隠蔽捜査 みんなのレビュー
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紙の本果断
2019/07/04 22:04
風呂が長くなりました
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『果断』を読みました。
面白いので風呂が長くなりました。
(私は半身浴しながら読むので)
堅物のキャリア警察官竜崎伸也を主人公にした「隠蔽捜査」シリーズの2です。
まだ続くので、楽しみが増えました。
今野敏の警察物は、必ず家族のことを描き込んでいるところも面白い。
紙の本去就
2019/04/26 21:36
「忖度のない」竜崎のすばらしさが際立つ
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『去就』は、杓子定規男、竜崎伸也の隠蔽捜査シリーズ6。
警察小説で犯罪が描かれるのに、容疑者・犯人は直接描写されない。
捜査員の視点からのみ描かれ、それなのに面白い。
竜崎のキャラによるところが大きいが、その他の警察官にも、容疑者にも、社会の姿にも、さらには竜崎の家族にも、細やかな視線を向けている今野敏の筆致がすぐれているからである。
このご時世で「忖度のない」竜崎のすばらしさが際立つ。
今回は「去就」というタイトルから、事件解決の後日譚が気にかかる。
今野敏のほかのシリーズでもそうだが、読み終えたとたんに、次のが読みたくなる。 理屈では、そんなの無理だとはわかっている。困ったもんだ。
それと、この文庫、川上弘美の解説が秀逸。
紙の本去就
2018/12/29 13:49
今野節炸裂!
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投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今シリーズも竜崎には公私ともに様々な難関が立ちはだかる。本音も建前も無い竜崎は周りからは変人呼ばわりされるも、不思議なことに彼のそんな姿に、もつれにもつれ切った糸は自然にほどけていくのだ。その糸のほどけゆく様がいつ読んでも痛快でたまらないのである。もちろん、伊丹や戸高とのやりとりの妙も健在である。今作は『いつになく次回作が楽しみになる』そんな一冊である。
紙の本自覚
2018/05/21 23:14
スピンオフの面白さ
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『自覚』は、「隠蔽捜査」シリーズの5.5です。
すなわち、5冊目と6冊目の間のスピンオフ。
唐変木で有能なキャリア警察官、竜崎伸也が署長を務める大森署の面々を始め、7人の警察官を主人公にした短篇集です。
もちろん、竜崎はポイントポイントに出て来ます。
そして、原理原則に則った合理的な判断をして、主人公を助けます。
あまりに合理的なので、日常生活のレベルでは「唐変木」と言われるのですね。
スピンオフの面白さは、物語を違う角度から眺められることと、脇役の人物が主人公になって、内面がくわしく描写されること。
スピンオフのストーリィを、矛盾なく、かつ面白く書けるっていうことは、作家がその物語世界をしっかり確立させているということですよね。
すごいなあ。
紙の本宰領
2018/05/21 23:06
仕事観や人間観が面白い
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
今野敏の「隠蔽捜査」シリーズの5にあたる『宰領』 を読みました。
期待通り面白かった。
印象に残った言葉を2つ。
「日本の未来なんて、どうなるかわからない。だが、この日本のどこかから、日夜努力を続ける若者たちが生まれ続けていることも事実なのだ。」
もうひとつ。
主人公竜崎と相方の伊丹との会話で、責任問題からクビを心配する伊丹に竜崎がひとこと。
「俺は、首よりも、やるべきことをやれないような事態のほうが恐ろしい。」
警察小説ですが、主人公の仕事観や人間観が面白いですね。
紙の本転迷
2018/05/21 21:56
唐変木ぶりにも慣れてきて
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『転迷』は、今野敏の隠蔽捜査シリーズの4。
竜崎署長の竜崎署長の唐変木ぶりにも慣れてきて、途中、ちょっと退屈な感じもしたのですが、さいごになると、きちんと面白い。
周囲との軋轢があっても自分の原理原則は曲げず、公務員としての職責を全うする様は、見ていて爽快です。
紙の本疑心
2018/05/20 23:41
スピンオフも面白い
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
今野敏の『疑心』を11月最後の土日の2日間で読みました。「隠蔽捜査」シリーズの3巻目です。
キャリアの警察官僚だからエライ人なんだけど、家では唐変木とかいわれてる主人公がますます面白い。
そして、引き続き月~水で『初陣』 を楽しんで読みました。
これは「隠蔽捜査3.5」と銘打たれていまして、スピンオフのようなもの。
「隠蔽捜査」の主人公竜崎の友人伊丹が主人公の短篇集。
本篇を読んですぐに読んだので面白さも格別。やっぱりこういうのは間を置かずに読むのがいいですね。
紙の本隠蔽捜査
2018/05/20 09:10
最初は、いやなやつと
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
今野敏という作家は、ST警視庁科学特捜班シリーズをドラマで知って読み、碓氷弘一シリーズ、スクープシリーズ、樋口顕シリーズと読み、隠蔽捜査シリーズにたどりつきました。
シリーズ第1作の『隠蔽捜査』は、だれにも変人と言われるキャリアの警察官僚が主人公。
最初は、いやなやつと思うのですが、だんだん面白みが出てくる。
読み終わって、よーし、このシリーズまだまだ読めるぞ~と先が楽しみになりました。
紙の本自覚
2017/07/20 09:43
自覚
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが、竜崎署長ですね。短編7編とも最後は水戸黄門ですね。見事というか痛快な結末です。長編と違いヒヤヒヤ感は全くありません。ただただ最後の竜崎署長をまつだけです。今、いますかねこのような上司、いないでしょうね。全くブレません見事です。
紙の本宰領
2017/05/17 08:43
宰領
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
隠蔽捜査シリーズ5弾です。竜崎所長の活躍が見事ですね。伊丹刑事部長とのコンビは抜群ですが、次はどちらが出世するのでしょうか。降格人事であった竜崎所長が先だと警察の大改革かもしれませんね。竜崎はここどまりかあるいは救済する上司、警視総監待ちかなとも考えています。次作が待ち遠しいです。
紙の本自覚
2017/05/14 17:38
脇役に焦点を当てた短編集
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投稿者:julie - この投稿者のレビュー一覧を見る
貝沼副署長、伊丹刑事部長、野間崎管理官、畠山美奈子など、これまで隠蔽捜査シリーズに登場した思い出深いサブキャラたちが主人公となり、そこに竜崎が絡んでいく短編集。
本編では竜崎中心のストーリーテリングのため深くはうかがい知れないサブキャラたちの心中を、この短編集で余すことなく伝えており、今後も刊行されるであろう本編を読むにあたり、サブキャラたちへの理解と愛が深まること間違いなし。
あのクセの強い戸高ももちろん登場するが、戸高だけに限っては、あえてその心情を明かさない語り口で話は進む。そのあたりもなかなか憎い演出である。
本編をがっちり読み込んだ、隠蔽捜査愛の強い方へ間違いなくおすすめの本。逆に、隠蔽捜査シリーズにまだ詳しくない方は、刊行順に読むことをお勧めする(今野敏のほかのシリーズと違い、タイトルに番号がふってあるので、順番はわかりやすいと思う)。
紙の本自覚
2017/05/10 12:56
痛快
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投稿者:あっきー - この投稿者のレビュー一覧を見る
竜崎、伊丹、戸高など個性溢れる人物の言動が非常に面白い。今野敏の小説は格闘するものも多いがこのシリーズは頭脳と言葉の力で相手をねじ伏せる快感が心地よい
紙の本宰領
2016/12/27 06:22
安定した面白さ。
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投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
隠蔽捜査シリーズを読むにあたっての魅力は
1竜崎の変人とも取れる原理原則論の炸裂。
2所轄の署長で警視長と言う階級が判明した時の周りの反応(反感を持っていても、後にいい意味でひれ伏す)
3家庭の状況
これに尽きると思います。
次作も楽しみです。
紙の本宰領
2016/03/19 23:04
警察内部のことがわかる
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投稿者:ポンポン - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察のキャリアとノンキャリアの差がわかり、違う角度からの面白さがある。
紙の本宰領
2016/02/22 03:35
エリート
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大森署管内で国会議員の誘拐事件発生。所長の竜崎伸也が陣頭指揮にあたる。この竜崎、息子の不祥事で大もろしょに左遷された身だが、本来は警視庁のキャリア組。したがって、警視庁のしかるべきポジションにいる伊丹とも同等にモノが言える。二人のやりとりも面白い。