ないという感じの最後でしたね。ジャレッドらしい。

もちろん、主役カップルの短編「二年目の舞踏会」は楽しく読ませていただきましたが、この二人については、
相変わらずの幸せモードで、シャーリーがクリスにべた惚れなのを再認識。
そこで怒るか?シャーリー!そんなんじゃ宮廷舞踏会に出られないでしょう!と突っ込みつつ、読了しました。
でも、クリスもそろそろ旦那様の思考回路を理解してあげようよ(笑)

アントニーの短編「彼の懐中時計2」は本編の裏時間ですね。
いまさらながら、アントニー、GJ!彼が居なかったら、本編のあの最後はありえなかったようです。
できれば、彼のハッピーエンドが読みたかったなあ。

ずっと忙しくて、最近は本を購入してもすぐ読めないのですが、さすがにこれには飛びつきました。
ひさしぶりに大好きなシリーズの世界に抱かれて、癒されるゴールデンウィークになりました。

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紙の本恋のドレスと陽のあたる階段

2011/04/07 23:10

陽のあたる場所へ・・・ふたりならきっと大丈夫

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る

愛して、愛されるために。
なんでもする、と誓う。
すべては、あなたのために。

冒頭のこの言葉が、この巻のすべてなのだと、読み終わって初めて気づきました。
たぶん、クリスの「思い」であり、シャーロックの「思い」でもある。
お互いが、お互いのために現実と向き合うふたりは、まさに「親に認められた結婚」という陽のあたる場所へ向かって、階段を上り始めたようです。

それには、もちろん周囲の協力も必要で・・・。
コーネリアやアディル、クラウド(この方、ちゃんと登場したのは初めて。)にアントニーにパメラ。みんなが自分にできることでクリスのために、(ついでにシャーロックのために)協力してくれているのが、とても温かく幸せに感じられました。
人が人を思う力ってやっぱりすごい。
皆がクリスに協力しようとするのも、過去にクリスがお客様として出会った令嬢たちや周りの人たちと真摯に向き合い、相手を危険から守ろうとしたからですよね。
時に、命をかけても。
クリス自身はこんな風に自分に返ってくるなんて、思ってもいなかっただろうけど、そこが母親のリンダとの決定的な違いなのだと思います。
結局、今回もリンダが何のためにクリスに会おうとしたのか良く解かりませんでした。
リコとクリス、彼女にとって大切なのはどちらなのか?
個人的には、このあたりも最後はすっきりさせて欲しいな。

それにしても、今回のお気に入りは、ソフィアお母様!
過去、クリスに天然の対応でダメージを与えた方でしたが、自分は『なにがあっても夫の味方』と言い切れる、とっても素直でかわいらしい公爵夫人でした。

頑固だけど妻を大事にする父親と、夫を愛し子供を愛する母親がいるハクニール家。こんな理想的な家庭で育ったから、シャーロックはどこまでもまっすぐで未来を信じられる人になれたんですね。ある意味、彼は少女小説の理想的なヒーローだと思います。
(それなのに、どうしてあんなに思考過程が笑えるんだろう。)

次回は夏の予定とか、今からもう心待ちにしています。

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紙の本恋のドレスと約束の手紙

2008/09/05 01:01

ヴィクトリア朝時代の英国という設定には魔力でもあるんだろうか?

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る

私はどうもヴィクトリア朝時代の英国が舞台になった漫画や小説に惹かれるらしい・・ドレスも建築様式も、生活様式も産業も実に興味深い時代です。

本作のタイトルにある「恋のドレス」という言葉には微妙に抵抗感があったものの、「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」というシリーズ名に惹かれてはじめて購入したのが、シリーズ7作目「恋のドレスと運命の輪」でした。本作はそのシリーズ最新刊です。

主人公の営む仕立て屋「薔薇色(ローズカラーズ)」に偶然妹のドレスを頼みにやってきた青年貴族と主人公が、いろんな事件を通して交流してゆくうちに恋に落ちるという設定は、ありがちといえばありがちな身分違いの恋ですが、この時代、労働者階級のミス・クリスティン(クリス)と名門貴族のシャーロックでは正式に結婚する可能性は限りなくゼロ。
それでも、二人はシリーズを重ねるごとにお互いを想う気持ちを育ててゆき、最新刊では恋人という関係になった二人の交流が描かれています。

恋人とは言っても、公にできる恋でもなく、二人がかわす恋文がお互いの性格を反映していて、思わず微笑みたくなります。

クリス自身の過去が十数冊のシリーズの中でほとんど明かされていなかったことを考えると、これからひと波乱あるんじゃないかと、期待させてくれる展開でした。

最後はハッピーエンドになって欲しいけど、どうなんだろう
恋のために王位を捨てたウィンザー公・エドワード8世はヴィクトリア女王のひ孫(たぶん)だったけど、シャーロックはクリスのために公爵家を捨て・・られないだろーなー。というかそういうタイプじゃない気がする。

周りの個性的なキャラも魅力的で、個人的には医者のイアン先生の「のほほん」とした雰囲気がお気に入りです。

そういえば新しくできたディズニーランドホテルもヴィクトリア朝様式とか。泊まりたいけど高い・・・

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紙の本恋のドレスと聖夜の迷宮

2009/12/19 13:26

物語はラストに向かって加速中・・でも切ないなあ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る

クリスとシャーリーの身分違いの恋の行方は、二人が思っていたよりも
過酷になってきた気がします。

もっとも、乙女思考のシャーロックは、最初から、結婚は無理でも
好きでさえいれば、何とかなるっていう感じでしたが、その甘さを
今回ひしひしと味わっているんじゃないでしょうか?

反対にクリスは最初から結ばれる相手じゃないとわかっていながら、
それでも恋に飛び込んだ。その強さが、多少あだになった気はしますが。

まあ、「恋はするものじゃなくて、落ちるもの。」だそうですので、運命の恋の前には、二人とも抗うことなんてできなかったってことでしょうかね。

そういえば、クリスとシャーリーが、手紙でも、直接でも一回も相手と接触していないのは、今回が初めて・・ですよね?
離れてみて初めてわかる想いが、二人の行動を左右しているのかも知れません。

それと、ここに及んで登場してきた新キャラが、今後の二人にどんな影響をもたらすのか、心配でもあり、楽しみでもあります。

モアティエ公爵家の問題もちょっとだけ進展を見せてますが、やっぱりシャーリーには、ヘンリーのように世間体だけで選んだ妻と不幸な家庭を築いて欲しくないなあ。
時代背景を考えれば、それはまさに正統なやり方ですけどね。
その辺がからんでの、シャーリーパパとの対決も今後の見所ですね。

安易に主人公二人が幸せになれないところが、妙に現実的で、でも切ない。
これで次回春まで待てとは、あんまりですよ。青木先生。

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