数学の大統一に挑む みんなのレビュー
- エドワード・フレンケル, 青木 薫・訳
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
電子書籍数学の大統一に挑む
2018/05/11 06:34
数学者の壁と大胆な試み
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
数学を愛した人間が受ける社会の壁を描き、さらに、自身の研究を発展させ数学の分野横断的な統一を行おうとした大胆な書籍。本書にも記述してある通り、数学の専門家でさえもちゃんと理解できるかはわからないような高度な数学的内容が記されている。他方、本書の初めの方は、数学が好きで数学の先生から手ほどきを受け、試験ではだれよりも数学ができたが文化の違いだけで他人は異なる扱いを受けた著者の人生が描かれている。
数学の内容は理解できなくても、物語としてはとても興味深く読める。
紙の本数学の大統一に挑む
2017/03/14 19:04
読み応え抜群。難解な事柄を平易に読まそうという熱意の本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
数学の様々な最先端分野の知見を橋渡しして研究しようとするラングランズプログラムに関わっている著者が、自分の研究者としての生い立ちと、そのプロジェクトの概要を伝える本。正直なところ、数学の先端分野を理解するには専門書を何冊も読んでも一般読者には厳しいです。著者もそこは割り切っていて、相当かみ砕いて解説していますが、それでも何のことかチンプンカンプンなページはいっぱいありました。ただ全く異なる分野を突き詰めると、何故か共通する概念に辿り着くという体験を何とか伝えようとする著者の熱意や、「もしかしたら数学のすべての分野を律する概念があるんじゃないか。細分化された先端分野を統一して記述できるのではないか」という著者が研究に賭けるモチベーションは伝わってきます。
ユダヤ人をルーツに持つ著者が旧ソ連で酷い差別を受けて研究の道を絶たれようとした体験の記述は生々しく、当時の旧ソ連の人権意識の低さを物語っています。
理解できない部分は割り切って読み飛ばしても結構なボリュームの本でした。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |