サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

最大50%OFFクーポン(~8/27)

修正:新規会員30%OFFクーポン(~7/31)

電子書籍

ウルトラマンになった男 みんなのレビュー

  • 古谷敏 (著)
予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー3件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本ウルトラマンになった男

2011/05/14 10:50

光の国から僕らのために

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る

ウルトラマンの正体は設定の上では、科学特捜隊のハヤタ隊員。

だが、見方を変えれば、ウルトラマンのメインライター、金城哲夫であるとも言える。
別の人に言わせれば、姿をデザインした成田亨であるかもしれないし、第1話の監督、円谷一という人もいるだろう。
その他、脚本家、スタッフ etc. いくらでも出てきてキリがない。

しかし、そんな中で決して忘れていけない人がいる。
それは着ぐるみの中に入ってウルトラマンを演じた著者、古谷敏である。

ウルトラマンの話があった当初、著者は迷う。

「俳優」であるのに顔を出せない役。

さんざん悩み、口説かれた上で、期待されている事を知り、決心する。
そして、それは茨の道の選択でもあった。

どんなに疲れていても、スペシウム光線のポーズを毎晩、練習。
太るとウルトラマンの体型に影響が出てしまうので、夜食は厳禁。
過酷なアクションの後、建物の陰で吐いてしまうものの、その姿は決して、スタッフには見せない。
(加えて、だんだんタイトになる撮影スケジュール)

このプロ意識には頭が下がる。


本の文面からの想像だが、謙虚でマジメな人なのだろうと思う。

撮影が進んでいる中もあまりの過酷さに辞めよう、と思うが、偶然、バスに乗り合わせた子供達の会話でウルトラマンがどれほど愛されているかを知り、やりぬくことを決心する。
それまでは「顔も出ないので、いざとなれば誰がやっても同じ」という考えがどこかにあったのだが、これを契機に「ウルトラマンは自分にしかできない」と思うようになる。


そして、この心境の変化と同時に自他共に認めるほどアクションのキレもよくなっていく。
「逃げ場」があるのと「覚悟を決める」という事の違い、と言うべきか、ふっきれた人の強さと言うべきだろうか。


ウルトラマンの最終回の撮影が終了して、マスクを脱いだ時、
「泣いているの?」
と言われて、慌てて
「汗だよ」

ベタだが、カッコいい。

その後、著者はウルトラマンの演技が認められて、次のウルトラセブンでウルトラ警備隊のアマギ隊員に抜擢される。
ファンから是非に、という声が無視できないほど多かった、という事情もあったそうだが、それ以上に上層部の人が著者の隠れた努力や苦労を見ていたので、何としても報いたい、という気持ちがあったそうだ。

やはり見る人は見ているのだ。
こういうコツコツと努力する人が報われる話はホッとする。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍ウルトラマンになった男

2018/07/09 00:17

仕事とどう向き合うか

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うみべ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今やっている仕事が果たして自分に向いているのか、又は意中ではない部署に配置されてやる気をなくしている人に読んでもらいたい一冊。東宝のニューフェイスだった古谷敏氏に回って来たのは、主役とは名ばかりのウルトラマンのスーツアクター。あまりの過酷さに一度は降板を申し出ようとするも、あることがきっかけで逆にのめり込んでいき、そして自身の宝物的な経験となった。古谷氏の祖母「おばあば」がお守りを授ける時に言ったことは古谷氏のみならず、読んでいる自分自身も教えられた気がした。それにしても古谷さん、ゾフィーのギャラは今からでも遅くない、言ってもらったほうがいいですよ(笑)。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ウルトラマンになった男

2010/03/15 11:21

ウルトラマンは、僕なんだ

15人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タール - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アルバイト代の全てを映画代につぎ込んでいた少年・古谷敏。憧れの東宝ニューフェイスに成長した彼に舞い込んだ初主演の話が、謎のヒーロー・ウルトラマンだった。映画俳優としてのプライドから、「顔が出る役」にこだわり固辞するものの、その身体的特徴(手足が長い、頭が小さいなど)から「古谷敏にしかできない役」だと説得された彼は、やがてしぶしぶウルトラマンを着ることを承諾する――。

 一言でいえば、初代「ウルトラマン」を演じて一世を風靡し、「ウルトラセブン」では心優しいアマギ隊員として人気を博した古谷敏が、40年以上の時を経て書き下ろした当時の撮影秘話ということになるのだろう。しかし、史上初めてウルトラマンになった彼が、開発途上としか言いようのない「ゴムのぬいぐるみ」に苦心と工夫を重ねて身体をねじこませ、過酷な撮影に限界をみた体験話は、撮影秘話どころではない生々しさと痛々しさを伴って迫ってくる。当時の大ヒーローだったウルトラマン。その実態として知るには、この年月が必要だったんだという思いで、しみじみ読んだ。

 読むと、その苦労たるや並大抵ではないと知らされる。当時を知っている人ならわかると思うが、ウルトラマンは当初顕しく変化した。それはつまり相当無理がある状態で始まったということではないだろうか。不具合を調整するのは着用後だ。着用している古谷氏はほとんど実験台のようになって、歩いては転び、動いては息が詰まり、宙づりになって痛みにのたうつ。文中「地獄」という言葉で表現されるほどに過酷な撮影の日々にあって、家に帰ってからも筋トレやポーズの練習を欠かさず行い、実直に頑張る古谷氏の姿には、ファンとして今さらながら頭が下がる。

 ウルトラマンとして文字通り命をかけて頑張っていた時、番組を酷評した新聞記事を目にして、限界ギリギリにあった心と体をついに持ち堪えられなくなり、降板の決意をした古谷氏が、生き生きとウルトラマンを語る子供たちの熱っぽい声に引き戻される場面が印象的だ。覚悟を決めた古谷氏は、「ウルトラマンは僕なんだ」と気づいたという。その清々しい場面に「ウルトラマンになった男」というタイトルの意味がじんわりと効いた。

 ところで、撮影現場の「地獄」が描かれているとはいえ、この本のポイントは、痛々しい話ですらどこかほんわかとさせてしまう古谷氏の語りの柔らかさ(氏の人柄の良さなのだろうが)にあると思う。たとえば彼は、しめつけられるゴムのせいで、休憩のたびに吐いてしまうのに、誰にも気づかれたくないということばかりを書く。怪獣を演じる大変さを体験する段では怪獣役の役者に称賛の声を惜しまない。自分自身がいつ大怪我をするかもしれない大きなリスクを抱えているというのに、他のキャストやスタッフのことを常にねぎらうし、監督をはじめとする制作者たちのことををすごい人たちだと手放しでほめちぎる。自身の状況をどこか他人事にして、周囲の人の仕事ぶりを気に掛け感謝を捧げる素直な言葉が、痛々しいはずの話を温かいものに変えていく。

 きっと古谷氏はこれまで、こうした苦労話を自慢話として熱弁をふるうのでなく、とっておきの思い出話としてさりげなく語り続けてきたのだろう。それがじんわりと人々の心に沁み渡り、本を書いたらと勧められ、初めてウルトラマン役をになった時のようにしぶしぶながらも承知して、子供たちの声に励まされてウルトラマンを続ける決心をかためた時同様の純粋な心根のままに書きあげた。そんな気がする。生々しい現実も苦しい過去も、スペシウム光線を美しく決めた大きな掌でくるみこんでは温める、そんな古谷氏の生粋の優しさによって心安らかに知ることのできる特撮秘話は、テレビ創世記時代を知るためにも有効だと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

3 件中 1 件~ 3 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。