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電子書籍

明治天皇を語る(新潮新書) みんなのレビュー

  • ドナルド・キーン (著)
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.9

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (1件)
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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本明治天皇を語る

2015/08/29 01:46

明治天皇が少し近くなる本

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tadashikeene - この投稿者のレビュー一覧を見る

伝記『明治天皇』で知られるキーン氏が明治天皇について行った講演の書籍化。

立憲君主としての明治天皇の人となりを多彩な視点から明らかにしている。細かいエピソードも織り込んでいるがちまちました印象はなくバランス感覚に優れた人間味ある君主としての明治天皇像を浮かび上がらせた内容。外国人との交際、同時代の外国君主との比較、側近との関係に対する言及が目立つのは興味深い。

「明治維新」は知ってるし毎年明治神宮へ初詣には行くが明治天皇のイメージはわかないという方におすすめ。

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紙の本明治天皇を語る

2008/07/28 11:37

明治天皇の夏。

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:和田浦海岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

盛夏ですね。ここで明治天皇の夏を紹介しようと思いました。でも、こう暑いと、いきなり本題というのも芸がないような気がして。急がば回れで、余談からはじめさせて頂きます。 

中村弓子著「わが父草田男」(みすず書房・古本)の中に文「わが父・草田男」があり。こうはじまっておりました。

「     毒消し飲むやわが詩多産の夏来る 
夏こそは父の季節であった。父は7月24日に生まれ、8月5日に亡くなった。暑い季節がやってくると家族は全員げんなりしている中で、『瀬戸内海の凪(なぎ)の暑さなんてこんなもんじゃありませんよ』などと言いながら、まるで夏の暑さと光をエネルギーにしているかのように、大汗をかきながらも毎日嬉々として句作に出かけていた。・・・」(p57)

さて、昭和11年に出版されていた草田男句集「長子」を覗いてみました。夏の句に「安房野島ヶ崎にて」という句が、そこにあります。

   夏草や野島ヶ崎は波ばかり

   燈台や緑樹は陸(くが)へ打歪み

     野島ヶ崎燈台に上る

   涼風の旗打つ如く衣を打つ

   照り返す貝殻のみの入江あり



   夏芝やこごみかげんに海女通る

   月見草湾を距てて山灯る

   明笛鳴り軍艦通る月見草

帰省の句もあります。
  
   果樹の幹苔厚かりし帰省かな

     松山城にて

   炎天の城や四壁の窓深し



ところで本題。明治天皇の夏でした。
このドナルド・キーン著「明治天皇を語る」に
その夏が紹介されております。

「夏の間、どんなに暑くても、避暑地に行くことはありませんでした。冬も避寒地に行くことはありませんでした。日本の各地に明治天皇のための別荘ができていましたが、一度も行ったことはありませんでした。側近が静養を勧めると、天皇はこう応えるのです。朕は臣民の多くと同じことがしたい。天皇は日本人の多くが酷暑、酷寒にもかかわらず働いているのに、自分だけが一人のんびりと静養する気にはとてもなれなかった。・・・」(p89)

「明治天皇は内閣の会議には必ず出席していました。議場は夏には耐えがたいほどの暑さになることもありますが、不快を訴えることもなく議事に聞き入りました。とはいえ、一度も言葉を発したことはありません。あとで議長を呼んで質問することはありましたが、議事中はただそこにいただけです。それが自分の義務だと思っていたのです。もし天皇がそこにいなければ、内閣らしい話はなかったでしょう。長い間、内閣を構成する多くの人たちは、戊辰戦争で業績を上げた軍人たちでした。政治などの複雑かつ高度な問題にあまり興味がない者もいます。もし天皇が出席していなかったら、雑談とか猥談とか、いろいろ楽しい話をしたに違いない。しかし天皇がそこにいたために、そういう話はできなかった。大臣らしい行動をしなければならなかったのです。」(p90)

これを引用しながら思い浮かべるのは「五箇条の御誓文」でした。
はじまりの一箇条は「広く会議を興し、万機公論に決すべし。」でした。
五箇条を並べた最後には「我国未曾有の変革を為んとし、朕躬を以て衆に先じ、天地神明に誓ひ、大に斯国是を定め、万民保全の道を立んとす。衆亦此旨趣に基き協力努力せよ。」とあります。


ところで、中村草田男句集「長子」は、春夏秋冬の順に句が集められておりました。最後の冬の句のなかに、あの有名な句があります。



         降る雪や明治は遠くなりにけり



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紙の本明治天皇を語る

2006/06/09 14:18

愛の大帝-偉大なる国父

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 明治大帝が崩御されてすでに100年が過ぎようとしている。その間に、大正・昭和・平成といずれも名君の治世の下、日本はまだこの地上に平和を謳歌している。GDPは世界2位で、いまだ東南アジア諸国と中韓を合計しても日本が上という経済大国の地位を維持している。しかし、この地位にいたる道しるべを作ってくださったのは紛れもなく明治大帝その人である。
 著者のドナルドキーンといえば、世界でも有名な日本研究者である。その彼ををして、「真の皇帝と呼べるのは、明治天皇だけであったろう。それはまさしく「大帝」と呼ぶにふさわしい」と言わしめた明治大帝は、まさに偉大なる大名君であられたと思う。

 若き日の行幸の際は、自ら農民の労をねぎらい、菓子をプレゼントされたりしつつ、この国の「姿」というものを十分に観察された。行幸の際には、農民と同じ苦しみを味わうために「民の気持ちを理解するのに、蚊帳を用いてはいけない。農民全てが蚊帳もちではない」と蚊帳の使用を固辞された。ご自身が病気になられても、薬を用いず、ある地域で病気が発生したと聞くや我が事以上に心配し、最優先の処置を施す。キーンのいうとおり、大帝というお人は、心の底から自身が国にとってどれだけ大事な地位にいるかを自覚なさっており、故にこそその国民への愛は本物なのであろう。
 日露戦争で戦う前線兵士を思い、陛下はわざわざ広島の大本営まで行き、そこで木造2階建ての時計しかない部屋で、「前線の兵に妻がいるか、ベッドがあるか、絵画があるか」と皇后も近寄らせなかった。その後の晩餐会では負傷した兵たちに負傷した日時などを聞き、彼らの傷跡に涙ながら触れたりもしたという。そのとき、兵たちは感動で涙に溺れたことは言うまでもない。その姿は正に慈父そのもの。当時の兵たちも、この方のためなら戦えたであろう。
 日本は絶対借金をしてはならないという信念も持っておられたようで、自身は決して贅沢をしない。皇居の造営も遂に許さなかった。まさに、国の財布=自分の財布と思っておられた証拠であろう。欧化に走り、古来の大仏などを破壊する運動をストップさせたのも、能を復活させたのも、そして自ら和服を脱ぎ必要な欧化を促進したのも大帝である。
 これらのほか、大帝の日常に至るまで、本書は適度に詳しく語られている。本書には無いが、今日のトルコの熱狂的親日を構築したのも明治大帝である。エルトゥール号事件(詳しくはネット検索して欲しい)において、遭難したトルコ人を軍艦でトルコまで護送する聖断を下したのは大帝である。その際付いていった山田虎次郎は日本語教師としてトルコに残り、その生徒に後の初代大統領アタチュルク閣下がいた。その建国の父のデスクには常に明治大帝の写真(多分絵だろう)が飾ってあったという。
 その100年後の1985年フセインの48時間後のイラン攻撃宣言で、イランにいる日本人は日本政府が救援機を送れず、戦地に取り残される絶命の危機にあった。もう、誰も戦地サバイバルを覚悟したろう。しかし、残り1時間と言う時やってきたのはトルコ政府の飛行機であった。トルコが他国の人間を差し置き、日本人を助けてくれた。理由はもちろん、エルトゥール号事件(日露戦争もへの恩も)の恩返しである。大帝の愛は100年後も生きていたわけだ。
 大帝崩御の際、あらゆる国が「世界で一番偉い皇帝」と賞賛したという。特に当時同盟国の英国はこれでもかというほど誉め言葉の嵐である。
 祖国日本にとって、天皇は日本を統合する最後の切り札である。その皇室の不文律を粉々にし、男系を崩すこと、大帝は決してお許しにならない。おそらく、烈火のごとくお怒りになるだろう。祖先からの呪いを受けてまで、国父に反逆してまで皇室を破壊したいという連中(有識者会議)の言う事など取り合っては成らないのである。

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