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ドラマチック チルドレン(新潮文庫) みんなのレビュー

  • 乃南アサ
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.6

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本ドラマチックチルドレン

2011/09/18 19:18

生まれるところからやり直せたら

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドラマチック・チルドレン 乃南アサ 新潮文庫

 実話を仮名でドキュメンタリー化してあります。登校拒否、家庭内暴力を振るう少年少女を15名ほど預かって社会生活に適合できるようにするための家「はぐれ雲」について書かれてあります。舞台は富山県、家主は川又夫婦40代です。こどもたちは、農業に携(たずさ)わりながら社会復帰を目指します。
 なんとも重苦しい内容です。この本を読むと、こどもはいないほうがいいとまで思わせてくれます。出口が見えない事例が多い。やってもやってもうまくいきません。この世に、完全な人間はいないという感慨が生まれてきます。
 自分が生活してゆける場所を探す。居場所探しの人生の旅でもあります。こどももこどもなら、親も親という面があります。母子分離が必要な親子もあります。そもそもこの親はこどもをつくってはいけない人だったと考えるのは極端だろうか。
 考えない受身のこどもたちがいます。何をするにしても質問してくる。逆に質問すると「わかりません」しか返ってこない。わからなくて、次の動作に移れない。
 23ページにある「こどもが強烈な人間不信感をもっている」は心に刻み込まれました。この共同生活の動機は、川又氏のボランティア活動がきっかけで、高校時代の恩師の落伍者をどうにかすることが教育だという言葉から始まっています。ただ、読んでいると、どうにもならないのではないかと行き詰まってしまいます。まず、基礎学力のないこどもは、年齢が何歳であっても、文字の読み書きから始めていかなければなりません。道は遠い。

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紙の本ドラマチックチルドレン

2007/01/03 17:43

こんな若者がいて、その若者たちに手を差し伸べる人たちがいる

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「さまざまな問題を抱えた子どもを預かり、共同生活を通じて立ち直らせるための施設」である富山の「ピースフルハウス・はぐれ雲」を舞台としたノンフィクションである。単行本として刊行されたのが1996年で、書かれている時期としては1990年代前半になる。まだ「ひきこもり」という言葉が広く知られていない頃であり、子どもの抱えるさまざまな問題とは、登校拒否であり、非行などとして捉えられていた頃の話だ。
 これを読んでいると「ひきこもり」者に代表されるような若者の抱えている問題がいかにさまざまであり、ひとりずつ真摯に向かい合い対応していかないことには解決していかないものだということがわかる。
 それにしても、このような子どもたちを立ち直らせようと活動している人たち、この話では「はぐれ雲」を主宰している川又夫妻のような人たちは、何を糧にして活動を続けているのだろう。決して恵まれた状況でないにもかかわらず、そして自分たちの生活を犠牲にしているかのようにしてまで子どもたちに関わりつづけているのだ。こうした状況は未だに変わっていないところが多く、「ひきこもり」を支援する人たちは今も川又夫妻と同じようにして活動していると言う。「ひきこもり」問題を単純に考えることはできないが、このような支援者の活動をさらにサポートする必要があるのではないかと、この本を読んで思い知らされた。
 最後に、この本の内容に文句はないのだが少々気になることがあった。この本はノンフィクションとして書かれていているのだが、登場する若者のプライバシーなどに配慮して仮名で書かれているらしい。しかし、どうも川又夫妻とか他の大人たちは実名で書かれている人たちがいる。そこの区別がよくわからず、ノンフィクションなのかフィクションなのか分からなくなるところがある。ノンフィクションでは仮名ははっきり「仮名」と書いていることが多いので、最初にそのように表記してもらった方が良かったのではないだろうか。
 また、子どもたちのさまざまな問題をもれなく取り上げるというのは実態を知るには確かな方法だとは思うが、逆に何人もの子どもたちの話が出てきて散漫な印象もぬぐえない。最初に登場する恵を中心にした話にしても十分「はぐれ雲」の実態や現代の子どもたちが抱えている問題を表すことができたのではないだろうか。
 とは言え、「ひきこもり」の若者とそれに関わる人たちの実態を知らせてくれるに足る内容には違いなく、だからこそ『ひきこもり支援ガイド』にも紹介されているのだろう。

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紙の本ドラマチックチルドレン

2001/05/31 12:54

彼女たちは今、どうしているんだろう

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:川原 いづみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 富山市郊外にある『ピースフルハウス・はぐれ雲』。さまざまな問題を抱えた子どもを預かり、共同生活を通じて立ち直らせるための施設。ある日、主宰者の川又夫妻は中学3年の恵を迎え入れる。登校拒否、無断外泊、シンナーなどひと通り経験ずみの彼女は、古株の非行少女とすぐに衝突。『はぐれ』には緊迫した空気が流れて…。
 著者の乃南さんはきっと心優しい方なんでしょう。それが良くも悪くも表れているドキュメンタリー小説ではないでしょうか。どこかオブラートに包まれているような感じを受けました。それなりの過去があって『はぐれ』にやってくる子供達だからこそ、もう少しその部分をリアルに描写する事で立ち直るまでの変化をくっきりとさせてもいいのでは、と思ったりもします。同時に「大切なのは今、そしてこれから」そんな川又氏の考えと思い遣りが伝わってくる書き方でもあるのですが。
 立ち直る子もいるし、そうでもない子もいる、現実の厳しさはきちんと描き出されています。私は主人公格の 「恵」よりも「るり」の描写に衝撃を受けました。行き場のない怒りを抱えた彼女の悲鳴と、それを受け止めようとする川又氏の苦悩が伝わってきてとても苦しかった。全ての子供が「恵」のように、挫折を経験しながらも何かを見い出せるならばいいのですが…。
<初読:00/04/10>

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