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電子書籍

隠蔽捜査 みんなのレビュー

  • 今野敏
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みんなのレビュー63件

みんなの評価4.3

評価内訳

63 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本隠蔽捜査

2008/03/09 22:00

ありえない総務課長の行動だが、つい引き込まれるストーリー展開

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この物語はテレビドラマ化されている。あいにく私は見損なったが、テレビ化されるだけのことはあるストーリーであると思う。
 冒頭から描かれている主人公、竜崎伸也はあまりにも正直な性格なのか、皆から変人扱いされる。正義を主張し過ぎるように見えるのである。おそらく、この感覚は時代とともに変化していくものであろう。逆に言えば、現代はあまりにも不正直で、偽りに満ちた世の中であるといえよう。昔はここまで歪んではいなかったはずである。ごまかしや隠蔽、偽装だらけで始末に終えない。
 竜崎は、警察庁長官官房総務課長である。これは誰でもが就けるポストではない。官房の総務、人事、会計の三課長はまさに警察エリートコースの入口である。これを歴任した者の将来はある程度保証されているといってもよい。
 総務課長の重要な仕事にマスコミ対策がある。組織下に広報室を擁するのもそのためである。同期生に警視庁刑事部長がいる。この2人の関係を軸に、ストーリーは展開する。
 たしかにマスコミ対策は広報室に属し、広報室は総務課に属する。しかし、総務課の仕事はこれだけではないはずだ。その割には主人公は広報やマスコミ対策に力を入れ過ぎている。実際はこんなこともないし、現場に出かけるということもないであろう。だいぶ誇張があるようだ。案外、刑事ドラマに影響されているのかも知れない。
 あまりこれをやると、信憑性が失われてしまう。しかし、小説である。真の姿に近付けようとすると、逆に面白みが半減するのだろう。実際にはなくとも、あるように描くのも小説家の腕であろう。
 同期生同士の交流、家庭の問題、揉み消し、ある事件を通して、本書は警察キャリアの実相を表現しているといってもよい。その実態があまり世間に出てこないキャリアの考え方、行動が描かれているのだが、その真偽のほどは分からない。しかし、小説としては結末も放り出さずにしっかりとまとめられている。それがあまりにも都合のよい結末であってもである。

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紙の本果断

2010/03/14 21:33

竜崎署長のしきたりを破る面白さ

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今野敏の新シリーズである「隠蔽捜査」の第2弾である。『果断』というタイトルであるが、副題に「隠蔽捜査2」とある。前回、家族絡みの事件で、警察庁長官官房総務課長から、警視庁の大森警察署長に配置換えになった主人公竜崎。配置換えというよりは明らかに大左遷である。通常、このような異動はない。

ここまでは前回の『隠蔽捜査』での進行であった。警察署長は副署長、警務課長、刑事課長、警備課長などに囲まれて仕事をする。別のテレビドラマで、船越英一郎の演ずる副署長は承認の印鑑押しに多忙だが、本編では竜崎署長が印鑑押しに忙しい。

 強盗事件が発生し、緊急配備を行ったが犯人に逃走された。打つべき手を打ったのだが、ミスがあり功を奏さなかった。こういうことが起こると、所轄署は責任を取らされると戦々戦々恐々となる。しかし、竜崎は緊急配備をしても必ず上手くいくとは限らないと割り切る。

 こういう場面での竜崎は毅然としている。最初こそ署員は驚いているばかりであったが、次第に署長に一目置くようになる。副署長との関係も面白い。通常は実務の執行者は副署長であるらしいが、竜崎は自分で執行してしまう。

竜崎の友人で警視庁刑事部長の伊丹というキャリア警察官僚がいる。この伊丹との会話で、保身に走る伊丹の姿が浮き彫りになる。そうであっても、竜崎は伊丹を頼りにしている。一方で、各警察署を監督する方面本部の管理官は悪役として描かれている。管理官は警察署を監督する役割を担っているので、所轄署がへまをすれば当然指導に当たる必要が出てくる。

 この悪役管理官は署長を何とも思っていないようだ。しかし、階級を考えれば、自分よりはるかに上位にいる警察署長である。もう少し敬意を払って然るべきである。管理官に対する竜崎の態度には読者は溜飲を下げることになるだろ。このように通常は考えられないシーンがよく出てくるが、テレビの警察モノ同様、これをあまり繰り返すとリアリティを失い結果となる。

 しかし、本編での竜崎はキャリアの署長、しかも見習いではない署長である。こういう実例はほとんどないであろう。それだけに小説の材料としては、面白い設定である。今後も署長・竜崎の活躍を期待したいし、本編もそれに応える充実したエンターテイメントになっている。

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紙の本宰領

2013/07/12 23:41

こんな風にうちの会社もまとまればいいな。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る

最新作も全く飽きませんね。
今回は警視庁と神奈川県警のライバル心を描いた物語だった。
事件そのものよりもそちらの描写が印象に残った。
東京と神奈川に跨いだ事件って、実際もこんなに混乱しているのかな?

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紙の本初陣

2013/03/31 21:38

表と裏

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

サブタイトルに「隠蔽捜査3.5」とある。当初は分からなかったのだが、読後に納得した。当然、すでにシリーズ4まで発刊されている『隠蔽捜査』シリーズに関連したものである。全8作の短編から成る本書の構成は次のとおりである。

 隠蔽捜査のシリーズは、警視庁大森署の竜崎署長を主人公とするシリーズである。ここで脇役として登場するのが同期生で警視庁刑事部長の伊丹である。本書では8つの短編で伊丹から見た物語で、当然、伊丹が主人公となっている。

 短編のうちいくつかはシリーズ1~3までで登場したエピソードを伊丹の側からみたものである。つまり同じエピソードを裏と表から見ている。なかなか凝った作りである。また内容も実際にありそうで興味深い。本書では、伊丹が刑事部長の前職、つまり地方県警の刑事部長時代からのストーリーから始まっている。

 すでにシリーズで明らかになっているが、伊丹と竜崎は小学生からの顔馴染みで、けっして親しくはないのだが、知り合いである。伊丹はごく常識的な私大出のキャリアであるが、竜崎は東大出身のバリバリのキャリア・エリートである。ところが、性格は対照的である。

 竜崎は自分の信念を曲げない。周囲の雑音や日本的な判断を取らない。それが時には逆効果であったりするが、難事件を迅速に解決に導いたりもする。そこで判断に迷った際に伊丹が相談する。竜崎は実にそっけなく応対するのだが、信念を曲げない、つまり雑念にとらわれないので、悩まされていた伊丹の迷いを一気に吹き飛ばしてくれる。

 伊丹が相談して、竜崎がそれを解決するというだけでは一方的な関係で、同期生とは言っても長続きしない。ところが、竜崎の困難を伊丹が解決することも少なくない。ここが面白いところだ。それにしても、本編である『隠蔽捜査』シリーズの裏付けをしているような本書である。

 あまり長いシリーズを書かない今野であるが、小説のキャラクターや人間関係の面白さは抜群である。是非ともこのシリーズは続けてもらいたいものである。

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紙の本棲月

2019/06/01 17:38

竜崎の新天地

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今野敏の看板小説である『隠蔽捜査』ももう7巻目を迎えた。このシリーズに登場するキャラクターもほぼ固定してきたので、安心して読むことができる。7巻目となればやや方向を探ることも必要であろう。

 さて、主人公の竜崎が不祥事で左遷され、警視庁大森署長に転じてからもうだいぶ時間がたつような気がする。竜崎は自分の信念を周囲、とくに上層部に遠慮せずに直言する点で、周囲を驚かす。また、左遷人事での大森警察署長なので、階級と役職のねじれが生じている。署長はその上位の方面本部長の指揮を受けなければならないが、階級は竜崎が上だったりする。

 これまでは方面本部の野間崎管理官との対立がよくあったが、この管理官は竜崎に心服するようになったが、本部長が異動になり、新たな本部長は指揮をしたがるが、竜崎はそんなことはお構いない。竜崎は本書でも方面本部長をほとんど意識していない。

 本書のテーマはサイバーセキュリティであるが、大森署の生安にいる専門家をうまく使って事件の収集に当たっており、読者としては胸のすく思いである。そして、盟友の刑事部長である伊丹もいる。伊丹、竜崎はコミュニケーションに難がありそうに思えるが、実際は相互によく理解しあっており、率先垂範で部下を指揮し、うまく育てている様子が伺える。

 ここまでくると、つまり7巻目に入ると、『隠蔽捜査』シリーズの真髄は、事件の内容や推理などの事件への対応よりは、半ば固定化した各キャラクターとのやりとりが主となってきた。たしかに、警察小説なので、事件への対応が副で、周囲の人たちとの関係を描くことが主となることに問題はありそうだが、副となってもけっして粗雑に扱われているわけではない。

 一般読者には分からない種々雑多な事件について、警察が取り扱う事件の傾向などは最新のものが反映されているように思える。これによって読者は警察がかなり身近なものに感じられるのではないだろうか。

 上記に述べたシリーズの方向性だが、今野は大森警察署長はこれで終了させ、竜崎には新たなポストに用意し、署長とは別のキャリアを積ませ、その様子を描いていくことにしたようである。また、次巻が楽しみである。

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紙の本自覚

2017/05/28 22:04

胸のすく思い

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今野敏の警察小説のシリーズモノ、『隠蔽捜査』のスピンアウト小説の第2弾である。スピンアウトというのは、隠蔽捜査では主人公の竜崎が活躍する小説だが、竜崎が署長を務める警視庁大森警察署の他の登場人物は、本編では十分に書ききれないことがあるし、書く登場人物はそれぞれの事情や言いたいことがあると考えたのか、このスピンアウト小説で彼らの立場や苦労、言い分を語らせようという趣旨のようである。

 貝沼副署長、関本刑事課長、久米地域課長、小松警備企画係長、第二方面本部の野間崎管理官、そして本庁の伊丹刑事部長、そしてかつて登場した女性キャリアの畠山本庁警備部警視である。

 それぞれが主人公となる短編7作が本書の構成である。いずれも竜崎署長に指示を仰ぐが、事件の構造をきれいに捌く竜崎の指示に平伏、感心するという内容である。警察内でのもめごとでは、議論が紛糾する可能性が高い。しかし、本書ではいずれも竜崎の一刀両断の裁きに皆恐れ入ってしまう。それだけ判断に納得させられたということである。

 関係者の誰しもをそれほど説得力のある判断で納得させることができれば苦労はなかろう。竜崎のケースは、あらゆる世間のしがらみを無視しているからこそ、正しく見えるのではないか。普通はそれらの所謂常識を考慮に入れるあまり、真理が見えにくくなっているような気がする。

 したがって、竜崎がいつも口にする判断は、これらのしがらみを考慮しない判断なので、いつもスパッと切れ味がよいように見える。また、刑事の監督部署である本庁の刑事部長が伊丹である点もそれにプラスしている。他の人物であったなら、いつも竜崎の判断が支持されるとは限らない。それがいくら理屈に合おうと、説得力があってもである。

 そういう環境面での幸運に恵まれてはいても、小説として竜崎の判断は切れ味が良い。すなわち読者にとっては胸のすく思いがするであろう。本書は、会社で上司の出来、不出来に悩まされている勤め人諸氏にとってはまさに清涼剤的な効果がある造りとなっている。

 スピンアウトの点五版で、それが説明されているので、本論もさることながら、本書のようなスピンアウト小説も隠蔽捜査に関しては必要不可欠であろう。

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紙の本自覚

2015/09/02 22:25

スピンオフでも学ぶところ多し

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつも通り安定した文章、読みやすさで一気読みとなった。
竜崎を取り囲む周辺の脇役たちに巻き起こる事件・問題をテーマとした短編集。
いづれも竜崎を中心に解決していく。
シリーズも5作を越えるとマンネリ化してきてはいるが、実社会に照らし合わせると少し見習うところもあるのかな?と勉強になる。
「襟を正す」そんな印象が残った。

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紙の本隠蔽捜査

2015/02/18 19:47

最高!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ロゴ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドラマもすごく見応えがありました。杉本哲太さんと古田新太さんの掛け合いについつい惹き込まれていきました。

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紙の本転迷

2013/07/07 08:00

竜崎=ターミネーター???

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る

相変わらずの読みやすさとストーリーの面白さであった。相変わらずハンコ押しに勤しむ竜崎が滑稽に思えてくる。
まるで漫画を読んでいるかのようにどんどん読み進んでしまう。
悪くはないが、最初の「隠蔽捜査」の竜崎から比べると段々人間らしくなってきた感じもする。
竜崎の理論=作者の理論?と思ってしまうのは私だけ?
いずれにしろ、竜崎を産んで、生かしている作者はすごいと思う。

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紙の本転迷

2013/02/11 21:03

毎回、楽しみ

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:クマ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この隠蔽シリーズを読んでいますが、毎回期待を裏切らないテーマで今後の竜崎署長の所属先がどの様に変わって行くのか楽しみです。次回5を早く出版してもらえればと思います。

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紙の本果断

2019/07/04 22:04

風呂が長くなりました

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

『果断』を読みました。
面白いので風呂が長くなりました。
(私は半身浴しながら読むので) 
堅物のキャリア警察官竜崎伸也を主人公にした「隠蔽捜査」シリーズの2です。
まだ続くので、楽しみが増えました。
今野敏の警察物は、必ず家族のことを描き込んでいるところも面白い。

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紙の本去就

2019/04/26 21:36

「忖度のない」竜崎のすばらしさが際立つ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

『去就』は、杓子定規男、竜崎伸也の隠蔽捜査シリーズ6。
  警察小説で犯罪が描かれるのに、容疑者・犯人は直接描写されない。
  捜査員の視点からのみ描かれ、それなのに面白い。
  竜崎のキャラによるところが大きいが、その他の警察官にも、容疑者にも、社会の姿にも、さらには竜崎の家族にも、細やかな視線を向けている今野敏の筆致がすぐれているからである。
  このご時世で「忖度のない」竜崎のすばらしさが際立つ。
  今回は「去就」というタイトルから、事件解決の後日譚が気にかかる。
  今野敏のほかのシリーズでもそうだが、読み終えたとたんに、次のが読みたくなる。  理屈では、そんなの無理だとはわかっている。困ったもんだ。
  それと、この文庫、川上弘美の解説が秀逸。

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紙の本去就

2018/12/29 13:49

今野節炸裂!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今シリーズも竜崎には公私ともに様々な難関が立ちはだかる。本音も建前も無い竜崎は周りからは変人呼ばわりされるも、不思議なことに彼のそんな姿に、もつれにもつれ切った糸は自然にほどけていくのだ。その糸のほどけゆく様がいつ読んでも痛快でたまらないのである。もちろん、伊丹や戸高とのやりとりの妙も健在である。今作は『いつになく次回作が楽しみになる』そんな一冊である。

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紙の本自覚

2018/05/21 23:14

スピンオフの面白さ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

『自覚』は、「隠蔽捜査」シリーズの5.5です。
すなわち、5冊目と6冊目の間のスピンオフ。
唐変木で有能なキャリア警察官、竜崎伸也が署長を務める大森署の面々を始め、7人の警察官を主人公にした短篇集です。
もちろん、竜崎はポイントポイントに出て来ます。
そして、原理原則に則った合理的な判断をして、主人公を助けます。
あまりに合理的なので、日常生活のレベルでは「唐変木」と言われるのですね。
スピンオフの面白さは、物語を違う角度から眺められることと、脇役の人物が主人公になって、内面がくわしく描写されること。
スピンオフのストーリィを、矛盾なく、かつ面白く書けるっていうことは、作家がその物語世界をしっかり確立させているということですよね。
すごいなあ。

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紙の本宰領

2018/05/21 23:06

仕事観や人間観が面白い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

今野敏の「隠蔽捜査」シリーズの5にあたる『宰領』 を読みました。
期待通り面白かった。
印象に残った言葉を2つ。
「日本の未来なんて、どうなるかわからない。だが、この日本のどこかから、日夜努力を続ける若者たちが生まれ続けていることも事実なのだ。」
もうひとつ。
主人公竜崎と相方の伊丹との会話で、責任問題からクビを心配する伊丹に竜崎がひとこと。
「俺は、首よりも、やるべきことをやれないような事態のほうが恐ろしい。」
警察小説ですが、主人公の仕事観や人間観が面白いですね。

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