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電子書籍

草原の記(新潮文庫) みんなのレビュー

  • 司馬遼太郎
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
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  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本草原の記

2015/10/31 00:37

モンゴルへの文豪の思いがにじむ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る

司馬遼太郎氏が大阪外語で蒙古語を学んでいたことは、
つとに知られていよう。
私は、小説を中心に大抵の司馬作品を読みつくしたのちに、
随筆的なものへと読書対象をうつしていった時に
図らずもこの作品に出会った。
しかも、自分自身がモンゴルに滞在している時期にである。
この本には、節々に彼のモンゴルへの思いがにじみ出しており、
自分のモンゴル体験と重ね合わせて感じるところが多かった。

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紙の本草原の記

2010/03/31 01:17

少しばかり司馬批判を...

7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大阪外大のモンゴル語科を卒業し、モンゴルの大地に遥かなる憧れとロマンを抱きつづけた作家司馬遼太郎が、モンゴル訪問中に知り合った現地人女性ツェベクマさんとのやりとりを中心に綴ったエッセイである。
 司馬らしい好奇心のおもむくままに書かれた文章は、本書のテーマであるモンゴルの空と草原がもつ解放感を反映してか、より生き生きしている。ときに騎馬民族の歴史をたどり、ときに日本の大陸支配を論じながら、あくまでこの物語風エッセイのヒロインは、ツェベクマさんである。少女時代にソ連から日本の支配する満州国に移住した彼女は、戦後、中国の支配を受けるも、文化大革命の嵐の中、夫を置いて娘と二人で中国を脱出しモンゴルに移住した。その一生は苦労の連続だったが、彼女自身はきわめて楽観的で明るい。ことに物語の最後で、夫が晩年彼女のもとへ戻り彼女に看取られながら息をひきとったことに関して、夫が「わるく生きるよりもよく死ね」というモンゴルのことわざ通りに死んだと言い、さらに「ツェベクマさんの人生は大きいですね」と語りかける作者に、「私のは、希望だけの人生です」と切り返すくだりは、彼女のおおらかな人柄を感じさせてくれる。
 作者は、ツェベクマさんのこの屈託のなさを、土地や財産などの所有物に拘泥しない遊牧民の伝統的気質と重ねあわせてとらえようとする。そして,その典型例を、モンゴル帝国第2代ハンのオゴタイの人格のうちに見出す。何でも気前よく人民に施しをしたオゴタイは、おそろしいほど物欲の少ない人間で、莫大な財宝を一商人にあたえたときなど、それをいさめた会計担当者に、「財宝がなんであろう。金銭がなんであるか。この世にあるものはすべて過ぎ行く」と答えたという。また、自分が哀れを感じたあるアラブ人の老人には、宝物をあたえただけでなく、道中盗賊に襲われないよう一隊の騎兵をつけてやり、さらに旅の途中で死んだ彼に代わって家族のもとに金を届けさせたという。司馬はこのようなふるまいの根底にある思想を、近代人にとっての美徳である「寡欲」の根底にあるそれと区別をして「透明な厭世思想」という名で呼ぶ。つまり、モンゴル人は本質的に物質にこだわらず、自己の精神のみを大切にした民族であると言いたいようである。
 しかし、これほどまでにモンゴル人とその歴史を美化するのは、正直どうかという気もする。ツェベクマさんがそのような精神の権化であることは認めるとしても、モンゴル人すべてが、そして歴史上現れたモンゴル人、ことに13世紀のユーラシアを席巻したモンゴル民族一般が、物欲の薄い人々であるようにはとうてい思われないからだ。彼らは武力で他の民族を征服し、略奪をおこない、彼らに従わない部族には容赦なく暴行と虐殺を加えた。ハンの一族の者が殺されたという理由で、ある村のすべての人間とすべての生物を殺戮したことや、殺した人間の骸骨で巨大な塚ができた話などその残虐性については枚挙のいとまがない。上のオゴタイの話にしても、その気前よさの裏には数限りない略奪があったこと、またしょせん彼らには蓄財をして国家を長い視点で運営してゆく才覚が欠如していたということなどが、その結論として引き出されるにすぎないと思うのだが、これはひねくれた考え方だろうか。
 司馬遼太郎もモンゴル史の影の部分についてはよくわかっているはずなのに、それに関する記述が本書ではいっさい触れられておらず、彼らしい批判精神もここからはうかがえない。批判もできないほどにモンゴルの民を愛しているのだとしたら、それは偏愛というべきで、彼ほどの作家が、と残念な気持ちになる。

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紙の本草原の記

2002/05/31 02:21

感動のモンゴル外遊記

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:フィルモアイースト - この投稿者のレビュー一覧を見る

司馬さんのモンゴル外遊記で、また偉大なる女性の記録です。
司馬さんのモンゴルに対する永年の愛情が強く感じられる一冊。
かつてここからチンギス=ハーンがでて世界の大帝国を築き上げたモンゴルは
今も同じ大草原が広がっています。
そんな中で生きた女性ツェベクマさんの話を織り交ぜながら、
司馬さんのモンゴルに対する思いが淡々と語られています。
終章の、時代に翻弄されながらも強く生きぬいたツェベクマさんの話は、
流れる涙をどうする事も出来ませんでした。

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