京都鷹ヶ峰御薬園日録 みんなのレビュー
- 澤田瞳子
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紙の本ふたり女房
2023/02/25 20:52
おもしろく読みました。
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代を描いた小説の舞台は、なんと言っても江戸が多く、私もたくさん読んできました。
江戸ではない所を描いた小説といえば、葉室麟さんが有名です。
京都といえば、澤田ふじ子さん瞳子さん。
瞳子さんの江戸時代小説を、初めて読みました。
葉室さんとはタッチが異なるかもしれないけど、丁寧な描き方は似ていて、好感が持てました。
紙の本師走の扶持
2018/05/17 12:45
真葛のこれから
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代のミステリー。
ちょっと変った薬園の人々と医師・患者・薬師が登場する。
お母様の澤田ふじ子さんとはちょっと違った視線から市井の人を見つめている。
奈良時代ものも面白いが、真葛さんのこれからを早く読みたい。
紙の本師走の扶持
2016/10/29 00:59
次も楽しみです
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投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
この「京都鷹ケ峰御薬園日録」が、シリーズ化したのには、ちょっと驚きました。
澤田瞳子さんって、もう少し前の時代が専門なんだと思っていたので…
なんとなく「御宿かわせみ」シリーズを思い出してしまいましたが、大立ち回りなどもなく、こちらは、もっぱら、主人公の心象的解決という感じで、人によっては、終わりがスッキリしないと、思う人もいるのでは?と感じました。
紙の本ふたり女房
2016/09/17 00:08
爽やかな読後感
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投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
中古時代の作品が多い澤田瞳子さんには珍しい江戸時代物
それでも、公営の京都鷹がヶ峰御薬園(薬草園)という、いつも通り、あまり知られていない場所が舞台で、他の時代小説とは少し違う味わいを加えている
江戸にはない、京都ならではの公家との関係なども楽しめた
紙の本師走の扶持
2015/12/21 17:45
渋い仕上がりの短編集
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
安易に甘い結末に流れないのはこの作家の長所だと思うが、それにしても暗めの雰囲気の話が多かった。子どものためにわざとまちがった毒草を食べる母親、治る見込みのない梅毒を抱えた夫婦、過去に男に裏切られたことで怨念を胸に住まわせてしまったままの老女…。細部まで丁寧に描き込まれているとは思うが、現在の読書気分には合わなかった。じっくり読める時向け。
ただ、暗いといっても、主人公自身とそういった人々が深い関係になるわけではなく、むしろ主人公は通り過ぎていく者のような視点で見ているので、読んでいてそれほど重苦しくはならない。その加減がうまいといえばいえる。
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