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電子書籍

太刀洗万智シリーズ みんなのレビュー

  • 米澤穂信, 米澤穂信 (著)
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みんなのレビュー44件

みんなの評価4.2

評価内訳

44 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍さよなら妖精

2017/07/28 06:08

クレメル鯰

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:クレメル鯰 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ユーゴスラビアから来た少女と一緒に過ごした日々を描く、日常の謎の青春ミステリです。
読後にほろ苦い余韻を残すラストシーンが印象的です。

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紙の本王とサーカス

2016/01/31 21:21

米沢さんは

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

常に新しい試みを著作の中でためしているように思えます。
ベテランらしいプロットの綿密さと描写力で一気読みしてしまいました。

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紙の本さよなら妖精

2015/12/27 21:28

THE SEVENTH HOPE

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:uyu - この投稿者のレビュー一覧を見る

1991年4月.
雨空の下出会った「マーヤ」は,ユーゴスラビアから来たという.
この町,おれの知っていること,将来のこと.友人.
すべての円の「外」からやってきた彼女は「それは哲学的な意味がありますか」と,日常に埋もれた謎を掘り起こしていく.
1992年.
帰国したマーヤの住む場所を,おれは知りたかった.
ユーゴスラビアは,地図からなくなろうとしていた.
6つの国が託した希望.マーヤの願いまでも,消えてしまうのだろうか―.

読了後の,この,なんとも言えない気持ち.
マーヤの口癖,「Da」とか「Ni.」とか「んー.」が,まるで本当に会ってたみたいに自分の頭に浮かんでくる.
悲しくも望みを持たせる『THE SEVENTH HOPE』という英題も印象に残る.
ボーイミーツガールミステリの傑作です.

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紙の本王とサーカス

2015/12/27 21:24

《ベルーフシリーズ》

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:uyu - この投稿者のレビュー一覧を見る

《ベルーフシリーズ》

太刀洗万智を描く『ベルーフシリーズ』

「さよなら妖精」は米澤さんが大学で学んでいたユーゴスラヴィアの歴史と事件が出てくるが、今回はネパール。
史実と創作を頭の中で結びつけて、物語を紡がれた本作も、ほんと一気読み。

当時の臨場感、現地の「空気」、推理と対峙の緊迫感。
記事やニュースとはまた違うが、情報を発信する側として米澤さんが太刀洗に託した言葉は、情報を受け取ることになるすべての人へもメッセージとなって伝わるものがある。

出版社の面接で取材し伝える事についてしどろもどろになったことを思い出しちゃった。
フィールドワークをして卒論を書いている今も、これでいいのかと悩んでしまう、、、。

いや、ま、卒論書かずに読書してしまってるんだけどね。
卒業したら、(情報発信と関係ないけど)自分も自分の職業について考え悩みするんだろうか。

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紙の本さよなら妖精

2017/01/08 19:23

ミステリではなく青春群像

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

謎の外国人少女と、彼女に巻き込まれた少年少女が織り成す青春群像。
全体にミステリっぽく話は進みますが、ミステリではないので注意です。

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紙の本真実の10メートル手前

2016/12/20 16:57

推理小説としては謎が小粒

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katu - この投稿者のレビュー一覧を見る

推理小説としては各短篇の謎が小粒だし、謎解きが主眼ではないという感じなので、そういうのを求めている人は肩透かしを食うだろう。但し、クールビューティーな太刀洗万智の人物造形がなかなか独特なので、とにかく彼女が出てくる話としては十分に面白かった。

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紙の本王とサーカス

2016/11/14 23:24

つい目が行ってしまい…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いち映画ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

女性記者がカトマンズにやって来る。
その時、ネパールの王達の宮殿内で親族による
多数の殺害事件が発生する。
女性記者は、そのスキャンダルを記事にしようとするが、身近に殺害事件が起きてしまう…

ネパールで実際に王宮内部で起きた事件のようでした。

この小説も最後まで読ませてくれます。

でも、王宮内の事件については一つも解決されずに終わってしまう。書き手が何故、この事件を選んだのかが、読み手に全く伝わってこないのです。

その欠点を補うようにカトマンズの情景描写は生き生きしています。

「サーカス」に関わるメディア論もズシリとはします。

その後、
図書館で知っている作家の本が目に留まり
借りてしまいました。

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紙の本さよなら妖精

2007/05/01 00:06

いちごタルトも、トロピカルパフェもおいしいけれど、思いこみの空回りする主人公の本作をこそ推したい。

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:拾得 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「いちごタルト」に手を出してから、作者の描く物語世界に徐々に魅せられつつある。その描く舞台が中学や高校であったりすることもその魅力の一つであろう。なんだかんだいっても、学校生活の占める割合は、未だに大きいのだから。できることであれば、そこが楽しく思い出深いものであってほしいのである。
 和やかな雰囲気を期待して手にした本書も、(飛騨の高山だろうか)地方都市の高校3年生を登場人物とした青春劇である。ユーゴスラビアから来た少女マーヤと出会うことで、かれらの日常が少しさざ波だち、ものの見え方も少し変わりだす。しかし、そんなささやかな物語は途中で反転する。彼女が帰国する前後から、「ユーゴ内戦」が幕を開けるからである。そんな祖国にあえて帰る彼女、彼女の安全を心配する主人公たち。そして、「どの国」の出身かも明かさないまま帰国するのである。そう、時代は1991年。
 こうした物語設定に対して、bk1評では評価が二分されるようだ。確かに、思い上がりと紙一重の主人公守屋の思いこみは読んでいて気分のよいものではない。ひょっとしたら、自分がユーゴスラビアに行くことで彼女に何かできるのではないか、とは感傷的な思いこみに過ぎない。しかし、似たような時期に、大なり小なりそんな思いをもったことがたいていの人にはあるのではないだろうか。ましてや、そんな出会いがあればこそ、である。いや、自分を変えてくれそうな妖精との出会いを夢想することもあっただろう。そんな主人公と作者とを私は肯定したい。
 ところで、本作は時代を扱ったミステリーとしては一点ミスがあったように思われる。「ユーゴスラビア」は、当時の日本の高校生にとって身近な国ではなかったろう。得られたとしても世界史や地理で学ぶような知識程度だろう。しかし、1991年の高校3年生には、意外によく知られた国名ではなかったか? 彼らが小学校高学年のとき、1984年の冬季オリンピックはユーゴスラビアで開催されていたのである。カタリーナ・ビットが舞い、トンバが跳んだ。そして、黒岩がこけ、北沢が銀メダルを穫ったサラエボオリンピックを、多くの日本人がテレビで見ていたのではなかったか。
 1978年生まれという著者にはこれはちょっときつかったとしても、もし、そこに私がいたならば、そんな好奇心を彼女に向けていたことと思う。

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紙の本さよなら妖精

2006/11/26 19:08

ユーゴスラビアの悲しい運命

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

1991年、日本の地方都市に暮らす普通の高校生守屋路行・太刀洗万智・白河いずるの前に、ユーゴスラヴィア人マーヤが現れます。彼女は父親について来日。しかし父親とは離れ、日本で2ヶ月間暮らすことを決めています。
彼女がユーゴの共産党幹部のトップクラスの父親を持ち、特権階級に暮らす人間であることが示唆されますが、守屋たちはそもそもユーゴがどこにあるのかさえ、知らない一般的な日本人。
あまりにも人生への決意や取り組みの違うマーヤですが、貪欲に素直に日本の文化を吸収していき、清々しい。そこにはユーゴに生まれ、さらに特権階級に生まれた意識の高さが窺えます。しかし、ユーゴ共和国の運命を予感させるように、章ごとに年月が刻まれるのが悲しい。
結局、ユーゴの6つの共和国のうち、どの国が自国であるかを明かさずに帰国した彼女が、内戦に巻き込まれていないかどうかを守屋たちは心配します。たった2ヶ月の思い出をたどるなかで、彼女の国を推理する、いわば地理学的ミステリー。
けれど日本の若者向きのミステリーではユーゴ共和国の複雑な民族感情にまで踏み込めなかったのでしょう。また、本書が出版された2004年では明らかになっていることも、1991〜2年の設定のこの小説ではどこまで描けるか——という論点もあります。ややミステリーは不満でしたね。
しかし物語はマーヤの鮮やかで強く、けれどどこか奥ゆかしさをもっているセルビア人らしさ(私は、彼女はセルビア人だと思いました。マーヤはユーゴスラヴィア人と主張するでしょうが)を丁寧に描き、一方で守屋のただユーゴに行けば何かが変わるという低い次元の意識——日本人一般の意識——との対比はうまい。そこを読み取るだけでも価値がある一冊です。

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紙の本真実の10メートル手前

2016/04/06 18:40

短編推理小説の傑作

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る

短編集であり、どの話も初登場の誰かが記者太刀洗との短い邂逅を語り手となり紹介するものだ。
さよなら妖精、王とサーカスの登場人物である太刀洗は頭が大層切れる女性との印象があったが、今作でも微妙な言い回しや、小さな違和感で点を結んで一つの推理筋をたてている。何冊かでてるのでキャラ読みをしてもいい。
推理小説をこの短い文書量でここまでかききる作者の凄さを改めて知る一作だと思う。米澤穂信の短編と言えば古典部シリーズや、満願、追従五断章などいくつもあるがどれもおすすめである。もちろん、長編ミステリーも素晴らしいのだが作者が気になったら短編から試してみるといいとおもう。ただし、この真実の10メートル手前はさよなら妖精を読了してから読むのを勧める。

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電子書籍さよなら妖精

2015/12/31 20:41

ベルーフシリーズの派生元作品

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:east - この投稿者のレビュー一覧を見る

米澤さんの作品は、古典部シリーズと満願を読んでいました。
ふとした拍子に新作、真実の10メートル手前(2015年12月)が発売されることを知り、購入。
クールビューティさながらの主人公・太刀洗万智に魅了され、シリーズの派生元である本作を購入しました。

本作は2004年2月発売のシリーズの派生元です。
高校時代の太刀洗万智の同級生を主人公にし、ユーゴスラビア出身のヒロイン、太刀洗万智との関係をユーゴスラビアの歴史を絡めてミステリーに仕上げています。

ベルーフシリーズに興味がおありなら、本作ではなく、王とサーカス、真実の10メートル手前を先に読むことをオススメします。
太刀洗万智の新たな一面が読めて満足でした。

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紙の本真実の10メートル手前

2019/08/12 20:35

苦い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

太刀洗万智を主人公にしたビターな味わいのある短編集。
特に苦いのが「恋累心中」...最後の最後までこの世の悪意を踏みにじられた若い二人が哀れ。
「名を刻む死」の万智の言葉には驚かされた。彼女はあんな言葉が出るほど苦く醜い事柄を今まで見つめてきたのか。
その辛さから逃げないからこそ彼女なのだろうが。

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紙の本王とサーカス

2019/07/12 11:28

人間というたまらない存在

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品を読んで人間というものは最も複雑な多面体なのだと再確認した思いがした。
優しい人間、親切な人間の奥に潜む何かに触れた時にどうにもならない無力感でいっぱいになってしまった。

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紙の本王とサーカス

2018/10/21 17:25

何回読んでも

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

何回読んでもその度に新しい感想が出てくるタイプの本。
現実に起こった王族殺害事件をうまく物語に組み込み、ネパールを含む途上国と先進国の間にある残酷なズレを浮かび上がらせることで自分もこの物語の中にいると思わされてしまうところが鳥肌が立つ。

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紙の本真実の10メートル手前

2017/10/25 02:55

追い求める6編

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

真実を追い求めていくジャーナリストの姿には胸を打たれました。偏ったメディアの報道のについても考えさせられました。

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