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電子書籍

バブル―日本迷走の原点― みんなのレビュー

  • 永野健二
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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (5件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
8 件中 1 件~ 8 件を表示

電子書籍バブル―日本迷走の原点―

2018/10/05 07:20

それでもバブルを求めるか

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「バブル」と呼ばれた時代をいつからいつまでと明確にいうことは難しいかもしれない。あえていうなら、1980年代後半から1990年代の初めということになろうか。
 日本経済新聞の証券部の記者としてまさに「バブル」の渦中にいた著者の永田健二氏のこの著作では「1980-1989」とある。
 1980年はまだ「バブル」の「胎動」(これがこの本の最初の章のタイトル)期だろうが、1989年はまさに「バブル」の絶頂期だったことは間違いない。
 何故なら、その年の12月の大納会で日経平均は3万8915円の史上最高値をつけたのだから。

 実はこの年こそ平成の最初の年であったことは記憶にとどめたい。
 平成の時代を振り返る時、まさに絶頂期から始まり、その後「失われた20年」という経済不況、さらには阪神大震災東日本大震災という未曽有の災害を経験したことになる。
 「バブル」というのは経済的な側面だけでなく、「平成」の始まりという社会的側面にも言及してみるべき事実のような気がする。

 著者の永田氏は「バブル」についてこう総括している。
 「何よりも野心と血気に満ちた成り上がり者たちの一発逆転の成功物語であり、彼らの野心を支える金融機関の虚々実々の利益追求と変節の物語」だと。
 そして、この本はそういう「成り上がり者たち」と「金融機関」の姿を追った読み応えのあるノンフィクションだ。
 けれど、「バブル」は結局は一部の人たちの欲望であったとも思える。
 多くの人たちは「バブル」のつけだけを払わされているような気がする。

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コンパクトにまとまっていてオススメ!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:rubiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

バブル期の金融史を知りたくて、読みました。テーマ毎に色々な話がコンパクトにまとまっていて、理解しやすかったです。
尾上縫の話が特に印象に残っています。もっと詳しく知りたくなり、ネット検索して情報を拾いました。
最初のとっかかりとして、オススメできる本です!

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「バブルとは一体なんだったのか!」はじめて明かされるバブル正史です!

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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、日本を狂気に導いた「バブル」を見つめ直し、歴史的に検証した初のバブル正史と言える書です。バブルとは一体何だったのか?日本経済を壊したのは誰だったのか?という素朴な疑問に答えてくれるのが本書です。この試みは、これまでにない初めての試みということができるでしょう。バブルの最深部を取材しつづけた著者による画期的な書と言えます!

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秀逸な本

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ホンだ - この投稿者のレビュー一覧を見る

日経新聞の記者でとても有名な永野さんの本です。お父上が経済界の重鎮だけにあり、さすがの文章内容です。次の本も永野さん期待してますよ!また来ます。

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バブルとは何だったのか?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:燕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る

一般的に、日本の「バブル景気」は、1986年12月から1991年2月までの51ヵ月間だったと言われている。著者は経済専門紙記者として、この只中に身を置いた経験を持つ。
それでは、「バブル」とは一体どういう「物語」だったのか?著者はこう定義付ける。「何よりも野心と血気に満ちた成り上がり者たちの一発逆転の成功物語であり、彼らの野心を支える金融機関の虚々実々の利益追求と変節の物語である。そして変えるべき制度を変えないで先送りしておきながら利益や出世に敏感な官僚やサラリーマンたちの、欲と出世がからんだ『いいとこ取り』の物語である。そして最後には、国民ぐるみのユーフォリア(熱狂)である」と。
そして、これらの物語を支えたのが、「全ては『土地は上がり続ける』という『土地神話』」と、強力な大蔵省の監督行政のもと作られた「銀行不倒神話」だった。
「昭和末」とも言うべき時期に就職した私自身は、この時期文字通りのペイペイ社員であり、しかも、入社と同時に地方の工場配属となったため、「いいとこ取り」をした記憶が全くない。それでも、地方都市に黒服が接客する店が出現したり、仕事が終わると、そういった店に会社の先輩に連れられ奢ってもらったり(「お小言付き」だったが)したのは、バブルゆえだったかとも思う。
では、誰が「バブル」を演出したのか?
戦後も生き続けた「渋沢資本主義」―「日本資本主義の父」と言われる渋沢敬一流の、資本主義の強欲さを日本的に抑制しつつ、海外からの激しい資本と文化の攻勢をさばく、日本独自のエリートシステム―の担い手たちである、大蔵省をはじめとする霞ヶ関官庁や、日本興行銀行を頂点とする銀行が、「土地と株のバブル」を先導したのである。
著者は、これら「バブル」の演出者たちを厳しく断罪する一方で、旧来型の権威に挑戦した「成り上がり者たち」―本格的なM&Aの先駆けであるミネビアの高橋高見、可能性としては孫正義より前に日本の通信事業の顔となり得たかも知れない 江副浩正、その他、EIEの高橋治則、秀和の小林茂、麻布建物グループの渡辺喜太郎、光進グループの小谷光浩等のバブル紳士たち―を、完全には否定していない。
バブル崩壊後「失われた20年」と呼ばれた長い空白期が訪れることになったが、「92年8月はバブル崩壊後の日本が復活する最後のチャンスだった」と、著者は書く。当時の宮沢首相と三重野日銀総裁は、「すべての問題は土地から生じているため、土地に立脚した信用秩序を維持するため」「土地の買い上げ機関をつくり、これに公的資金を投入」し、土地の価格を維持する構想を持っていた。この構想を潰した犯人も、自らの責任追及を恐れた大蔵省であり、都市銀行トップであった。
結局、バブルとは、自己保身のための呆れるほどの無責任さがもたらした「日本迷走」だった。しかし、同じことが今後決して起こらないなどと、誰が断言できるだろうか?

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素晴らしい批判だが

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

バブルの発展について鋭く分析し批判した好著。ただし西野智彦氏の一連の作品に較べると見劣りする。製本も岩波のほうがよい。何よりもバブルを煽った日経新聞の記者であった反省がない。冒頭で安倍首相を上から目線で批判しているところも底の浅さを露呈している。本人も含めて誰もアベノミクスが成功するなどと思っていない。しかしここまでこじらせてしまった政治経済はハードランディングしかないのだ。

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外観を掴むにはよいです

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:K - この投稿者のレビュー一覧を見る

深く突っ込んで貰いたいところも多いので外観を掴むにはよいです。
取り上げている内容の深度にバラツキがあり、内容が浅いと思う部分も多くあります。

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狂騒

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KKキング - この投稿者のレビュー一覧を見る

みんな(ある意味)大好き、ほとんどトラウマになりつつある日本のバブル時代を総括する。80年代のアゲアゲの狂騒が、断捨離的2010年代に虚しく響く。

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