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天藤真推理小説全集 みんなのレビュー

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みんなのレビュー13件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
23 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本大誘拐

2024/02/29 18:47

楽しい小説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリーの枠組みだが、小説として面白くどんな人も楽しめるような作品。東京創元社70周年記念の限定カバーが出るそうなので、店頭で購入するのがおすすめ。

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電子書籍雲の中の証人

2021/10/13 00:36

ミステリ界の金字塔かもしれない。

4人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Eternal Kaoru - この投稿者のレビュー一覧を見る

評者は、小説は各自の趣味があるのだから好き嫌いだけで星をつけることは戒めています。これはひどすぎるのでさすがにどんな趣味の方にもお勧めできないと思い、投稿します。
 「逢う時は死人」。いくら何でも展開がご都合主義すぎます。ここまで偶然が積み重なってトントン拍子に事件が解決し、ご都合主義的に最後にピンチに襲われ、かつご都合主義でピンチを逃れるはずがないでしょう。最後のアクション場面もヘン。人物造形が支離滅裂。リアリティ皆無。いちいちネタバレはしませんが、いくら何でもこれはひどい。
 「公平について」。法廷もののコメディらしいのですが、正直何が面白いのかまったくわかりません。という以前に、主人公、刑事、検事、裁判長、いずれも何を言っているのか全然わからないので筋がわからないのです。わかるという方がいたら解説してもらいたいくらいです。
 以上2つがひどすぎたので、この先を読むのはやめました。この程度で全集が出ちゃうんだから、ある意味ミステリ界の金字塔と思われるので星は5点です。もちろん、打ち樹てる必要はなかった金字塔であると思います。

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紙の本大誘拐

2021/10/12 23:54

読もうかどうか、迷っている方に

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Eternal Kaoru - この投稿者のレビュー一覧を見る

小説は好みによって評価が分かれるのが当然です。読もうかどうか迷っている方のご参考に、という観点だけからのレビューです。
 まず、リアリティは皆無です。だから高木彬光の『誘拐』や黒澤明の「天国と地獄」のような、手に汗握る展開を期待される方には下らないと感じられるでしょう。お勧めはできません。
 本書はコメディーであり、一種の人情噺でもあります。そのつもりで読めば「一気読み」の面白い作品です。プロットが面白く、ストーリー展開にそれなりの意外性もあります。会話にキレがある(大阪弁(?)と和歌山弁のかけあいが絶妙です)のも楽しい。
 どういう好みの方に向くのか? を考えてみました。例えば、都築道夫のユーモアものがお好きな方には楽しめるかと思いました。ただし都築道夫の「純粋な知的パズル」という感覚ではありませんので、ちょっとテイストが違うかもしれません。
 本書は(岡本喜八が映画化していますが、むしろ)山田洋次の映画を観たような読後感でした。純粋な悪人が出てこない、登場人物がみんな成長してゆく、社会批評が込められている、といったあたりです。本書の感じが伝わっているでしょうか? 拙い表現ですが。面白そう、と期待できたらお読み下さい。
 読者の好みにより、星は5つでも1つでもあり得るでしょう。文春が選んだ1977~2000年のミステリ第1位になっています。評者には過褒に思われ、「この時期のベスト20には確実に入る佳作」という評価です。やはりミステリとしては傍流であり、同時期の『マークスの山』(早川版)、『レディ・ジョーカー』、『火車』、『新宿鮫』、『無間人形』、『不夜城』を凌ぐほどとは思えませんでした。

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紙の本大誘拐

2020/04/29 23:12

古い推理小説だけど、面白さが古典の域です。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画が、主演のおばあちゃまが北林谷栄、誘拐犯のリーダーを風間トオル。そして、緒方拳や樹木希林も重要な役どころで登場し相当に面白かった記憶。偶然、本書を見つけて、あれの原作本かぁ...と手に取った。
旧家の当主である82歳のおばあちゃんが、誘拐されだが、あっという間に立場が逆転。誘拐犯を手下に使い、自らの誘拐を演出することに。政界、警察、マスコミもろもろまで手玉に取って、みごと100億円をせしめてしまうという話。映画の記憶もあるから結末も知ってるけど、けっきょく、もうワクワクドキドキして読んだ。なにより、80歳すぎのヒロインの聡明さと度胸、そして懐の大きさに胸を打ちます。

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紙の本大誘拐

2019/12/09 13:05

色褪せない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る

素晴らしい作品ですね。
最初に発表されてからかなりの年数が経つはずですが、今読んでもとても面白い。
傑作だと思います。

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電子書籍大誘拐

2019/10/01 01:22

結局おばあちゃんの一人勝ち

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

文藝春秋の2012年版〈東西ミステリーベスト100〉第7位の、この『大誘拐』は誰も死なないし、最初から犯人が刑務所で知り合った3人組と分かっているため、典型的な推理小説のパターンからはかなり逸脱しているのですが、誘拐の被害者であるはずの紀伊半島の大規模な山林を所有する大富豪・柳川家の女主人(82)が誘拐犯たちの計画の穴をついてアドバイスしたり、身代金は100億じゃないと沽券にかかわると言い出したり、途中から警察との知恵比べに関する主導権を握り、誘拐犯3人組を完全に手なづけてしまうところがユーモラスです。結局おばあちゃんの一人勝ちのようなストーリー展開です。

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紙の本大誘拐

2019/05/28 06:27

アッパレおばあちゃん

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投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る

誘拐・身代金と犯人が要求するのは普通の小説にはよくある。しかし「大」誘拐はそんな常識(?)には囚われない。
何故なら、誘拐された柳川とし子が犯人の一味と結託し、身代金要求するのだ。
被害者ではなくむしろ加害者でもある。
おまけに此の方、身代金の金額も半端ではない。100億円という途方もない額を打ち出す。

奇想天外な誘拐、身代金受け渡しと誘拐された柳川とし子の解放、これで事件は
解決・・・・?
何かがおかしい、何かが引っ掛かると捜査本部長井狩は、柳川とし子に直接聴取する。

この作品は、何度も映像化されている。非常に良くできた小説でもある。
警察の裏をかくような行動、山と海に挟まれた地形、何よりも柳川とし子の優れた才能と身軽さにあっぱれである。

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紙の本大誘拐

2018/09/16 12:15

おばあちゃんがすごい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

三人組が82歳の大富豪のおばあちゃんを誘拐。その身代金は100億円という誘拐ミステリー。期待したのですが、ちょっとありえなさすぎなのとどんでん返しというか最後のひねりがなく、なんとなく山がないまま終わってしまったなぁという印象。でもこのおばあちゃんのすごさと、三人のその後の姿は、読んでいてすがすがしい感じがしました。

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電子書籍遠きに目ありて

2017/02/27 22:54

素晴らしい!!実写化もありでは?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

トリックが巧妙で、最後の最後まで謎解きが展開されています。また、軽快な文章で非常に読みやすく、ユーモアも効いていて読者を全く飽きさせません。
更に、決して本題から反れず、かつ説教臭くもない程度に、障がいの問題や社会への皮肉が所々に振り撒かれ、チクリと刺さります。この皮肉が40年前に書かれた作品とは思えないほど、現代にもそのまま当てはまります。40年前にこの皮肉が社会に浸透していたら、現代の日本はもっと住みやすい国になっていたのではないかと思う程です。

そして、他のレビューでも言われていますが、本作の最も素晴らしい点は、脳性麻痺の名探偵である信一君が生き生きとしていること、そして彼の周りの大人たちが彼のことが大好きであることです。
大人たちは、信一君と一緒に過ごせるように出来るだけの努力をし、配慮が足りなければ真剣に悩む。その姿勢は、信一君のことが大好きで、彼と一緒にいたいからであって、決して押しつけがましくない。
信一君も彼らのことが大好きで、精いっぱい自身の能力を生かして、生き生きとしています。

某チャリティー番組が「感動ポルノ」と批判されていますが、同番組のドラマ枠で本作を実写化してみてはいかがでしょうか?ただし、名探偵が障がい者である点を殊更持ち上げるのではなく、本作が素晴らしく面白いから、ドラマ化するのです。まるで、本作に出てくる大人たちのように。
そうなれば、生きやすい世の中への第一歩に近づく気がするのですが・・。

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紙の本大誘拐

2017/01/08 19:12

表紙はダサいが・・・

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙が孫悟空みたいで買うのためらってたのですが、名作ということなので読んでみました。確かに映画化も納得の面白さでした。

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電子書籍大誘拐

2015/09/29 19:11

骨のある年寄り

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:らけっと - この投稿者のレビュー一覧を見る

「最近の若いものは!」とよく言われますが、「最近の年寄り」も頼りなくなりました。町内会の雷親父みたいなのも居なくなりましたね。刀自のような人望も度胸も才覚もある人物と巡り会いたいなと思いました。最後まで気持ちの良い読後感でした。ぜひ、刀自と出会ってください。

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紙の本大誘拐

2007/04/26 01:28

笑いと涙のミステリー傑作

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 82歳の柳川とし刀自(「刀自」は老婆の敬称)は、紀州の広大な森林を代々引き継ぐ生まれながらの大富豪。ある日彼女は山歩きの最中、3人組の男に誘拐された...ところが、誘拐された刀自みずからが犯人の計画に助言をするようになり、ついには誘拐団の首領に...?!そして、自分の家族宛てに要求させる身代金の額はなんと、100億円!
 日本ミステリの最高傑作の一つとして、今も広く読まれている作品。犯罪の中でも最も卑劣と言われる誘拐を、かくも痛快かつ心温まる物語に変えている要因はなんだろうか?第一にそれは、勇気と機知、優しさにあふれた主人公とし刀自の人間的魅力と、そんな彼女に心を開き、ついには彼女の忠実なしもべに変わってゆく健次、正義、平太ら犯人の純粋さだろう。
 同時に、元メイドの中村くらを始めとして物語に登場する刀自の子飼いたちが、どれも彼女を慕い、彼女の頼みには何も問わずに引き受けている。そんな義理人情にあふれた人間関係も感動的だ。刀自が犯人グループの一員になったことも知らずに事件を追う井狩刑事もまた、彼女の熱烈な信奉者である。さらには、主犯の健次さえも、孤児院時代に年末毎プレゼントをくれた、やさしい刀自の思い出をひそかに抱き続けた一人であった。
 また、100億という身代金にあわてふためきながらも、それまでいがみ合うことの多かった子供達が、互いに力を合わせて困難を乗り越えようとなるのも、ひそかに彼らを導いた刀自の親としての深慮が感じられ、美しい。
 さらに喜劇的な要素も豊富で、節々に現れるユーモアたっぷりのやりとりは痛快である。特に健次が最初の身代金額5千万円を提示したときの、刀自の予想に反した異常な反応と、それに唖然とする健次の姿を描くくだりは何度読んでもおもしろい。
 このように、さまざまな涙と笑いを呼び起こすこの作品であるが、ミステリー小説としての基本もおろそかにはしていない。スリル、サスペンス、巧妙なトリックも存分に盛り込んでいる点は、物語に過度の湿り気を許さず、ミステリーとしてのクールさを保たせることに成功している。

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紙の本大誘拐

2003/07/08 19:45

ベテラン作家の手練手管をご賞味あれ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たかはら伝助 - この投稿者のレビュー一覧を見る

文句なしの傑作。

導入でわくわく,展開でハラハラ,ラストにどきどき,最後にほろり。読後感はほのぼの。文庫本で450ページを超える大長編だが一気に読める。

登場人物は全部善人,人っ子一人死なないのに面白い。ベテラン作家の手練手管が細部まで行き届いて読者を離さない,飽きさせない。ほんとうに何度読み返してもおもしろい。

作者の天童真は大正4年生まれ,47歳でデビューした遅咲きの寡作作家。彼が63歳の78年に発表した作品です。

細部まで凝りに凝った老練の技。すごいです。ぜひご賞味あれ。

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紙の本死角に消えた殺人者

2003/06/09 19:40

編集部コメント

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東京創元社編集部 - この投稿者のレビュー一覧を見る

驟雨に洗われた坂道を疾走し、崖を飛び越えた真新しいブルーの車体……。その朝、千葉県銚子の景勝屏風浦で、大破した車の中から同乗四名の遺体が収容された。現場の状況から単なる事故ではなく殺人事件と断定されるが、懸命の捜査にも拘らず被害者間の交友関係は浮かんでこない。母の亡骸に復讐を誓った塩月令子もまた真相を追うが……。天性のストーリーテラーによる本格ミステリ。

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紙の本死角に消えた殺人者

2002/12/26 01:44

天藤の違う面が見られる佳作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アシェ - この投稿者のレビュー一覧を見る

天藤真、というと、『大誘拐』(未読ですが)のイメージが強くて、クレイグ・ライスばりのドタバタコメディ…とまではいかないにしても、コミカルな作風なんだと思っていました。たしかにデヴュー作『陽気な容疑者たち』などはかなりスラップスティックな感じですし、そこまではいかずとも、皮肉さに裏打ちされたようなユーモアが漂う作品が多いです。
ところがこの作品になると、そういった面はすっかり影を潜め、徹頭徹尾シリアスに話が進行します。同時に殺された四人の被害者に一見何のつながりもないことから、それぞれの被害者の生前を探るうちに、肉親も知らなかったような事実が次々に明らかにされていく過程には呵責がないし、犯行動機にも、これまでの作品に見られたようなどこかしら牧歌的なところは微塵もありません。天藤作品をずっと順番に読んできて、それまでユーモア推理小説の作家だとばかり思っていたのが、『皆殺しパーティ』『殺しへの招待』辺りで裏面の皮肉さを強く感じはじめ、「これは違うぞ」と思わされ、この作品にいたって、また違う面を見せられた気がします。
ところで、著者の言葉として、「お読みになったあと、もう一度、プロローグに目を通して下さればありがたい幸せです。ある意味で、作の全部を最初のひと言に込めたつもりでおりますので」とあります。先にこれを読んでいながら、読み終わったあと改めて感心してしまいました。なるほど、これはたしかにその通りで、しかもそれが分かっていても、最後までその本当の意味が分からないところなど素晴らしいの一言に尽きます。実際読んでいただいて、この感触を味わっていただけるとよいかと思います。

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