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断る力 みんなのレビュー

  • 勝間和代 (著)
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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.6

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本断る力

2009/02/25 14:54

挑発でもケンカでもなく。

26人中、22人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る

勝負色を思わせる、新書には極めて珍しい深紅。
こちらには出ていませんが、帯も斬新なデザインで
著者勝間さんご自身の決意あふれる表情と
手を掲げた「NO」の意思表示。

読後感をひとことで言えば
やはり
勝負に出たな、という感触です。

キライなひとはキライだろう。
好きなひとは好きだろう。

読み応えは、あります。

**

断る力っていうタイトルに
赤に
あのお写真。

ですが、内容はおおむね真面目で
落ち着いたトーンです。

p38にアサーティブという概念が紹介されていて
いわく
「単なる押し付けではなくて
自分の要求や意見を、相手の権利を侵害することなく
誠実に、率直に、対等に表現すること」をさします。

たとえば
あなたも、わたしも正しい。
だけど意見が食いちがうというような場面で
いかに意見を調整していけばいいのかという
技法というか考え方があるけれども
日本の一般向けにだったらむしろ
アサーティブ入門、というふうにやるよりも
もっと噛み砕いた、日常的なことばとして
言い直したらどうなるだろうかと。
それは多分、断り切れないで、それが嵩じて
被ってしまうだろう人間関係のいろんなマイナスを
少し、変えていけるためのヒントになるんじゃないか

そういう意図があって「断る力」という
表現になった、というようなことが
書いてありました。

「Noがいえない○○……」
そういえばだいぶ前にもありましたが。


対外的に、という前に
今、目の前にあるいろんな場面で
食い違う気持ち悪さを、だれかが我慢して
それでうまくまわっているように見えているだけだとしたら

風穴、開くかもしれません。

でも
状況も激変、するかもしれません。

そういう意味で、爆弾かもしれません。


ただ「拒否」するだけじゃ
集団生活、人間関係、毀れてしまいます。
じゃ、どうすれば?

だれかに我慢させつづけるかわりに
自分だけ、我慢すれば、のかわりに
具体的に、どんなふうに考えていけば
あるいは行動していけば
いいのかってことを
実体験を豊富に交えて、書いてあります。


むろん
実力がないのに、ただ拒否したら干されます。

その辺はまたカツマさんバイアスが掛かっているから
「ここにこう書いてあるし」と
行動したら、たぶん大怪我まちがいなし。
だからこそ
自分で考えてみてごらんと
またまたぽんっと背中を押されてしまうのです。
宿題どっさり。
でも、なんかどこかで快感もあり。

あとがきいわく、この本は
数年前に書かれた勝間さんの著書の
『勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド』
(ディスカヴァー21発行)の続編的な
位置付けとして書かれています。

前著は20代女子向け。
この本は30代以降の「ある程度自分を確立しようとしつつも
なかなかうまくいかない世代に対して、自分もそうだった時代を
振り返りつつ、いったいどんな考え方を変えたことで人生が
より楽になったかを考えて」書かれている。
こっちは多分、性別を問わず。でも、女子に読んでほしいと
いうところでしょうか。

自分も大事、相手も大事。
それをどうするか。
その一本通った筋は、今回も変わらず。
むしろとても噛み砕かれた形でさし出されています。


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紙の本断る力

2009/03/20 09:32

「勝間和代」に「No!」といいますか

15人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 新書の一冊であるのにレーベルデザインではなく、真っ赤な表紙。そして、書店の平台ではお馴染みとなったご本人の顔写真。しかも、今回は正面にむかってパーンと手のひらを広げて「No!」のサイン。
 勝間和代という書き手はとてもブランディングの上手い人です。「勝間和代」ブランドをどう認知させ、高めていくかということで、本のデザインであったり販売戦略が組まれているように感じます。
 書物というものは不思議で、あくまでも商品ですから大量に流通されるべきものなのですが、一方で質を重視しそのように販売戦略を組むこと自体毛嫌いする傾向があります。「勝間本」というのはその矢面に立ちやすい事例でしょう。
 それをわかった上で、今回この『断る力』という本の出版をもってくるあたりが、勝間さんの自信の表れのように思います。

 この本の中にしばしば「同調志向・行動」という言葉が出てきます。
 「相手に合わせて行動すること」という意味ですが、その裏には「嫌われたくない」であったり「仲間外れになりたくない」といった心理がつきまといます。
 しかし、本書では「既存の枠組みを疑って、自分の軸を持ち、自分の評価で意見を表明する習慣をつけることが中長期的にはもっとも有効な成長方法であり、生き残り方法である」(54頁)と説明しています。これが「断る力」です。
 「勝間和代」は今ブランドになりつつあります。ブランドというのは消費者の忠実度を増加させますから、そのロイヤリティが高くなればなるほど代替はされ難くなります。しかし、反面それは「同調志向」も生むはずです。
 つまり、「勝間和代」というブランドを「No!」ということもできるのですよと、この本では教えているのです。
 先ほどこの本が勝間さんの自信の表れと書いたのは、そういうことです。

 勝間さんは「断る力が必要な理由」として「私たちの時間と能力が有限だから」(288頁)と書いています。
 勝間さんの愛読者(いわゆるカツマーと呼ばれる人たち)は若い人たちが多いでしょうが、本当に「断る力」を必要とするのは「時間」が少なくなってきた中高年の人たちではないでしょうか。
 中高年の「カツマー」というのも素敵ではないですか。

 ◆この書評のこぼれ話はblog「ほん☆たす」で。

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紙の本断る力

2024/03/25 21:59

良い本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

勝間先生大好きです
勝間先生の写真も良い。
顔もスタイルも好みです。

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紙の本断る力

2009/10/05 09:44

この生き方は苦しい。

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

断る力 勝間和代 文春新書

 昔、Noと言える日本人みたいな本があったと思う。もう30年以上前です。日本人の同調志向を否定するという内容では、この本も共通します。
 最初の50ページぐらいで、要点は言い尽くされています。わたしは、それ以降のページを流し読みしました。インタビュー形式で録音されたものを文章化してあるような、あるいは自身で録音したものを文章化してあるような、講演の原稿案のような印象をもちました。
 「断る」ということは一般的にむつかしい行為です。頼まれるということの意味には、利用されるということもあります。それを知っていて利用されるのか、知らずに利用されるのか、そういった知恵があるのかないのかで、その後トラブルに巻き込まれたときの対応も変化してきます。だれしも人から道具扱いされるのは嫌です。
 意思表示をしない人が増加したと思います。そして陰口を言う人もなくなりません。この本には、ビジネスの世界でどうしたらよいかという内容に終始します。ただ、断りきれないときもあります。人それぞれです。
 作者は頑張る人です。しあわせな人かどうかはわかりません。人生は長いので、終わりのときが近づかないと結果はわかりません。114ページにある「対等概念」は素敵です。不完全な人たちとも付きあっていかねばならないのが社会です。作者は考える人です。
 断るときに理由はいらないと思う。嫌なものは嫌と跳ね返せばいい。理由付けを考えるから迷ってしまいます。
 本にはマニュアルがたくさん掲載されているのですが、そんなにたくさんのことを考えられません。断らなくても切り抜けることができるように、日頃から能力向上に努めたほうが楽です。

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紙の本断る力

2023/11/27 22:45

真意が上手く伝わらなかった本

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶんてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本の最大の欠点は勝間さんの真意が上手く伝わらなかった点である。
そして、そのことがこの本を評価をする上でも、もっとも重視した点である。

勝間さんは自著の内容紹介で、次のようにこの本の意図するところを簡潔に述べることが出来ている。

『「断ること」を能動的にはじめたその時から、あなたの生産性は何倍にも、何十倍にも向上するのです。ただし、「断る力」はたいへん強力な武器であるため、扱いもとても慎重に行わなければなりません。むやみやたらに断るのではなく、どういうところでは断り、どういう場面では逆に歯を食いしばって引き受けてベストを尽くすべきなのか、
その判断能力をこの本をきっかけに、みなさんの生活の中で培っていってほしいと思います』

しかし、これが1冊の本になるとまったく違う印象を与える結果になっている。

香山リカさんが『しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』で、自分も断ることがあることを前提に勝間さんを批判しているが、このことは断るほど機会に恵まれていない多くの人を敵に回してしまうことは明らかだ。

また、断ることをしない人や断ることが出来ない人の気持ちをまったく無視した形になってもいる。

これは、この本が偶然誤解を与えているのではなく、勝間さんの基本的姿勢から来るものであり、それを受け入れるかどうかの踏み絵なのだ。

では、勝間さんの基本的な姿勢とはどういうものかというと、生産性重視、効率重視(経済合理性)ということである。

しかし、これは仕事そのものに適用することは問題を生じないが、人間関係にあってはまったく通用しないということを私は少ない経験の中から学んできた。

勝間さんは「断ること」をしないことが、生産性向上を阻害し、成長を阻害し、いかにストレスを溜めるかということを説明する。

そして、どうやれば「断る力」を身につけ、人に嫌われるのを恐れずに生産的な提言や交渉を行う好循環をつくることが出来るかを嬉々として語り続けるが、正直言って痛々しい。

勝間さん個人は仕事を選んでスキルアップしたかもしれないが、組織の中では必ず勝間さんが断った仕事をした人がいるはずなのだ。そして、その人たちが勝間さんが去った組織の中で、勝間さんの抜けた穴を埋めたのだ。

この点に限れば、勝間さんが非難している人たちの意見の方が読むに値する。

ただ、この本を勝間さん以外が書いていたら、話題にはならなかっただろうと思うと、勝間さんの本を売る努力には頭が下がる。
そして、結局のところ、私は勝間さんのファンなのだと思う。

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