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翔ぶが如く みんなのレビュー

  • 司馬遼太郎
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みんなのレビュー28件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (16件)
  • 星 4 (9件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
31 件中 1 件~ 15 件を表示

翔ぶが如く 新装版 1

2005/10/03 22:41

司馬さん、あなたはとうに司馬遷を越えていますよ

13人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 翔ぶがごとくに明治維新を成し遂げ、日露戦争を生き抜き、そして太平洋戦争を生き残り、その後日本は世界最高の経済発展を遂げた。この一文を達成できた非白人は、日本人だけである。であるが故に、この偉業には我ら日本人の先祖たちの大いなる筆舌に尽くしがたい御苦労があったことは想像に難くない。
 この「翔ぶが如く」に描かれる明治維新からの10年間は、その後の日本と世界をも動かす「最も濃い10年」だったかもしれない。この10年に間違いがなかったから、その後の奇跡は起きたのである。その10年を導いたのは、大久保一蔵(利通)と西郷吉之助(隆盛)であり、本作の主人公と言えるだろう。
 大久保と西郷は、竹馬の友・刎頚の友であり、幼いときから無二の親友であった。その二人がやがて戦う事になるのが、西南戦争である。司馬先生は、1巻のうちからその説明を予めする。見事というほかない。このことを初めから知っておく事で、大久保・西郷の一挙手一投足の苦悩と信頼がその後の文章全てににじみわたってくるのである。歴史は単に物語りではない。司馬さんが、屁理屈コキの単なる文豪ではなく、もはや大歴史家であることの1つの証左であろう。
 西郷は、なぜ西南戦争を起こしたのか。西郷は果たして国家に楯突くただの謀反人であったのか、西郷よおまえも明智光秀・ブルータスと同じかと思うかもしれない。そして、終始征韓論を説いていた西郷は、時勢の読めぬ愚者であったのか。現に歴史偽造捏造国家韓国では、西郷は悪の巨魁とされている。
 トンでもない誤解である。西郷が、あの力士なみの巨漢で僧侶の如き幕末の巨人は、何を思い何を願って死んでいったのか。司馬先生をおいて、その説明を出来るものは現世には存在しないだろう。なにせ、全10巻は西郷の内心を解き明かすために司馬先生が苦労なさった証でもある。それでも、司馬さんは「西郷だけは分からない」という。およそ世界の歴史を心身に溶け込ませた司馬先生をして分からぬというのであれば、我々凡人に分かろうはずもない。わかったつもりに過ぎない。
 結局、西郷は大久保だけは信頼していたということ、大久保がいれば日本は安心であり、ならば自分の役割は・・そのあたりに答えがあるのだろう。これはぜひご自分で感じて欲しいと思う。
 西郷は逆賊扱いされたが、名君であられた明治大帝のご意向で、西郷は逆賊の汚名を逃れた。上野にある西郷の像は明治大帝のたってのお許しの結果である。
我々は、西郷の大きさを本書で知ることは出来ても感じることができない。それは西郷死後の人たちも同じであった。そこで有名な話がある。ある寄合でこういう話が出た。「大山(巌、西郷の親戚)さんは本当にでっかいお人だな〜」とある者が言った。すると「お前は従道(西郷の弟)さんを見てないからそういうことがいえる。あの人は本当にでっかい人だった」一同が気の遠くなる大きさに目が眩んでいる中、幕末を生き抜いた老人が「いや西郷隆盛の大きさは、ちょっとそれらとは比較にならん巨大さだった」一同は、あまりの巨大さに意識が飛びそうなほどだったという。
 坂本竜馬の方が大きいと陸奥宗光は言ったが、やはり西郷の巨大さは竜馬の師・勝海舟も深く認めるところであり、およそ巨大さでいえば、西郷の方が上だっただろう。
 本書は、「竜馬が行く」→「翔ぶが如く」→「坂の上の雲」と続く中間に位置する。この3作は、日本人とはなにかを最も理解できる3作といえるだろう。「坂の上の雲」の奇跡は本書なしでは完全には理解できない。
 司馬遼太郎という名は、「自分は司馬遷に遼かに及ばない」という意味だそうだが、「司馬さん、あなたはとうに司馬遷を越えていますよ」。日本人とはなにかの探求者であり、それを克明に遺してくれた司馬さんに自分がかける感謝の最大の言葉である。

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翔ぶが如く 新装版 10

2015/08/30 16:29

一つの時代の終焉。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

転戦の末、追いつめられた西郷・桐野ら一党は城山において自刃、西南戦争は終わった。しかし、大久保の政権も長くは続かず、翌年に不平士族の凶刃に倒れる。こうして、一つの時代が終わった・・・
この大長編の魅力は、主人公の西郷と大久保の友情と葛藤だけではなく、準主役の桐野・川路、更にその周囲の薩摩人も長州人もその他要人も反政府の人々も、無数の登場人物に惜しみなく紙数を割いて描写した点だと思う。間違いなく、司馬遼太郎の傑作の一つといえる。

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翔ぶが如く(一)

2021/07/14 12:03

その後の日本の原型

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

「坂の上の雲」とならんで司馬史観の代表作である。小説としても面白さももちろんあるが、作品の中で述べられている、大久保利通が官僚組織を作り、川路利良が警察組織を作り、西郷隆盛に対抗するため軍隊が作られた という記述に考えさせられてしまった。

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翔ぶが如く 新装版 1

2017/11/27 09:04

さいごーさん

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:HIRO - この投稿者のレビュー一覧を見る

西郷さんの人格が非常に良くわかる。
これからの展開に期待。

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翔ぶが如く 新装版 1

2017/10/28 08:49

永い楽しみのはじまり

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

文春文庫版『司馬遼太郎全仕事』によれば、司馬さんの数多くの作品の中で「三大長編小説」と称されているのが『竜馬がゆく』『坂の上の雲』そして、この『翔ぶが如く』ということになる。
 文庫本にして全十巻。描かれているのは明治新政府が誕生したものの征韓論から国を二分する西南戦争までの時代。
 まずは書誌学的に書いておくと、この作品の初出は1972年1月1日から毎日新聞朝刊に連載され、76年まで続く。
 新聞連載の予告として掲載された「作者のことば」で、司馬さんはこう記した。
 「薩摩人は、良いにしろ悪いにしろ日本人の典型とされてきた」が、自分はそこを十数年触れないできた。しかし、「泣こよっか、ひっ翔べ」という薩摩人の金言のように、「冒険をやってみることにする」。
 『翔ぶが如く』というのは、薩摩人のこの金言からとられている。

 さて、この長編小説の主人公は西郷隆盛であり大久保利通といった明治という新しい時代を作った薩摩人である。
 しかし、司馬さんは別の文章でこうも綴っている。
 「主役は、時代である。あるいは、薩摩隼人である」。
 この『『翔ぶが如く』について』という文章の最後がいい。
 「私は、どちらかが善とも悪とも書かなかった。農民をふくめて、維新から明治十年までを、ひとびとがよく堪えたことに、大きな感動をもちつづけている。」

 文庫版第一巻はまさに閣議で征韓論が協議され、西郷が自ら韓国に赴かんことを願うところである。
 明治維新を成し遂げた大西郷ながら、そのことを武器にすることもなく、悶々とした時間を送っているこの巨魁がこれからどう描かれていくのか、永いお楽しみである。

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翔ぶが如く 新装版 1

2024/03/31 10:45

良い本です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

いきなり列車内での脱糞とは想像を超えるスタートです。解説ばかりで物語が進んでいかないので、征韓論が中心です。あと9巻どんな流れになるのか興味深く、西郷の理屈も理解できますね。

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翔ぶが如く 新装版 2

2024/03/31 10:42

良い本です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

登場人物全員が主人公といっていいです。それほど各々細かく解説するので全く話が進まないが、それでも面白いです。

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翔ぶが如く 新装版 4

2024/03/31 10:40

良い本です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

征韓論を潰した直後になぜ大久保は台湾行きを決めたのか疑問だったのですが、司馬説ではいわゆる薩摩のガス抜きと説明しているところが、なるほどです。

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翔ぶが如く 新装版 3

2024/03/31 10:38

タイトルが良いですね

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

酒乱の黒田清隆がやらかしたエピソードや、小野組の話など主筋と関係ない話が印象に残ります。ずっと同じ人物ばかりで飽きてきたところに、海老原や宮崎が出てきて面白くなってきました。

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翔ぶが如く 新装版 6

2024/03/31 10:36

良い本です

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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

明治9年の士族の乱の最初の神風連の乱です。日露戦争の英雄、児玉源太郎が登場、大活躍します。萩の乱の前原一誠、かなり情けない人物として描かれていますね。

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翔ぶが如く 新装版 5

2024/03/31 10:34

良い本です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

大久保利通の外交手腕が、存分に発揮されたと見るべきなのでしょう。しかし、兵士達の不満はつのっていきます。 第六巻が楽しみです。

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翔ぶが如く 新装版 7

2024/03/30 17:29

良い本です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

ようやく西南戦争です。七巻にしていよいよ盛り上がってきました。緊張感も高まってきて読むスピードも上がります。しかし、薩摩藩は自爆でお粗末すぎますね。

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翔ぶが如く 新装版 8

2024/03/30 17:27

タイトルが良いですね

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

漫画小説によくある天才軍師の相手の裏の裏をかく美しい戦略とは程遠く、猪突猛進で脳筋な展開が悲しいです。せごどんはここまで一度もいいとこなしです。

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翔ぶが如く 新装版 10

2024/03/30 17:24

良い本です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

山好きとしては延岡からの山岳縦走逃避行をあっさり終わらせたのは寂しいです。ここだけで一冊使ってほしかったですね。

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翔ぶが如く 新装版 9

2024/03/30 17:22

良い本です

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

熊本を舞台に戦闘を繰り広げる薩軍と政府軍です。戦闘とか戦略については何も知識を持ち合わせていないのですが、なかなか理解が難しかったのです。かなり読み応えありました。

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