豊臣家の人々 みんなのレビュー
- 司馬遼太郎 著
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
5 件中 1 件~ 5 件を表示 |
電子書籍豊臣家の人々
2016/10/29 12:19
天才の周囲
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:上総介 - この投稿者のレビュー一覧を見る
稀代の天才の近くにいたばかりに、予想もしない人生に直面し、翻弄された人たちの悲話が司馬さんの名文で表現されている。とくに偉大な2人を父にもった結城秀康、「劇的性格をもちながら、その生涯はなんの劇的要素ももたず、何事もおこさず、またおこりもしなかった。」には言葉がない。
紙の本豊臣家の人々 改版
2020/12/04 10:16
司馬文学の魅力を存分に味わえる名作です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、数々の歴史小説を発表され、『梟の城』(直木賞)、『竜馬がゆく』及び『国盗り物語』(菊池寛賞)などの作品で多くの方々に知られる司馬遼太郎氏の作品です。同書は、殺生関白秀次、太閤様以上と囁かれた北ノ政所、桂離宮を造営した八条宮、大坂城とともに滅んだ淀殿母子など、ひとひらの幻影のような豊臣家の栄華のあとを、研ぎ澄まされた史眼と躍動する筆で現代によみがえらせた作品です。司馬文学の魅力を満喫させる連作長篇ともいえる名作です。ぜひ、歴史に興味のある方は読んでみてください。
電子書籍豊臣家の人々
2015/09/29 20:34
秀吉、北政所、淀殿、秀頼など豊臣一族の話
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニシユキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
秀吉、北政所、淀殿、秀頼など豊臣一族の話。最下層の身分から天下人となった秀吉。そのために、貧しくともそれなりに幸せに暮らしていた一族たちは、己の器以上の身分にされ却って苦しむこととなる。特に秀吉の母や妹は、小さいながらも自分の田畑を耕し一生を終えた方が余程幸せであったに違いない。また、淀殿も秀吉の側室にならなければ、織田家の血を引く者として苦労なく一生を終えられたのではないか。豊臣家は秀吉により勃興しその死によって呆気なく終わった。まさに秀吉の辞世の句のように「夢のまた夢」であった。
紙の本豊臣家の人々 改版
2020/05/18 05:31
羽柴
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
滅亡する運命になった豊臣家。秀吉の養子関係の大妙を取り上げた作品。晩節を汚した秀吉による不幸が降り注がれる悲劇の主人公たち。
紙の本豊臣家の人々 改版
2016/09/11 20:42
豊臣家に愛がない一冊
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬氏が秀吉の前半生には興味も情熱もあるが、後半生やその後継者たちには愛がないのは連作短編の最初から伝わってきた。つまりこの本は、最終中編の淀殿の章の最後の一文、秀吉の後継者は何も残せなかったことを主張したものなのだろう。
5 件中 1 件~ 5 件を表示 |