横道世之介 みんなのレビュー
- 吉田修一 (著)
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紙の本横道世之介
2017/10/27 01:32
人間味あふれる小説。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:およぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る
後半に進むにつれて、世之介のまなざしが愛おしくてしかたない。世之介と一緒に日々の事柄や何気ない景色に目を向けているうちに 一つ一つが奇跡に思えてくる。 切なくて、やさしくて、人間味溢れる大切な1冊。本を読み終えた後も時々世之介に会いたくなる。
電子書籍横道世之介
2022/01/23 10:45
思い出と記憶
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hatonohi - この投稿者のレビュー一覧を見る
もちろんタイトルは知っていた。
映画化されていることも知っていた。
なのに、何年も手に取ることがなかった本書。
読みはじめてすぐに後悔した。
「こんな面白い本、なんで今まで読まなかったんだろう」
読み進めて気付いた。
「この年齢になって読めたことは幸いだった」
学生時代の、顔やエピソードは思い浮かぶのに、何故だか名前が出てこない彼・彼女たちは元気だろうか。
そんな事を考えた。
出会えてよかった。
紙の本横道世之介
2017/11/10 00:17
インパクト!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tommy - この投稿者のレビュー一覧を見る
女優の杏さんが勧められていたので読んでみました。
杏さんのレビューにあったように、全てが繋がっていく面白さ!
そして一つ一つのエピソードのインパクト、世の中捨てたものじゃないと思えるほっこり感、私も人に勧めたくなった小説でした。
紙の本横道世之介
2022/11/08 13:42
再読
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
新聞連載中の永遠と横道世之介を読んでいて、続横道世之介を読んで、この横道世之介を読んだ。
10数年ぶりに読んだはずだけど、今読んでも魅力的で大好きな世之介。
四月桜から始まり、ひと月づつ一年間の話が綴られてゆく。
若い時は退屈な時間が多いはずだけど、なんて中身が濃くて、忘れられない時間なんだろう。
時々未来の場面が挟まっていて、それが今と繋がって素敵な伏線になる。
成長しているとは、世之介も恥ずかしくて言えないけど、「スキマだらけだった世之介のスキマが埋まっている」と描かれている。小説家の粋を感じる。
いつかまた世之介に会いたくなるのだろう。
電子書籍横道世之介
2022/07/30 19:20
あの頃の私に
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投稿者:くろりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
世之介は間違いなく普通の人だ。私の隣にいた人に似ているような、違うような。長く生きてきて上手くいかないことがあったとしてもあそこで右に行ったら世之介に会わなかった人生だと思うと今の道を選んで良かったと思う。今の自分を作ってくれた人に会えて良かったそう思わせてくれる青春小説です。世之介と同世代だからかあの頃の私に会えた。青春と言われた時間があったことを思い出すそんな本でした。
紙の本横道世之介
2022/05/08 20:45
青春に戻れる1冊
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投稿者:ガス - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わってしまうのが惜しいくらい世之介ワールドに浸かりました
紙の本横道世之介
2020/06/11 23:11
ほんとにいい話なのである。
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
横道世之介18歳のごく普通の大学生活。バブルまっただ中という時代設定のせいかちょっと暢気な大学生の一年と、そこで関わった人たちが大人になった現代のエピソードが交差する独特な展開が面白い。やがて、突然明らかにされる、世之介の将来。そこで、ガクンと落胆するのだけれど、この話の素晴らしいのはそのあとの物語だった。
特に、世之介の恋人だった祥子が大人になって、世之介を思い返すセリフが素晴らしい。その後の世之介が、きちんと生きた証がその祥子のモノローグとして描かれていて、実はかなり悲しいエンディングが、そこで救われもするのである。
実は、その大人になった世之介の話も読んでみたいのですが、この物語の続編はまだそこにたどり着いてない。
紙の本横道世之介
2020/05/22 18:53
すごいなあ
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投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終える直前から、『よせよ、やめてくれ、すげーよ』と訳の分からない言葉を
叫んでいました。
一人の魅力的な男と、その周りのこれまた魅力的な人々の物語。
最後は皆、号泣しますね。
吉田修一さんの作品は、読み易くて面白いです。
是非是非、一作でも多く、読んでください。
その魅力に圧倒されますよ。
紙の本横道世之介
2019/04/30 22:31
世之介に出会えて
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投稿者:みゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
横道世之介。
彼に出会えてよかった。
続編が出たということで、手に取ってみました。
何気ない日常なはずなのに、どうしてこんなにも吹き出しそうになってしまうのか。
電車の中で読んだのは失敗でした(笑)
世之介という愛すべきキャラクターに出会えてよかった。
続編も読んでみたいと思います。
紙の本横道世之介
2019/01/28 17:59
良い作品です
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者は2002年度に「パークライフ」(残念ながら未読)を取っている。この作品は2010年に柴田錬三郎賞を受賞している。韓国人留学生と日本人が駅のホームで線路に落ちた人を助けようとして命を落としたという事実を作品に取り入れているが、作品自体はオリジナルで長崎出身の嫌とは言えない性格の横道世之介君の大学1年生のころのエピソードを中心に話は進められてゆく。この作品が身近に感じられるのは、大学時代の仲間はいつまでもつるんでいて親友であり続けるという安物のドラマのような嘘がなく、何十年かした後に「そういえばそんなやついたよな、今頃なにしてるんだろう」と思い出す程度が関の山ということを土台に書かれているからだろう
紙の本横道世之介
2015/10/15 17:06
横道世之介
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投稿者:シホ - この投稿者のレビュー一覧を見る
母が以前読んでて面白かったといっていたのを思い出して読んでみました!思ったより分厚いとはじめは感じたけど、1日で読み切れるほどの読みやすさ!どんどん読み進めることができました!
世之介には最後まで引き込まれる魅力があって、思いもしないラストだったけど、より一層世之介がすきになりました!映画化もされてるみたいなので、今度みてみようと思います!
紙の本横道世之介
2013/05/18 18:12
時代の切り取り方が見事
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投稿者:キノコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生の中での特定の時間を、その空気感とともに文章から感じられる秀逸の作品
紙の本横道世之介
2020/11/11 16:01
横道君は掴み所のない人
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投稿者:ちっぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
高良健吾さん主演で映画化されたと知り、購入しました。長崎から出て来た不埒な大学生のお話。読み始めの方は、横道君の頼りなさが、これからどんな面白い問題に発展して行くのかなぁと期待していましたが、ずっとずっとずっと最後まで、掴み所のない青年のお話でした。
(以下、少しネタバレあります。)ラストは本人の登場なく、横道世之介らしいよね〜で終わるところがまた、スッキリしないと言うか・・・。それを狙っての終わり方なのであれば大成功ですが、スッキリ終わりたい人には、読み終わったのに悶々が続きます。
ちょっと私には面白いと思うところが、ありませんでした。
一番残念だったのは、九州人なのにずっと標準語だったところです。地元の友達や家族とも標準語での会話でした。読んでいて、むず痒かったです。
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