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天狗の落し文 みんなのレビュー

  • 筒井康隆 (著)
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.0

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本天狗の落し文

2001/10/14 15:38

異色の小説アイデア集

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:神楽坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 短編の骨格になりそうなもの、冒頭シーンとしてそのまま使えそうなもの、あるいは、トリックやたった一言のセリフまで、何でもありという感じだ。創作ノートをそのまま本にした雰囲気である。読んで面白いものではないが、こうやってアイデアを公開してしまったら、彼としては大変である。読者に向かって自由に使っていいと言った手前、彼自身がこのネタを使うわけにはいかないからだ。
 この本には3通りの企てが考えられる。1つは、この程度のアイデアから数々の傑作を生み出したという自負。独創性とは、単なるアイデアの面白さではないと言いたかったのではないか。2つめは、書き溜めたアイデア集を装っているが、実はほとんどが今回のために書き下ろされたのでは、という疑いだ。彼ほどの筆力なら、一篇の長編を紡ぐように、このような特異な作品をゼロから完成させるのも容易だろう。そして、3つめには、文字通りこのアイデアを使って文学賞を取る人の出現を、彼が本気で待っているという可能性も残されている。実現すれば前代未聞のコラボレーションである。
 小説を書くノウハウ集でもなく、発想法の指南でもない。評価しにくいが、前例の無い本だとは言える。

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紙の本天狗の落し文

2001/09/20 18:15

筒井康隆の突如髣髴するひらめきと、アイデアの数々

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:挾本佳代 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 筒井康隆氏が断筆宣言をして、再び執筆活動をするようになって久しい。中学以来のファンである私としては、時に抱腹絶倒のドタバタギャグ、時にシリアスなSFや小説を書いてきたこの著者が、いつどんなところで、何をきっかけにアイデアやひらめきを得るのかが気になってしょうがなかった。本書は、筒井氏がふとした時に得たアイデアやひらめきを書きつづったものである。まるで、あまのじゃくな天狗が空の上から、一度にではなく、バラバラと時間をあけて降らせてくるかのように。

 筒井氏のドタバタギャグのアイデア、ちょこっと土から目を出した新芽のようなアイデアがいろいろとつづられている。少し紹介しよう。
 ボンゴラという国には女の姿をした蚊がいる。その蚊は、上半身裸の男の胸に、口吻をとがらせて飛びつき、血を吸う。血を吸い続けていったらどんな姿になるのかと思ったら、彼女はどんどん肥りはじめ、顔も中年女になった。叩きつぶすと彼女はぺったんこになり、たくさんの血が流れた——。こんな蚊がいたら、男性は嬉しいのだろうか。しかし、最初は嬉しくても、少し時間が経ったら醜い中年女になってしまうのであれば、夢も覚めてしまうのかもしれない。でも、いくら中年女の姿になったからといって、何も叩き殺さなくても…と思われるところで、バシッと叩き殺すのが筒井康隆だ。

 下剤が通過する際、腸にいる消化後の残りカスに向けてアナウンスが流れる。「腸内の皆様」。「蠕動の誘導にしたがって、速やかに肛門出口附近へと移動されますよう、切に、切に、お願い申しあげるものであります」。アナウンスは続く。「頑固な抵抗を続けておられる長期滞在者の皆様は」、ぽんという音とともに早く出ろ、と——。デパートの閉店間際に流れるアナウンスとオーバーラップしながら読んでいて、ふと考えた。出口に急ぐ、荷物をいっぱい持った人間が、消化された食べ物の残りカスなのだ。駅に直結する出口は肛門。じゃあ、駅にいっぱい集まる、家路に急ぐ人たちの群れは一体…。
 使い続けた機械の電源を切った時、「機械たちは一瞬、溜息をつく」という。「やれやれ。これでしばらく休憩できる」と言っているように聞こえるという——。こんな風に機械にいとおしさを感じることができるのも、筒井康隆なのだ。機械たちの溜息は、筒井氏自身からはき出された溜息でもある。作家の活動は、自身の血や肉を削り取りながら続けられる、実は非常にしんどい作業だからだ。だからこそ、そこではき出されるドタバタギャグが、想像の域を超えた、とんでもないものになったりするのだと思う。

 最後に、筒井氏いわく、断筆をしていた間は、とてもゆっくりと時間が流れ、「ほぼ二十五年に及ぶ時間」だったという。ファンとしても、「再開はいつかな、いつかな」と思っていたけれど、本人ほど時間の流れをゆっくりとは感じていなかった。そこに、二十五年という大げさでありながらも、妙に具体的な時間が書いてあったので、思わず笑ってしまったら、もう一文書いてあった。「嘘だと思うなら、断筆してみることだ」。確かに。それはできません、と思わず謝ってしまった。(bk1ブックナビゲーター:挾本佳代/法政大学兼任講師 2001.09.21)

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紙の本天狗の落し文

2001/08/21 18:24

羅列

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:猫  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アイディアの羅列集。それ以上のものでは決して無い。なるほど、ここから傑作を生み出すこともできるのかもしれないが、だからといって、読んでいて特に高揚することもないし、面白いものではない。

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