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みんなのレビュー30件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (21件)
  • 星 4 (7件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
30 件中 1 件~ 15 件を表示

事件記者の真骨頂をここに見る

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

犯罪ルポものを比較的読み漁っている身としては、筆者の前作『遺言-桶川ストーカー事件の深層』(文庫化に際してタイトルのメインとサブが逆になりましたが)は当然読んでいたので筆者のことは知っていたし、なにかのタイミングでかその当時の日本テレビでの特集(最初は『バンキシャ!』だったと思う)をリアルタイムで見ていた私にはなじみの内容である。
事件で自分は冤罪だと訴えていた方に無罪確定・釈放というのは勿論めでたいことだとが(何年・何十年も理不尽に閉じ込められた方に「めでたい」と表現するのは失礼だとは思うのだが、誤りが正されたという意味で「めでたい」という言葉を選んだ)、私がいつも感じるのは、「じゃあ、真犯人は誰なの?」ということ。 マスコミ報道は冤罪に至った過程を検証するけど、それも重要だけど、真犯人の存在について言及する例があまりに少ない、と常々思っていた。 だから、「あくまで真の目的は真犯人の検挙」という筆者の姿勢が好きなのです。 だから<足利事件>の冤罪証明は途中経過に過ぎない、という発想に同意。

なにしろテレビ報道をそのときは期待して見ていたので、「あ、あの部分は書かれてないんだな」といろんなことを思い出す(主に被害者家族の言葉が印象に残っていたのだが、あえてそちら方面にはあまり踏み込まないようにという気遣いかもしれない。 必要最小限かつ重要なことは記載されている)。
「真犯人らしき男について、実は特定している」という報道も見た記憶はあって、でもそのあとどうなったのかわからなかったのでこの本を読んでみたわけですが・・・そうか、もうちょっと、というところで3.11が来たのか・・・私の記憶も飛んでいるはずである(ただ、何故真犯人と目される男に筆者が辿りついたのかの説明がぼやかされていて、そこは少々イライラするところではある。 でも確たる証拠がないし警察も動いていない以上、プライバシーその他は守らねばならない)。

当時科警研が進めていたDNA型鑑定の弱点についてつっこまれて、それを証拠として有罪が確定した案件までもひっくり返されることを恐れる警察・検察・裁判所・法務省などひっくるめてこの事件に知らんぷりしたい・・・という組織側の姿勢を激しく糾弾しつつ、真犯人に対してもケンカ(?)を売っているのがこの本の骨子といってもいいかも。 「ジャーナリズムは公正中立」というお題目にとらわれず、自分が知りたい・やりたいようにやってしまう、だから結構私噴も丸出しで、第三者的視点から語るのではなく自分の言葉で突っ走ってる感じが、私は好きである。
スクープをつかんでも、すぐ発表したらどんな影響があるかわからないのでそれを確認してから、なんてのはある程度当然のことかと思いきや出来てる人、少ないよね~、と感じさせられたりした。

『バンキシャ!』出演時に<(桶川ストーカー事件の際に警察よりも先に犯人を特定した)伝説の記者>と紹介されたのに対し、心の中で「伝説ってなんだ、俺はまだ現役だ」と毒づくなど、私の好きな職人肌頑固おやじ的要素をこの人が持っていると感じられるから好きなのかもしれない。
事件を風化させないために雑誌にも連載し、それでも当局が踏み込まないのでこの本の刊行を決意した、とのこと。 一刻も早い解決を望んでやまない。 そして、他のすべての未解決事件についても。
刑事ドラマ全盛の世の中なのに、実際の警察組織がお粗末なのは恥ずかしいよ。
ハードカバー刊行時以降の動きについても触れられているが・・・解決までにはクリアすべきことがまだあるようです。続報を待つ。

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まさに調査報道の真骨頂!是非ご一読をおすすめします

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る

幼女誘拐殺人犯として誤認逮捕された菅家さんが2009年に釈放されました。17年におよぶ刑務所生活からの解放です。実はこの釈放の背景には、真犯人が他にいるとの信念のもとに取材を続けたジャーナリストの存在がありました。そのジャーナリスト本人が、いかにして菅家さんが冤罪であるかを突き詰め、そしてついに検察、裁判所までを動かす大きな波を起こしたのかを辿るノンフィクションです。著者の「真犯人を野放しにさせない」との執念が結実した1冊です。まるで推理小説を読んでいるかの如く引き込まれます。菅家さんを自供に追い込んだ当時の警察の取り調べの状況、一旦下った判決への疑念に対する取材への警察の抵抗、そして事件の報道とは誰のためになされるべきか等、読みどころ満載で、書評サイトHONZでも高評価なノンフィクションです。昨年「文庫X」と書名を敢えて隠して発売され話題にもなりました。

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事件告発

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

小説を読んでいると錯覚するのは著者の筆力によるものもあるかもしれないが、前作同様現実の世界だ。ほんのちょっとでもこうした作品で世の中が暮らしよくなることを願わずにはいられない。最後がすっきり解決というわけでないのが残念である。

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とにかく1人でも多くの人に読んでほしい衝撃の1冊

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

4〜8歳の4人の少女が殺され、1人の少女が行方不明の事件。5件とも近い場所で似通った手口で起こっている。しかもうち3件について自供した犯人が捕まり、1件が起訴されているが、犯人とされた人物は無罪を訴えている。真犯人は別にいるのではないか。この本は、そんな疑問を持った著者の執念の取材、調査に基づく衝撃の実話である。

なかった物証があったことにされ、警察のシナリオに合わない目撃情報は除外され、杜撰なDNA鑑定かわ犯人特定の鍵となった。そして17年間無罪の人が刑務所に入れられ、その人が釈放されても真犯人逮捕に警察は動かない。
これは本当に日本で起こったことなのか!
17年間間違った人を刑務所に入れて捜査していなかったのに時効成立はおかしくないか。
またそれについて国会でとわれた時の当時の法務副大臣の真犯人の人権を擁護するような発言には唖然とした。

他にも杜撰なDNA鑑定と、しっかり検証すれば疑わしい目撃証言で、無罪を主張するも死刑が執行された事件についても書かれていて、私の警察や司法への信頼は崩れていった。

事件はまだ終わっていない。殺人犯は今日も普通の顔をして私達と同じ空間で生活している。
今なお悲しみの中にいらっしゃる被害者家族のため、また安全安心な社会のためにも早く真犯人を捕まえてほしいと強く思う。

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是非一読を!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:月緒 - この投稿者のレビュー一覧を見る

普段なら絶対に読まないジャンルの本。じゃ、何故手に取ったか。本屋で「文庫X」として衝撃的な売られ方をしていたからです。

実際に手に取ってみると、警察の闇や報道のありかたなど、警察やマスコミの情報を鵜呑みにすることの恐ろしさが伺えます。常々こういう冤罪のニュースが流れると、「それじゃ真犯人は?」と疑問に思っていたけれど、そこまで言及する報道って見ないですよね。そして真犯人が捕まりましたという報道もない。そもそも、真犯人を捜査してるのかどうかすらわからない。そんな疑問を持つ人にとって、筆者の「犯人の逃げ得は許さない」という一環した信念が共感を呼ぶのではないでしょうか。

警察の在り方、捜査の在り方、報道の在り方、そしてそれらの情報の受け取り方。それぞれについて深く考えさせられる内容でした。情報とは、流す側の利害によってはいくらでも操作されてしまうものなのだ。

筆者は言っています。警察批判がしたいのではない。5人もの幼い少女の命を無惨にも絶った犯人を捕まえて欲しいだけなのだと。

私も言いたい。面子や体裁を守るために犯人がスルーされることだけはあってはならない。そもそも、あなた方警察に今さら守るべき面子などない。それでも守りたいのなら、真犯人を捕まえて初めて面子も体裁も守られるのだ。

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文庫X

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある書店員が、「文庫X」として、あえてカバーを隠して推薦した本。
ノンフィクションなのに、まるで小説を読んでいるかのような出来事。
緻密な取材に基づいた、圧倒的な迫力。
そして、まだ真犯人が捕まっていないという怖ろしさ。
私も、おそらく題名だけでは手に取らなかったと思う。
カバーを隠して薦めてくれた書店員に感謝。
そして、これを機に、真犯人逮捕に向けた更なる捜査を警察には望む。

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凡百のノンフィクション数冊分の圧倒的な内容

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tora - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんというのか…凄い本だった。
普通のノンフィクション一冊分の内容が、この本においては序章にすぎない。

私は菅家さん冤罪事件(足利事件)のことも、パチンコ屋で幼女と話す男の映像が有名な事件(横山ゆかりちゃん行方不明事件)のことも大体知っていたが、この両事件を含む5件の幼女誘拐が同一犯による連続殺人事件の可能性があることを、今まで全く知らなかった。
なので、その事実だけでも私には驚きだったが、この記者の執念は、その遥か彼方の事実へと行きつく。

本筋とはあまり関係ない感想を2つ。

この本は自ずとマスコミ批判も含むのだが、また、私も現在のマスコミに対し非常に問題を感じている者であるのだが、この本を読んだ後、従来のテレビや新聞、雑誌というものが凋落して、ネット全盛の時代となることへの危惧を抱いてしまった。
これだけの取材を担保したのは、恐らく著者の日本テレビ所属記者、という身分であっただろうから。

また、この本の核心部分は既にかなり広範に報道されていたのに、私自身がそれを知らなかったことにも考えさせられた。
もちろん、単に私が無知なだけなのだが、他の多くの人も多忙な日々の中、本当に知るべきことを知らずに過ぎてしまうことが多いのではないか。
例えば、権力はいかに自らを守るために嘘をつくか。
いかに本来の目的を忘れて、本末転倒な不合理なことを行うか。

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知らなかったことこそ悪

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

普段は読まないタイプの本。きっかけは、本好きの方ならきっと分かるであろう企画から。 読んでみて、今まで、足利事件を知らなかったこと、興味がなかった自分が恥ずかしくなりました。また、ここに書かれていることが、本当ならと思うと怖くなりました。何が正義なのか?科学捜査は何のためにあるのか、報道の真の役割とは?本当にいろいろ考えさせられた一冊です。でも筆者の気持ちはすごく伝わりました。皆様にも是非読んでほしいと思う一冊です。

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足利事件は、こんなにも奥の深い事件だったのか・・・

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る

警察が自己防衛のためのどれほどウソをつくのか、前に読んだ「桶川ストーカー女子大生殺人事件」を著わした著者のノンフィクションでも明らかとなったが、本書でも詳らかにされる。しかも今度は警察のメンツのために無実の人が獄にとらわれ服役するという本当にひどいものだ。さらにひどいのは、著者は真犯人にたどり着いたのに、未だに警察は真犯人を捕まえない。なぜか、警察のメンツのためだ。
獄にとらわれたのは。幼女を誘拐して殺害したとされた菅谷さん。「足利事件」として有名だ。この事件は、1990年5月12日、栃木県足利市にあるパチンコ店の駐車場から女児が行方不明になり、翌朝、近くの渡良瀬川の河川敷で、女児の遺体が発見された事件。事件翌年の1991年菅家さんは逮捕・起訴され、無期懲役刑が確定し、服役していたが、有罪の決め手となったDNA鑑定が、2009年(平成21年)5月の再鑑定の結果、彼のものと一致しないことが判明し、彼は無実の冤罪被害者だったことが明らかとなった。自白の強要、いい加減な鑑定で犯人に仕立て上げられたのだ。これだけでも1冊の本になるのだが、本書はでは、真犯人はだれかと追求していく。本来なら警察の仕事だが、警察は動かない。足利事件の周辺には、連続して幾人もの幼女誘拐殺害事件があるのにだ。怠慢で動かないのではない。DNA鑑定の闇がこんどは横たわっている。この闇が暴かれると、他の事件での冤罪が暴かれかねないからだ。
著者は真犯人にたどり着く。しかしいまだに真犯人は野放しにされたままだ。市民よりも警察のメンツ、またしても。

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1人でも多くの人に読んでもらいたい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:田中ヨシロウ - この投稿者のレビュー一覧を見る

困難にぶつかっても諦めないこと、どこまでも徹底して中途半端で終わらせないこと、人と真正面から向き合うこと。

『ごめんなさい』が言えなくてどうするのー(本文引用)

小学生の時に人として大切なことを教わって、素直な心でそれらを吸収してたはずである。
歳を重ねるにつれて、面倒だからと楽な方へと流れていくうちにどんどん薄れてきてたこの気持ちを、この本を読み進めて行くうちに、今まで閉ざしてたツボミがぽつぽつとまた咲いていくような感覚に落ちた。著者の素敵な人柄、町の人の小さくあたたかい心遣い、登場人物の心中が、沁みた。
それと同時に歳を重ねて覚える卑劣で汚い部分を突きつけられた。リアルにその声が、その光景が見えてくる描写は耳を、目を塞ぎたくなった。正義の仮面を被って真実に口を閉ざす真の弱虫は誰か?

こんな事件があったことを知っているのと、知らないのとでは生き方が違うだろう。とまで私は思う。

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読むべし

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

事件と釈放は報道で知ってたが、釈放のウラに壮絶な闘いがあったとは。
官の隠蔽体質は凄いと感じた。メンツを守るため、全面的に「ごめんなさい」が言えないのも呆れてしまう。
ラストの真犯人に対するメッセージも心にしみた。
遺族に対する心情もグッときました。
文庫Xだけあって一読の価値は充分ありです。

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社会の問題が凝縮されている

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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドラマ「エルピス」の脚本モチーフとなっていると聞いて、読んでみた。
「足利事件」については、再審請求、冤罪などと言うワードで、何となく知っているつもりでいたが、その背景などはまったく知らなかった。
著者・清水潔さんは雑誌記者からテレビ報道に移籍した方だが、官公庁や大組織の発表に頼らず、自分の目で見て確かめ、地道に取材をしていくスタイルは変わらない。本書も、さまざまな疑問にぶつかりながら、気になることには自ら食らいついて謎に迫っていく姿勢に尊敬の念を覚える。
点として捉えていたニュースが、ほかの事件や警察組織・マスメディアの問題など、こんなにも線でつながっているのだと愕然とした。

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不甲斐ない警察

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投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る

真面目な警察の人もいるとは思うが、警察の、義理と建前とメンツであるべき道が歪んだ時に害を被るのは、警察しか頼るもののない非力な一般の国民、この場合、何人もの幼い女の子たち。国家権力のない一介のジャーナリストがたどり着けるほどあからさまな状況証拠が累積しているのに、犯人が野放しとは。

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日本警察の闇

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投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

これがノンフィクションだということは、にわかには信じがたい内容だった。
作者は当時、いち雑誌記者だったとのことだが、何年も自分の足で綿密な調査を重ね、遺族の気持ちに寄り添い、真相に辿り着いていく。
タイトルの「殺人犯はそこにいる」が、まさしくそのままの意味で、真犯人がわかっているのに野放しになっている、などということが、この日本で起こっていることに背筋が凍る思いになった。
筆者が疑念を持たなければ、闇に葬り去られていたかもしれない真実。この方は凄すぎます。

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読んでほしい

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投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めてドキュメンタリーを読みました。ほとんど本を読まない私にとってはとても分厚い本でしたが、常に先が気になってしまいどんどん読み進められました。内容は前から知っていた事件の真相ということでとても興味がありました。事件の起きた地域の人達は意外と忘れてしまっている事件ですが、私はこの犯人が捕まっていないことが常に頭の片隅に残っていました。小説やテレビドラマなどとは違い、警察や国は常に全ての被害者の味方になることはできないという現実を突きつけられました。中でも冤罪のまま死刑になってしまった人がいるというのはショッキングでした。あの子はどこに行ってしまったのか、それだけでも教えてもらえないのだろうかと思います。これらの現実をより多くの人達に知っていただけたら、もう少し安全な世の中になるかも知れません。

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