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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

土着的社会でこれからの自由の意味を問いなおす。

6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kc1027 - この投稿者のレビュー一覧を見る

大きなものと小さきものが交錯する選挙という祭りが終わって、
政権交代という歴史を創ってみせた平成の日本国民はこれから、
国家だけでも個人だけでもすぐには出来ないことに直面していくのでは
ないかと思う。大きなことだって出来てしまう小さな自分に出来ること。
その足元にあるのは、コミュニティという地面だ。


本書が問い直すコミュニティとは、まさに個人と集団全体のあいだに
ある何かのことだ。そこは、個としての人間が内面的なものを維持
しながら外にも向かっていける集まりであり、人間の内と外をつなぐ
場所であり、本来社会人がつくられる場所である。


先の選挙で争点として大きく取り上げられた「子育て」と「年金/医療」と
「農業」。少子高齢化社会と密接に結びついたこれらの諸問題は、全て
「土着性が強い」。著者のこの指摘は今後の社会にとって決定的な視点で
あると感じる。高度経済成長期とは、日本国民の土着性が失われて
いった時期とも言うことができるはずで、「失われた」10年なり15年と
いうものは、単に経済成長が失われたというよりは、日本に住む人間の
土着性がかなり壊滅的に失われ、ひいてはコミュニティが失われたと
言っても過言ではない。そうでなければ底が抜けたなんていう表現は
出てこない。


だからこそ今、コミュニティはとことん問い直される必要がある。
単に農村型の地縁血縁的つながりによるコミュニティばかりでなく、
コミュニティ意識の弱い都市や郊外も、ルールないし基本理念によって、
市民コミュニティを創りなおし、それぞれのコミュニティが役割に応じて
補完し合う関係づくりを行う。この課題解決の出発点は、もちろん中央
ではなく、ローカル。問題とはいつもローカルなもので、ローカルには
人の身体があり、子育ても医療も問題解決はローカル的課題解消にあり、
そこには必ず人がいて土地がある。


新鮮だったのは、ローカルからの出発を実現するためには、「人生前半の
社会保障」の強化が必要だという指摘だ。子育て、教育や就職支援の充実
こそが、破綻がちらつく事後的な社会保障への不安解消になる。
否、もうそれしかないかもしれない、という意識が、新たな政策や理念を
創りだし、個人の自由の意味さえ問い直し、今世紀の知の地平も切り拓いて
いきそうな予感さえする。


終章、本書は地球市民としての普遍原理の構築にまで話が及ぶ。
その壮大な理念の出現と普及を、期待と不安を持って待ちながら、
わたしたち一般市民は、経済人や政治屋が統治する国家を越えて、
心優しき社会人を体現するために、まず自らのコミュニティのなかに、
あと少しだけ重心を移してしまえばいいのだと思う。

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自分を取り巻く環境とコミュニティ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:馮富久 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヒト・モノ・時間との接し方について、コミュニティという概念を軸に解説されている本。
自分自身がコミュニティの中でどういうところにいるのか、そもそも、コミュニティという言葉が持っている意味について整理できました。
とはいえ、かなり広く深い内容なので一回では理解しきれない部分も 苦笑

個人的には前半でのコミュニティの分類と定義、そして、後半の自然科学とコミュニティの関係に関する説明が興味深かったです。

これから少子高齢化が進む日本で、第二次ベビーブーム世代の自分の生き方・考え方の参考になりました。

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労働集約性を求められる時代になったら・・

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Fukusuke55 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書の第一部「視座」を読み、即座に「あぁ、もっと早く読んでおけば・・・」と思いました。初版が2009年、購入したのが2012年・・・現在の私の課題認識を、代わりに整理して下さっているような錯覚を覚えます。これからの海図がうっすらと浮かび上がったような、そんな印象を持ちました。

私には少々難解だった第三部「原理」などを再読してみると、これまで読んだコミュニティ論の中でもスケールが大きく、考察の深みと濃さが格段に違っている気がします。

第二部の「社会システム」の論旨は先日読了した「リフレはヤバい」での考察結果、提言と共通しています。ジェフリー・サックスが"Price of civilization"で唱えている幼年期の「機会」の公平さとも通じます。

「人生前半の社会福祉の強化」、「事後的な再配分ではなく、事前的な分配」(p.149)については、アベノミクスの相続税改正などで、実現化されつつあるものも出てきました。政策は、振り子のように、行ったり来たり、時代の状況に応じて、振れを繰り返していくものだと思いますが、少なくとも、今は、高齢者から社会に出る20代、家族を持ち始める30代、子供たちを社会に送り出すための最期の踏ん張りどころとなる40代に、ダイナミックに富の再分配ができるように採りうる手はすべて採ることだと思います。

生産性が上がり過ぎた社会は反転して、労働集約性を求められるようになる・・・との提言に、地域への人の還流は、そのひとつのモデルかとも感じました。同時に、この提言を読みながらふと思ったんです。生産性をあげ過ぎたが故に、労働集約性をもとめることになったとき、いかに人間というものが「劣化」しているか、我々は気づかされるのではないかと。

生産性を機械と競ってきた人間が、価値生産の現場に戻ったとき、どこまで人間として「生きるための」本能を呼び覚ますことができるか?その時に、生きる術(すべ)と技(わざ)を持っている人がどれだけいるんだろう・・・。そう思ってしまいました。

何度も、何度も読み返して、かみしめたいと思います。特に「第三部 原理」は。(苦笑)

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壮大な「コミュニティ学」の可能性

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YOMUひと - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本の都市はアメリカ型を辿ってきたので、それを急激に、歩いて楽しめる商店街や市場などのエリアの多いヨーロッパ型に方向転換できるだろうか。例えば、スーパーに車で買い物に行く自動車中心の私たちに習慣は、経済合理性と、多様な商品という利便性などに裏打ちされているので、簡単には変えられないであろう。

しかし、市街地の空洞化、・荒廃や団地の高齢化は放置してよいわけではない。また本書にあるように、見知らぬ他人に対するマナーの悪さも同様である。本書はこれらすべてを無関係とはみなさず、コミュニティの問題ととらえる。
その上で,ここにまで至った日本の厳しい、そして困難な状況のなかで、実行可能な政策を現実的に、かつ理論的・体系的に提示している。

本書は、著者の考え方が新書という限られたスペースに過度に押し込まれている感があり、やや説明不足な部分もあるが、そのなかで、注目されるのは次のような点である。まず、都市計画と福祉政策の結合である。例えば、中心部に高齢者住宅や福祉施設を整備する。また、住宅費助成によってまちなか居住を推進するという、所得の再分配と、空間(都市)の整備との結合策である。

既に先進的な自治体では、このような政策を実施していたり、あるいは検討中であることには目を見張る。

次に、注目されるのは、都市政策と切り離せない社会保障政策、そのなかでも「ストックをめぐる社会保障」である。この前提には著者の時代背景のとらえ方がある。現在は「貨幣で計測できるような人間の需要」がほとんど飽和しつつある「経済の成熟化」(「定常化社会」)の状況にあり、また消費構造においては、「コミニュテイや自然や公共性、スピリチュアリティといった領域に関する人間の欲求」である「時間の消費」に向かいつつあるとする。

このような経済の成熟化においては、富の源泉は、市場経済の発展期におけるフローに代わり、ストックにシフトする。従って、ストックの格差是正こそ重要であるという主張は首尾一貫していて説得力がある。

また、コミュニティ学ともいうべきものの、気宇壮大な位置づけも披瀝される。つまり、コミュニティ学が「近代科学」のあり方そのものを大きく問い直す意味をもつという。失礼ながら半信半疑で読み進めると、医学における「気」の重要性や、脳科学者自身の口から「個体を超えたレベルで脳がどう作動するかについての研究はまだ緒についたばかり」
という発言をきくと、なるほどと納得させられてしまうであろう。

とにかく何よりも、私たち日本人が、ムラ社会の付き合い方だけでなく、自立した個人間相互の「新しいコミュニティ」の人間関係をつくり上げていかなければならないことは間違いない。「コミュニティ」は現代日本の最も根底的なキーワードである。

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