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犯罪 みんなのレビュー

  • フェルディナント・フォン・シーラッハ, 酒寄進一
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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本犯罪

2016/02/27 07:28

単行本よりも「これはリンゴではない」を強調した表紙に

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドイツの新人によるベストセラー、数々の文学賞を受賞!、と話題になっていたのでもっと重厚なやつかと思っていて・・・意外に本が薄くてびっくり!
しかも中身は連作短編集だった・・・。

が、内容、ぎっしり。 なんというか、“シリアスな小話”という感じ。
ある犯罪について、その事件にかかわることになった弁護士の「私」が時間軸を整理して物語るという内容なのですが、「私」の出てくるタイミングがそれぞれ違っているので語り手の姿は驚くほど見えない。 客観的な描写が淡々としたイメージをつくりあげ、残酷な事件もちょっといい話も同じ温度に感じてしまい、だからちょっとユーモアもあってまとまり具合も“小話”っぽい。 でもはっきりオチがあるわけではないので行間が広いというか、ある意味文学的です。

しかし、とてもおもしろい・・・。
一編一編が短いこともあり、読めば読むほどスピードアップ。
ひとつ読み終わるたびに、はぁー、とため息。 犯罪って、人間って、と考える。
ドイツの刑法や裁判についてなじみが薄いので「そうなんだ」と思うこともあり、フランス以上にドイツも移民が多いということにも驚く。 外国ってわからないこと多いなぁ、いや、日本のこともよくわかってないけどさ。

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紙の本犯罪

2015/05/03 23:23

ドライな文体が心地良い短編集です

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

現役弁護士が書いた犯罪にまつわる短編集です。書き味がとてもドライな為、まるでノンフィクションのようですが、一応創作のようです(解説参照)。

2012年本屋大賞受賞作だけあって、展開・構成・訳文が非常によく出来ているという印象を受けました。また、淡々とした文体で犯人の異常性や人間関係の妙が際立ってる所も良かったです。

個人的には、「棘」と「エチオピアの男」が傑作でした。

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紙の本犯罪

2021/08/06 07:02

読むのがやめられなくなる短編集

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドイツの弁護士でもあるシーラッハ氏の、作家としてのデビュー作。
 11篇の短編が収められた短編集で、書籍タイトルのとおり、犯罪小説といっていい。
 本国ドイツで2009年発表され、ベストセラーとなり、日本での翻訳は2011年。
 日本でも話題となって、2012年本屋大賞「翻訳小説部門」で第1位になっている。

 11篇それぞれストーリーが面白いが、この作品の魅力はシーラッハ氏の文章力だろう。
 創元推理文庫版の「解説」で松山巌氏は、氏の文体を「短い一節で時空間の流れを畳み込むように表現する」と説明している。
 そのせいか、妻殺しであれ(「フェーナー氏」)であれ、偽証罪であれ(「ハリネズミ」)であれ、銀行強盗であれ(「エチオピアの男」)であれ、犯罪を扱っていながら、湿気がほとんど感じられない。
 いとも淡々と、事実が羅列されていく。

 そして、これらの短編は単に犯罪を描いただけではない。
 そこには必ず人間の秘めた姿がある。
 冒頭の「フェーナー氏」は妻殺しの犯罪ながら、妻に蔑まれながらも耐えてたえて行ったもの。法はそんな彼を裁くが、彼を裁いているのは彼自身といえる。
 11篇の短編の中では「チェロ」という作品がいい。
 豪腕な父との生活を嫌って家を出る姉と弟の物語。しかし、二人には過酷な生活が待っている。病にかかり、死の前にあった弟を手にかけてしまう姉。その姉もまた拘置所で自殺してしまう。そして、あの父もまた、二人のあとを追う。
 悲しみの色濃い作品である。

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紙の本犯罪

2020/03/24 06:01

異常な「犯罪」を描いた傑作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KazT - この投稿者のレビュー一覧を見る

弁護士の著者が現実の事件に材を得て書いたという短編集です。
非常に淡々とした語り口でありながら、読者の想像力を掻き立てる文章と構成で、どの短編も異常な「犯罪」を描いた傑作ぞろいだと思います。
なぜ罪を犯したのか、だれが罪を犯したのか、その理由や謎が徐々に明らかになるなかで、どの作品にも驚かされる結末が用意されています。
個人的には「エチオピアの男」「幸運」が特に傑作だと思います。

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紙の本犯罪

2019/02/12 22:32

この人の小説はまた読みたい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

弁護士ものだが、主役の弁護士がなぞ解きをするわけではない、どんでん返しは用意されていない、タイトルどおり、そこには犯罪があるだけだ。「エチオピアの男」にでてくる男には幸せになってほしかった、世話になった学校の先生に贈った手作りのプレゼントがごみ箱に捨てられていたという挿話に胸が張り裂けそうになった、だから結末には満足している。「サマータイム」では夏時間と冬時間がキーとなってくるのだが、ああなるほどと感じた、この制度になじんでいるようにみえるドイツ人もそうたやすく理解できていないという事実が面白い。この人の小説はまた読みたい

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紙の本犯罪

2016/03/17 10:41

謎が

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かこちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

サマータイムの時刻が気になって、ネットでも皆さんの意見を参考にしまし

た。
ちょっと異常なのもあるけど今までにない観点で興味深かった。

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