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電子書籍

さよならクリストファー・ロビン みんなのレビュー

  • 高橋源一郎 (著)
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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

これは・・・・・・・・・!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東宮時雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

繊細な文章に、ほんのりとした雰囲気をまとう、不思議な作品でした。
一番好きなのは表題作「さよならクリストファー・ロビン」。
みんなが知っているあのアニメーションからこんな哲学的要素の入ったおもしろみのある短編ができるとは!!・・・・・・・・・・・まさに脱帽です。

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【物語】を愛する全ての人に読んで欲しい一冊

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーシカ - この投稿者のレビュー一覧を見る

何故私たちは本を読み、毎週ドラマを録画予約し、映画や芝居を観に劇場へ足を運ぶのか。
【物語】の持つ力を強く感じられるところがボルヘスやPオースターにも通じるように思います。
いつか話題が死んでも私の愛した【お話し】は存在し続ける、多分、世界の終わりまで。
それはとても大きな救いなのだと思います。

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明日を生き抜くために今夜しっかり夢を見ること

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あまでうす - この投稿者のレビュー一覧を見る

毎日毎日砂を噛むように空虚な時間が流れて行き、ともすれば天変地異も勃発し、人々はおのれの存在理由を見失う。慣れ親しんだ友人や物や世界が、気がつけばどんどん失われていくのである。

この明るい崩壊の時代にあって、それでもなお正気を保ったままよき社会人、家庭人として生き続けていくためにはなにが必要か。おそらくそれは毎日ささやかな夢を見ること、どんなに絶望してもあえて見続けることである、と著者は説いているようだ。

表題作の主人公、クリストファー・ロビンも、3.11の衝撃で精根尽き果てたあの吉田秀和翁のように老いさらばえて両手を上げて、静かにあの世へ旅立ってしまった。しかしクリストファー・ロビンも吉田秀和翁も、遥かな遠い世界へ去ったのではなく、きっと私たちの傍にいて私たちのことを温かく見守っているに違いない。

それどころか、著者が「ダウンタウンへ繰り出そう」で書いたように、死んだ人たちは愛犬ムクと手を携えて、遠からずわたしたちの世界へ帰還してくるのかもしれない。死者と生者が現世と来世をお互いに行き来しながら共生するという夢は、誰もが一度は夢見る夢かもしれない。

しかしそれが他ならぬ高橋ゲンちゃんによって組み立てられると、ある朝君が目覚めたら、ベッドの隣に鉄腕アトムが眠っているような驚きとリアルな相貌、そして一抹のノスタルジーを帯びてくるから摩訶不思議だ。

大切なもの、偉大なもの、愛しいもの、壊れやすいものはどんどん消えてゆくが、著者が力説するように、わたしたちが消えるまでになすべきことは、まだたくさん残っているのである。

明日を生き抜くために今夜しっかり夢を見ること 蝶人

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電子書籍さよならクリストファー・ロビン

2019/01/28 14:37

心にしみます

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作家へのイメージが、昔、江川卓と競馬の予想をテレビでしていたおじさんでしかなかったぐらいなので、今まで読んだことがなかった。というよりは、読もうとしなかった。かつて、私のベスト作品といってもいい阿川弘之氏の「春の城」で読売文学賞を受賞しているということで、この文学賞を受賞した作品をどんどん読んでみようキャンペーンの一環として今回初めて手にした次第である。表題作や「峠の我が家」は大人になって忘れ去れてしまった記憶たちのお話。童話風に書かれているのだが、もとい、童話風に書かれているからこそ心に染みた。久しぶりに昔持っていた怪獣図鑑のことを思い出してしまった

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静かで、ちょっと物悲しくて、穏やかで優しい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うおざ - この投稿者のレビュー一覧を見る

雑誌「SIGHT」のインタビューや対談で、
我が家ではすっかりお馴染の「源ちゃん」だけど、
そういえば、源ちゃんの小説って、ちゃんと読んだことないや、
と図書館で借りた「さよなら クリストファー・ロビン」

なんつーかね。

面白いとか、面白くないとか、
わくわくするとか、感動するとか、
そういう表面的な読書とは、
なんか全然違う体験をした感じがする。

ストーリーを追うとか、
登場人物に感情移入できるとか、
お話の中の事象のつじつまがあっているとかいないとか、
そういうことは、読んでいるうちに、全部どーでもよくなっちゃう。

通常「物語を読む」時に使う層とは違う層、
頭じゃなくて、心だか魂だかの層、
普段使う表面とは違う奥の層、
「わたし」の奥の、しんと静まりかえっているところに、
じわじわと物語が届き、響き、ゆらぎ、波紋が広がって行く感じがしたよ。

書いてある言葉は、全然小難しくなくて、
むしろ、とってもやさしいのにね。

どれが面白かったか、とか全然言えない。

だけど、何故か一番泣けたのは「峠の我が家」だった。
それも、悲しいとか、可愛そうとか、そういう感じじゃなくて、
自分がなんで涙を流しているのか、わからないんだけど、
心の奥の方から、泉が湧き出すように、静かに泣けちゃった。
何かが、響いたんだろうなあ。

全体を読み終わっても、
なんだか何かの「終わり」に立ち合っている感じ。
静かで、ちょっと物悲しくて、穏やかで優しい。

うーん、不思議な読書体験だった。
源ちゃん、おそるべし。



第48回谷崎潤一郎賞授賞だそうで、おめでとうございます
 → http://www.asahi.com/culture/update/0828/TKY201208280676.html

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表題に惹かれた

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ちょうど大人になったクリストファー・ロビンのお話が映画化されているので、原作か何かなのか?と思ってしまった。
でも、どこかノスタルジーを感じる話のようで、早く読んでみたい!

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いろいろな物語を借りての語り。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る

彼の作品あまり読んでいないので偏見めいてくるが、「子供」や「親子」の書き方はかなりあざといなぁ、と感じる。わかりやすくセンサイで、理解力の高いこども。ファンにはそこが魅力なのだろうけれど。
 ハウスの管理者のフォスター夫人は「アリス」かなと思ったのだが、もし彼女ならハーグリーヴス夫人らしい。読み間違ったか。
自分はアトムの基本設定の知識があまりないので、どこからが独自設定部分なのかが実は判然としない。

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