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電子書籍

ニッポン居酒屋放浪記 みんなのレビュー

  • 太田和彦
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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.5

評価内訳

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4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本ニッポン居酒屋放浪記 望郷篇

2003/06/16 22:32

太田さん、いつまでもお元気で。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アベイズミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ニッポン居酒屋放浪記」立志編を読み、山田詠美の解説を読む。疾風篇を読み、川上弘美の解説を読む。望郷編を読み、椎名誠の解説を読む。

見よ、この解説の面々のスバラシキこと! 贅沢極まりないこと! さすがは私が惚れた男、太田和彦!と、感心しながらも、酒飲みとはこんなにも反省深き人々なのかと、驚いたりもする。三人が三人とも、まるで太田寺子屋に入門した一生徒かのように、この教科書を読み、感じ入り、参考にし、自分の酒飲み的日常と照らし合わせては、悔やんでいる。反省している。恥じ入っている。

「口惜しい。と、言うのとは少し違うな。情けない? いや、やはりふがいない、で決まりだろう。不甲斐ない」と、語り始めるのは、あの山田詠美で「それに比べて私たちと来たら」を連発し友人数名と結成した「居酒屋愛好会」を憂えている有様だし。「でも、うまくまねできない。あたりまえだ。私は太田さんのような年季の入ったよい酒飲みではないし。女だし(女であることは、居酒屋的酒飲み世界ではちよっと不利なことだ)。かるがるしくておっちょこちょいだし」と、ぼんやりと悔やんでいるのは、川上弘美で。さらには、椎名誠にも「そうか。酒というものはある程度人間として考えながら飲まなければいけないのだー。野蛮人が文明の片鱗に触れたような、新鮮で電撃的なオドロキだった」と、目からウロコと語らせている。

そして反省深くした生徒達はそろって、学んでいる。いたって真面目に自発的に学ばなくてはと考えている。

山田詠美は考察する「決して徒党を組むべからず」「決して長居するべからず」と「合間にユンケル飲んで次の店に行く太田さんを見習うべし。宿酔いという言葉がこの本にはない」と、自分や連れの若者の叱咤激励もする。川上弘美に至っては「酒を飲むときの、あらゆる計画と思案と反省の参考資料」と、国語辞典や野鳥図鑑と並べては「なければ、今日の仕事明日の生活に支障をきたす」と切実に言い切る始末。そして「とにかく何でも曖昧にしがちなニッポンの酒飲みの世界の中で、この揺るぎない背筋のピント伸びた頑固さを我々はただもう驚嘆するだけでなくもっときちんと正面から学ぶべきであるー」と、言い切る椎名誠には、なにやら覚悟めいたモノまで感じてしまうのである。

かくして酒飲みとは、まことに反省深き人々。ココロ細かき人々。反省し、邁進する人々。日々精進する人々。と、感じ入ったその端から、その反省をあっさりと忘れ(もしくはあっさりと流し去り)今夜の居酒屋を求めてさまよっていく人々に、やはり口元がゆるんでしまう。そうなのだ、理屈はいらない。決まり事もない。自分の道には案外頑固で、ココロの底から楽しむことにはとっても貪欲。たいがいダメで、とってもやさしい。

「有意義な人生なんて、くそくらえだ。ある時は頑固に、ある時は憮然として、そしておおかたの時はぼんやりと嬉しく楽しく、私は酒を飲みたい。人生を過ごしたい」と、俄然頑固に気っぷ良く言い切った川上弘美。このコトバがこの三冊のすべてを現している。皆がこの本を愛し、この本を語りたくてたまらない。それだけでもこの本のスバラシサが伝わってくる。この本を読んで本当に良かった。

そして今宵もきっと、太田さんは暖簾をくぐるのだろう。暖簾の方だって太田さんがくぐってくれるのを今や遅しと待っているのだろう。そんな姿を、宵の闇が降りる頃、少しだけ思い浮かべては、にんまりとする。太田さん、いつまでもお元気で。そんなひとりごとを時々は声に出して言ってもみる、私なのでありました。とさ。

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紙の本ニッポン居酒屋放浪記 立志篇

2003/05/30 23:10

よい店をよいという、そうでない店もまたよいという、そんな太田さんがとってもよい。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アベイズミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 
俺は思うわけよ。と、酔っぱらって帰ってきた連れ合いが言う。

この年になると、やっぱり諦めなくっちゃなんないこともあんのよ。聞いてる? と確認を挟んでさらに続ける。時間がね、ないのよ。たんないのよ、圧倒的に。だそうである。この年と大見得を切るほどでもないし、酔っぱらってばかりいたらそりゃあ時間もないだろうよと、ここまで(喉の所ね)出かかったモノの、相手は酔っぱらいだわ、たいそう機嫌もよいだわで、とりあえずは、ああ、そうね。と曖昧に相づちを打つ。打っておく。でもね。と、まだ続きがあるようだ。美味い酒を飲んでいられたら、それだけでもういいのよ。それだけでもう、俺は幸せなのよ。

というわけで、今回はそんな連れ合いから「幸せになるって」と手渡された一冊である。「ニッポン居酒屋放浪記」立志篇。さらに疾風篇、望郷篇と続く放浪三部作(?)の始まりである。まさに北は北海道から南は沖縄まで、土地土地の居酒屋を求め「いい酒、いい人、いい肴」を求め、日本中の居酒屋を飲み歩く。もっと言ってしまえば、ただそれだけの話でもある。

それなのに。ああ、それなのに。

太田さん。私はアナタの魅力にすっかり参ってしまいました。だって、アナタはとってもチャーミングなのですもの。

たいして飲めもしない私なのに、外で飲むことなんて数えるぐらいの私なのに、旅といえるほどの旅などしたこともない私なのに、酒と肴はともかく「いい」と断りが付いていようと、人になど会いたくもない私なのに。だのに、だのに。私は太田和彦というヒトリの酒飲みに、完全に魅入られてしまったようだ。

よい店はよいという。それでも決して長居はしない。本日のお奨めをさくっといただいてさくっと腰を上げる。次の(もっとよい)店を求めて次から次へと暖簾をくぐる。それは意地汚いのではなく、あくまでも男らしいのである。美学なのである。んでもってやっぱりちよっと意地汚くもあるのである。ホントにまあ、呆れるぐらいよく食べよく飲みよく喋る。そこがまたよいのである。

もちろんよい店ばかりとは限らない。そうでない店もまたよいという。そこにはそこの楽しみ方があり、それをちゃんと心得ている。どうしても腹に据えかねるような店ならば、次の暖簾をまた探せばいい。そう、常に次の暖簾は待っているし、暖簾の向こうではいい酒と肴と人がきっと待っている。そしてアナタをあたたかく迎えてくれるはずなのだ。

何だかこの本に漂うゆるさが嬉しい。
酒飲みのゆるさやさしさあたたかさが私を人恋しくさせるのだ。

そして、よい酒を飲むためのコンディションの整え方といったら。もう。温泉につかり、仮眠をし、ユンケルまで飲んで、万全の体制で臨むのである。それだけに、これだけに、こんなにも情熱を傾けられるこの人に、私は感心も呆れも通り越し、かわいいなあとさえ思ってしまう。本当に連れ合いの言うとおり。これぞ人間のまっとうな姿。と、私までゆるっみっぱなしの今日この頃なのである。

とにかく、この本を読んでからというもの、今までは通り過ぎていた居酒屋が、どれもこれもが気に掛かる。一つ一つ名前を読んでは歩いてみる。よい店もそうでない店もたくさんあって、その店々の灯りの下には、酔っぱらいが杯を傾けているのだろう。文句を言ったり言わなかったり、つまみを食べたり食べなかったりして。それってこんなによいことだったのだ。

ああ、居酒屋に行きたいなあ。よい店もそうでない店も。遠くも近くも。一人でも二人でも。そこでぼんやりと酒を飲んでみたいなあ。ああ、ホントに。つくづく私の幸せなんて、なんとも単純なのかもしれないねえ。なんて。

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紙の本ニッポン居酒屋放浪記 立志篇

2001/02/19 18:45

うまい酒、うまい肴…これは拷問だ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:がんりょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本は決して空腹時には読まないほうがよい。たこのまんま、ひれ酒、たこぶつ… 全編に紹介される居酒屋メニューと地酒の数々は満腹時によんでもよだれが出てくる。
 飄々とした文体とは裏腹の作者のバイタリティはユンケルを飲んでまで居酒屋を梯子する。それだけのために旅に出て、それぞれの地方で納得いく店に出会えるまで夜の町をさまよいつづける姿には、脱帽してしまう。
 店の住所や電話番号は記載されていないため、ガイドブックとしては使えないが、今すぐ居酒屋へ行きたくなってしまう一冊である。
 評者も真似をして、八王子の町を放浪してみたが2軒目で移動するのが面倒になって、その店で酔いつぶれてしまったことを報告しておく。

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紙の本ニッポン居酒屋放浪記 立志篇

2002/07/01 10:29

酒酒酒〜

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りゅうこむつみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 これを電車で読んだのが間違いだった。
 ぷーんと居酒屋の香りが漂い、食べ物のうまそうな光景が浮かび、とたんによだれじゅるじゅるとなってしまったのだ。しかも酒が飲みたいという衝動付きである。
 一体どうしたらいいのだ。
 カバーをつけて読んでいたからいいものの、つけてなかったら「あっあの娘っこ(もうそんな歳でもなくなってきたが)酒が好きなのかなあ。あんな居酒屋の本とか読んで顔がゆるみきってるぞ。あっあっ口の端がなんだかおかしいぞ」と見破られていたに違いないのだ。
 思い出しただけでまたまた居酒屋に行きたくなり酒が飲みたくなる。
 うーんガマンできない。

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