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生きるとは、自分の物語をつくること みんなのレビュー

  • 小川洋子 (著), 河合隼雄 (著)
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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.6

評価内訳

  • 星 5 (5件)
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  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

物語はつづく

27人中、25人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小川洋子さんの『人質の朗読会』は海外でテロ事件に巻き込まれた人たちがそれぞれの人生の風景を語り合うという構成になっています。そのテーマなり場面はまったく違うのですが、人にはそれぞれ語るべき物語があるのだと深く心に沁みこんでいく一冊でした。
 特に東日本大震災で犠牲となったたくさんの人々のことを思うと、高齢者も若い人もあるいは子供たちでさえ、それぞれ彼らの物語があっただろうと思います。
 それは多分年齢に関係なく、物語はあったはずです。犠牲になられたたくさんの命と同じ数だけの物語。
 それを私たちは想像するしかないのが悔しく、そして悲しい。

 本書は、小川洋子さんと臨床心理学者の河合隼雄さんとの対談集ですが、そのテーマが書名にあるように「生きるとは、自分の物語をつくること」です。
 ちょうど小川さんのベストセラー『博士の愛した数式』が映画化された後の対談ということで、小川さんの作品をベースに話が進められていきます。
 その対談のなかで小川さんはこんなことを話しています。「あなたも死ぬ、私も死ぬ、ということを日々共有していられれば、お互いが尊重しあえる」と。
 死ぬということは物語の終わりでもあります。それがどれほど短いものであっても、あるいは未完であっても、絶対に物語があります。
 小川さんの発言は、人にはそれぞれに物語があるということを共有していられたら、互いに尊重しあえると読み替えてもいいのではないでしょうか。

 対談の相手でもあった河合隼雄さんが亡くなられたので、この文庫版には小川さんの「少し長すぎるあとがき」が書き下ろしで収録されています。
 その中で小川さんは「生きるとは、自分にふさわしい、自分の物語を作り上げてゆくことに他ならない」と書いています。
 自分の物語を作り上げてゆくことは、亡くなった人たちの物語を読むということにもつながってゆく。
 物語は物語へと続くのです。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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大事にしたい一冊

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は小川洋子も、河合隼雄の名前を聞いたことすらなかった。
しかし、読み始めてすぐにこの二人の頭の良さに唸った。
そして、対談の中でどんな考え方を持つ人達なのかが分かってくると、両者の著書に触れたいと思わせられた。

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ファンならずとも必読

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトル通り、テーマが物語で一貫していて、だからと言って台本通りでない。対話が自然であり、偶然性を重んじている。両者ともに人に深い理解があるのだと、尊敬の念を持って拝読しました。哲学書でもあり、小川洋子の文体を感じられる文学でもあり、人生の必読書と言っても言い過ぎではないと思う一冊です。

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まさにタイトル通りの内容です

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投稿者:ヴィクトリア - この投稿者のレビュー一覧を見る

小川さんと河合さんの共著だけに、飛び付きました。この書のタイトル「生きるとは、自分の物語をつくること」の意味に深く感銘を受けました。どんな時代においても、自分が生きている世界(小さな社会)で生きづらいと直面する事は必ずあります。他の人に相談できないこともあり、結局は自分自身で解決してゆかなくてはいけない。そんな時、この本を手にしていれば心が軽くなると思います。悩み多き若い人にはもちろん、中高年の方にもお薦めの一冊です。お二人の洞察力にはいつも驚きます。

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いまを生きる

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投稿者:ながつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

こんなに短い本なのに、大切な気づきがたくさん詰まっています。
腹の立つことがあっても、明日には会えなくなる可能性があることを思えば
相手を許して会っている時間を大切にできる…といった具合です。

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ユーモアあり

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

楽しい対話のカタチで進んでいきます。この二人の対話、もっと読みたいなぁと思いましたが、河合さんは、お亡くなりになったのですね。内容は、頑張れイコールさよならだとか、やや……言い過ぎな面あり。ま、望みを失わせず傍らにいることが大切というのは、理解できますけど。

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