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電子書籍

フルハウス みんなのレビュー

  • 柳美里 (著)
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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本フルハウス

2004/05/01 23:06

ようわからんけど、フィクションとして読めばおもしろかった。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

家族の紹介として父親を取材対象とした事件を著者がエッセイに書いているのを読んだことがある。
 かなり、世間ずれした楽しい父上のようであるが、それを淡々と娘の視点ではなく第三者、小説家としての目で見ているのがおもしろかった。

『フルハウス』を読み始めて真っ先に、この著者の父上が架空の映像に現れ、さてさて、どんなおもしろいことをやらかしてくれるのだろうかと思った。期待を裏切らない父上の奇行におかしみを感じながらも、親族はさぞ困るだろうなと少々哀れみの感を抱いた。
 家族との繋がりを求めて一軒の家を建てるものの、家族からは見放され、あげくの果ては他所の家族に家を乗っ取られてしまっている。庇を貸して母屋を取られるの諺どおりの展開である。家があるから家族なのか、家族があるから家なのか、よく分からなくなる展開であった。ローカルニュースとして見ていくには被害も何もなく気軽に読めるものだったが、これがノンフィクションで我が身に起こったことならば、御免被りたい。

『もやし』も物語りの始まりとしては奇妙だったが、読み進むうちに「もやし」の存在がリアルなのには驚く。
 まさか、こんな人間は居ないだろうなという清野という妻。
 正気なのか精神を病んでいるのかがわからない。
 ちょっと、読後に消化不良に陥る話だった。

 初めて柳 美里の作品を読んだが、他のストーリーを読んでみたいと思わせる作品集である。著者は在日であるが故に得意な目で見られがちであるが、いまや在日も何も関係ないと思う。日本で生まれ、日本で育ったのならば、もはや日本の文学作品なのではと思わせる優れものだった。

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紙の本フルハウス

2002/07/16 20:38

怖さの中にひそむ哀しさ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アセローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「家を建てる」が口癖だった父が本当に家を建てた。しかし母は16年前に家を出、姉妹も別々に暮らしていた。ある日久しぶりに訪ねてみると、家には見知らぬ一家が暮らしていた。父はホームレスの一家を住まわせていたのだ。姉の素美は驚きと困惑に襲われるがなぜか父に核心をついた質問ができず、ホームレス一家にも何も言えなかった。
家は建てたけど本物の家族を作ることができなかった父。ホームレス一家も何故か哀しい。この話に出てくる人たちは怖くもある。その怖さの奥に見える哀しさがせつない。

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紙の本フルハウス

2001/02/25 20:33

足元を揺るがすような不思議な空間に誘いこまれる。緊張感ある小説。泉鏡花文学賞、野間文芸新人賞。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 崩壊した家族の絆を修復しようとする人を描く小説は、最近しばしば見られると思うけれど、ここにはホッとさせられる救いが見当たらない。柳美里という人の人間関係の洞察の鋭さに、身がひきしまる気さえする。

 しらじらしくハッピーエンドにもっていってくれなくてもいいから、せめて壊れたなら壊れたなりに、それぞれがそれなりにやっていくという展望ぐらい見せてくれれば…などと期待してしまうけれど、そうも甘くない。
 個人の力をこえたところにあるものの確固たる存在をまず認めることこそが、未来へ踏み出す第一歩なのだということを教えてくれる。なかなかに厳しいのである。

 坪単価の高い豪勢な家を建てた父が、家具を揃え、生活雑貨を揃え、客用布団まで幾組も揃え、なんと水着まで揃えて、いい年頃の娘二人を呼び寄せようとする。昔は家族に十分な生活費や小遣いすら渡さなかった父である。そのために、娘二人は万引きを常習としていたこともあるのだ。
 彼女たちには既にそれぞれの生活というものがあり、そこで暮らすわけにはいかない。寄りつこうとしない。

 ある日、呼び出されて訪ねていくと、その家で見知らぬ家族がわがもの顔に暮らしている。自営の店がつぶれて家を追われ、熊本の親戚に身を寄せようとしたところが有り金をすられてしまった。横浜駅でホームレスの生活をしていたら、父に声をかけられて厚意に甘えることにしたというのだ。
 家族は遠慮しながら仮住まいをしているのではない。一家の長である男は庭に穴を掘って池を作ろうとするし、妻である女は当然のように生活費をせびった上、人気の美容院に予約を入れる。
 花火をした夜に消防署にいたずら電話をかける息子、それをかばうためにカーテンに火をつける少年の姉。
 思ってもみなかった事態がどんどん進展していく。

 何もここまで言わなくても、しなくても…と思わせる登場人物たちの言動はコミカルではあるのだけれど、ははは…と笑いながらも体の半分から冷えてくるようなうすら寒さが残る。笑いとばせない長丁場の悲劇的なコントを見ているようである。

 表題作のほかに「もやし」という小説も所収されている。
 こちらは、三角関係の話。才能ある若い女性のイラストレーターがデザイン会社を経営する男性と関係を持つ。それが精神を病んでいる男の妻にばれる。彼女の常軌を逸した言動に煩わされる一方で、自殺未遂の経歴があるイラストレーターの女性は、母に薦められた見合いで知恵おくれの男性と知り合う。そして、彼との時間に温かなものを感じはじめる。

 こちらはテーマこそ「家族」ではないが、「フルハウス」同様、人間と人間が望むことなく持ってしまった関係に、どう影響され、どう働きかけていくのかということが独特の感性で描かれている。

 『命』と『魂』という2冊の本で、小説よりも小説的な私生活を書いて話題をさらった著者による創作は、人間として生きることの不条理が、カフカの書くもののように読み手に迫ってきて、苦い味を残す。久しぶりに読みながら緊張した小説だった。

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紙の本フルハウス

2016/10/22 22:12

湿気すら感じる嫌な文章。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作には表題作「フルハウス」と不倫の顛末を描いた「もやし」が収録されていますが、どちらの作品も正直結末は微妙でしたが、なんといってもジメッとした気持ち悪い文章が格別でした。

理解できない他人の行動・考え・仕草の一つ一つが丁寧に描写されていて、計算された気持ち悪さを感じました。

読み直すかと言われると、おそらく読み返しませんがしばらく余韻が残るような小説でした。

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