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兼好法師 徒然草に記されなかった真実 みんなのレビュー

  • 小川剛生 著
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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (5件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

兼好を取り込み偉ぶる吉田かな

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る

中世和歌史を専攻する国文学者たる
著者は本書で、既存の兼好研究における
常識に疑問を投げかけ、新たな解釈を
提示しています。

例えば、冒頭15頁に目を通しただけでも、
島内裕子著「兼好」でも踏襲されている、
六位蔵人から左兵衛佐となって天皇の
そばに仕えたという、学校の教科書でも、
ウィキペディアでも紹介されている通説が、
それらの官位と兼好が本来占めていたに
違いない官位との齟齬、に基づいて、
真っ向から論駁されています。

なお、この作品が評価された著者には、
第3回西脇順三郎学術賞が与えられている
ことを付記しておきます。

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兼好法師の経歴

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る

徒然草の作者として知られる兼好法師の事跡について述べた本。徒然草は有名だがそれを書いた兼好法師がどういう人物かは知らなかったので金沢流北条氏との関わりなど知れて面白かった。後世に吉田家の人が自家の官位昇進のため系図を偽造したため吉田兼好という誤りが伝承されてしまったというのには驚いた

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吉田兼好の真実

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

テーマ読書「徒然草」の3冊目。
 本書は兼好法師の伝記という体裁をとりつつ、「吉田兼好」の嘘を暴くという刺激溢れる論考でした。第1章から第6章までは兼好の生い立ちから死去までを、同時代の史料から丁寧に読み解きます。無名時代から、遁世者としての人脈をフルに発揮し、「四天王」と呼ばれる歌人にまで上り詰めていく様は、印象と異なり面白かったです。そして第7章では、「吉田兼好」に隠された驚愕の真実を明らかにします。
 今の今まで徒然草の著者は、学生時代に習った「吉田兼好」と認識していただけに、歴史研究の醍醐味を実感しました。

 ところで、本書を読むにあたって、私が感じた3点ほどの留意点を書きます。本書は兼好法師の正体を明らかにすることが主目的ですので、徒然草の内容は、ほとんど立ち入っていません。また、歴史上、有名な人物はほとんど登場しませんし、読者受けするような平易な文章ではありませんので、読んでいて疲れます。分からない箇所も気にせずに読み進めることが肝要です。さらに、抜粋本でもかまいませんので、徒然草の読後に読んだ方が、さらに面白いと思います。

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誠実に書かれた本だと思います

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

「徒然草」の作者はだれでしょう? 
兼好法師? 吉田兼好? どう答えますかね。
この本、小川剛生『兼好法師』は、それが簡単には答えられない、ということが書いてある本です。
いや、だれが書いたか分からないんじゃなくて、兼好という人が一体どんな人なのか、が問題なんですね。
資料をきちんと使って研究者の常識を働かせて、誠実に書かれた本だと思います。
読んで面白い本じゃないけど、残された資料からこんなことが分かるんだと、感心させられました。

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吉田兼好という人は存在しないんですって

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

10代のころ、日本史大好き少年だった私は当惑している。足利尊氏の肖像画と教えられてきた騎馬武者が実は尊氏ではないと断定されたり、頼朝の肖像画も伝頼朝像と?マークがついてしまった。さらに、あの聖徳太子は架空の人物で、その活躍は天智天皇以降の創作だったというような話が次から次へと登場する。今更、あの髭面の武将が尊氏ではないと断定されても、私の中での尊氏はあの武者のイメージで固定されてしまっている。「吉田兼好」なんて人は存在しなかったのですよ、後世の吉田家のでっち上げなのですよと教えられるのは非常につらい。丹念に資料を拾っていけばもっと早く解明できたのではないか。私の脳内では、徒然草=吉田兼好と刷り込まれてしまって取り返しがつかない

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太平記の影響と卜部吉田氏

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「兼好法師は誰なのか?」と謎を解く。豊富な伝記資料から、著者は「卜部吉田氏」という下級公家の家格を上げるため、名前を利用されたと考える。従来の「遁世」というイメージではなく、都市に住んだ充分な経済基盤を持つ、公家や武家、仏僧などの幅広く交際出来る人脈を持つ人物だったと。
鎌倉後期から室町にかけて、その時代は豊かで成熟した社会であり、兼好法師はその時代に活躍した新しいタイプの人間であり、その人物が生んだ「新しい文学」だと思う。

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