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電子書籍

天平の甍(新潮文庫) みんなのレビュー

  • 井上靖 (著)
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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本天平の甍 改版

2008/07/11 21:01

先人の苦労を偲ぶ(しのぶ)

11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

天平の甍(てんぴょうのいらか) 井上靖 新潮文庫 

 10年ほど前、仕事でむしゃくしゃしていた早朝にテレビで「そうだ、奈良へ行こう」というコマーシャルを聞いて、数日後に奈良を訪れました。それ以来毎年、年に数回奈良県を訪れるようになりました。奈良は京都と違って、広々としていているところが気に入っています。
 高松塚古墳がある明日香村の畑を見ると小学生だった頃の想い出がよみがえります。畑にはキャベツ、キャベツの上には青虫、青虫はさなぎになってやがて綺麗なチョウチョになる。天高くひばりが舞い上がり空中でさえずる。
 天平の甍とは中国の高僧鑑真がつくった唐招提寺の瓦をさすのだと思います。本の中に書かれているお寺さんには行ったことがあるところがたくさんあります。時代は奈良時代です。西暦700年代。日本の僧侶たちが遣唐使で中国へ行き鑑真を日本へ連れ帰るための苦労辛苦が記述されています。今でこそ飛行機で簡単に行き来できますが、私もこの本を読んで初めて知ったのですが、遣唐使は命がけの船旅であり、中国へ行くと15年ぐらい帰って来ることができなかったり、その行程で亡くなる者、帰国できず中国で生涯を終える者が出てくる。私は先人の苦労に感謝したのでした。
 サラリーマンの出世争いのようでもあります。歴史教科書のように事実経過が並べられていきます。しいて言えばドラマがありません。鑑真を日本へ送り届けるために努力した興福寺の栄叡(ようえい)の死は悲しい。
 諸外国と日本の交流が途絶えてしまったのは、江戸時代の鎖国制度の影響であったことがよくわかります。
 人が死亡した記述がピンときません。「物故する(ぶっこする)」「葬る(ほうむる)」「薨る(こうじる)」
 わたしはこれからも何度も奈良へ足を運ぶでしょう。

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紙の本天平の甍 改版

2008/12/24 20:03

井上靖の最高傑作のひとつ

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ベストビジネス書評 - この投稿者のレビュー一覧を見る

井上靖の最高傑作のひとつ。歴史版だ。井上靖の著作は全部読んでいるが、この本にも井上靖の哲学がありありと出ている。永遠と瞬間そして独特の厭世観だろう。この世に生まれていったいなにをすればいいのか。いったいなにが価値のある行為なのだろう。悠久なる時のながれにおいて個々人の行為はどういった意味をもつのだろう。ちっぽけな人間の存在、けれどもなにか時を越える行為があるのではないか。数名の留学層の生き方を通じて読者にじっくり考えさせてくれる。

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紙の本天平の甍 改版

2015/08/31 12:30

人生の折々に読みたい本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る

少年時代に初めて読んでから、何度となく読み返したくなる本です。
一人の人間は矮小なものかもしれませんが、その高潔な覚悟、崇高な
使命感で、仮に夢や目標は果たせなくても人生は有意義なものになる、
と勇気づけてくれる作品です。

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紙の本天平の甍 改版

2015/08/23 23:51

鑑真渡来を陰で支えた僧侶たち

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

奈良時代、日本に真の仏教をもたらすために海を越えた4人の留学僧たち。彼らは唐でも最も権威のある鑑真を日本に招くことに成功するが、その前には幾多の苦難が待ち受けていた。志半ばに倒れた者、異国での勉学に疲れ還俗し世を送った者、何とか使命を果たし故国に戻れた者、勉学に飽きたらず真の仏道を求めて印度に発った者・・・様々に生死した僧たちの顛末を描く。

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紙の本天平の甍 改版

2009/02/20 23:03

本当の評価は読者の力量次第

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 有名な鑑真の渡日を描いた本である。40年の時を経過しているので、いくらか読み難いところがある。それは、ひとつには漢字が多用されていることである。これに比べれば、最近の書物がいかに「ひらがな中心」であるかが分かる。

 もうひとつは、鑑真よりも、これを渡日させようとした日本人留学僧4人の運命を、淡々と描き出しているからである。起きた事実を通して、各々の内面を想像することを読者に託している感じがする。いたずらに、その時々の内面を登場人物に語らせはしない。

 こうして、『天平の甍』は、その名の知れているほどには読みやすくはない。事実に託して、読み手の想像力を試すところが大きい。

 それにしても、鑑真の5度にわたる渡航の試みは、波乱に満ちている。そして、その決心は、失明しても揺らぐことがない。その強靱な力には敬服するしかない。当時の船の航行能力はいかにも頼りなく、命懸けであることを本書がよく教えてくれる。鑑真の開いた唐招提寺がいかに歴史的な所産であるかも分かる。

 それにしても、この堂々たる鑑真と対比したとき、日本人留学僧たちの悲喜こもごもの暮らしぶり、選び取った道の複雑なさまがくっきりと浮かび上がってくる。

 本書は、歴史小説というよりも、もはや歴史の方に大きな比重がかかっている。小説に期待するような人情の機微はかなり抑制されており、読者は自らの力で補うほかはない。

 井上靖の小説は、平成という年号を20年も過ぎると、新しい段階に置かれてしまったようだ。読み手を選ぶという意味で、星3つとし、本当の評価は読者次第としたい。

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