サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

最大50%OFFクーポン(~8/27)

修正:新規会員30%OFFクーポン(~7/31)

電子書籍

キャシー・マロリー・シリーズ みんなのレビュー

  • キャロル・オコンネル, 務台夏子
予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー15件

みんなの評価4.4

評価内訳

15 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本生贄の木

2018/09/30 17:59

表紙の靴ひもが意味するものは

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

人が袋に入れられて、木に吊るされるという奇妙な事件が相次いで発生。マロリーは、事件の目撃者であるウィリアム症候群の少女、ココから情報を引き出そうとする。狂気的な犯罪、少女とマロリーの交流、隠蔽された過去の犯罪、警察組織内のパワーゲーム。これらの要素がうまくかみ合わさって、リーダビリティ溢れる内容になっています。読み終えたあと表紙に目をやると、木陰の中にはっきりと白く見えるくつひもが見えて、目の奥が熱くなりました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ルート66 下

2018/03/05 02:08

多くは語れませんが、ラストはすばらしい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

下巻から面白くなったなあ。十数ページでやめるつもりが、一気に読んでしまった。ラストシーンはすばらしい。今までにないマロリーが見れます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本天使の帰郷

2017/05/15 22:37

マロリー、復讐のため帰省

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

今明かされるマロリーの母の死。最初のうちは、いろいろな人間の思惑がまじりあい、誰を信用していいのかわからない。読み進めていくうちに、マロリーの味方がはっきりしてきます。終盤の暴徒たちから脱出するシーンは、武器はあるけれどもあまりの敵の多さに緊迫して、息が詰まるような感覚でした。そして最後にマロリーという名前の由来が明らかに。ぴしゃりと膝を打ちたくなるくらい、なるほどと思いました。父親の苗字じゃなかったのか~。印象に残った一文――「ふたりはたったいま、ガムの絆で結ばれたのだから。」

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本アマンダの影

2017/05/15 22:19

魅力的な文章

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

公園で女性が殺害されるというシチュエーション的には平凡、しかし、話の見せ方は一級品。気づけば一気に半分ほど読んでいました。比喩がうまく、読んでいて面白い文章になっています。作中に出てくるネコには、最後にハラハラさせられました。印象に残った一文――彼は、紙を小さく、さらに小さくちぎりながら、白い薄片で自分だけの小さな嵐を作っている。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本死のオブジェ

2013/11/28 17:12

面白い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レイラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

めちゃくちゃ面白い
一気に読んでしまった
こんなに面白いのならもっとゆっくり読めばよかった

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本天使の帰郷

2005/09/28 19:30

スーパーヒロイン物。

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 シリーズの他の作品は、全く読まずに、
飛び込みで、この4作目を読んでみました。
 版元の説明や、本文中内から、類推するに、
マロリー(女性)は、孤児で、NYの警官の夫婦に育てられて、
NYの刑事になったみたい、で、その活躍が、ずーっと
過去三作で書かれていたみたいです。
 で、前作(三作め)のラストで、衝撃的な、終わり方をして
マロリーは、行方不明になっていたみたいです。
 で、友人の(マロリーは、あんまりdependingしていませんが)
チャールズ・バトラーが、マロリーの故郷のルイジアナを
たずねるところから、本書は、始まっています。
 で、ここから、このスーパーヒロイン、マロリーの
”キャラ立ち”が、凄いのですが、チャールズが、
偶像というか、彫刻を発見します。それが、なんとマロリーにそっくり。
「マロリーだぁっ!。」
生きていながらにして、マロリーは、偶像、彫刻になっているのです。
この辺の少々劇画チックなはったりが、凄いです。
 で、なにやら、事件に巻き込まれ留置場にマロリー
によく似た人相風体の女性がいると、
で、女性の地元の新人警官に、かっこよく、アドバイスを
おくり、いとも簡単にあっさりと留置場を脱走、、、。となります。
本書は、大枠でも、一応ミステリの形で書かれていますが、
全く、違いますねこれは。
所謂、ヒーロー物です、女性が主人公なので、
散々書いてきましたが、スーパーヒロインものです。
兎に角、マロリーが、かっこ良くなるように、なるように、
描かれていて、逆に、4作目の本作では、周りがマロリーを
持ち上げすぎるばかりに、あんまりマロリーが登場せず、
たまに、出てくると、超人的大活躍します。
 あのマロリーが、あのマロリーが、と、もう神格化されている
具合です。
 大体、仲間が、キャシーと呼ぼうとすると、
「マロリーと呼んで」と、論理を超越した、理由を言っているところ
からして、もう、ヒーロー物なのです。
(ところが、この名まえにも、実は、、、、、なのです。)

 謎解きより、”キャラ立ち”に重点を置いた
ス—パーヒロイン物も、たまには、良いのでは、、、。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本氷の天使

2016/01/24 11:36

というわけで、キャシー・マロリーシリーズ開幕。

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

『クリスマスに少女は還る』の衝撃もいまださめやらないキャロル・オコンネル。
次にどうせ読むなら、彼女のデビュー作でもありライフワーク的シリーズに手をつけるべきでは、と考える。 また、デビュー作には作者の特徴が否応なく織り込まれているものですし。

舞台はニューヨーク。 孤児として盗みと逃走生活に明け暮れていたキャシーは警官であったルイ・マコーヴィッツに捕まるが、その妻ヘレンに「子供に手錠をかけるなんて!」と怒られ、ヘレンは愛情を持ってキャシーを引き取ることになる。
時間は流れ、キャシーはルイと同じ職場で働くようになるが彼女の倫理観は子供の頃から変わっていない(彼女にはハッカーの天才的な才能があり、あるものを誰にも悟られず持ち去れるのに何故してはダメなの?、的感覚の持ち主。 おまけに氷の美貌の持ち主なので尾行など絶対つとまらない)。
なんと、物語冒頭で、捜査中の老女連続殺人事件に巻き込まれて警視であるルイ・マコービッツが死ぬ! キャシー・マロリーはひそかに復讐の炎を燃やして事件解決にのめり込む。 マロリーの周囲には、ルイの同僚・部下・友人たちがいてはっきり口には出さないがマロリーを気遣っている・・・という話。

天才的に頭は切れるが人の心の機微がわからない、そのうえ絶世の美女、というマロリーの存在は少女マンガのキャラクターみたい。 が、まわりにはマロリーだけが浮かないようにか、作者のもともとの趣味なのか、ほんの脇役までもなんだか変な人・何かを隠し持って生きている人がいっぱい! これって『クリスマスに少女は還る』もそうだったなぁ(同じようなトラウマを持つキャラクターが登場してるし)。

おまけに文章が少々読みにくい! あまりに視点が独特(しばらく読んでいると慣れてきますが)。 なんでも作者キャロル・オコンネルは画家としてのキャリアもお持ちのようで・・・登場人物チャールズ・バトラーが目に映るものを写真のように記憶できる能力の持ち主なので、もしかしたら作者もそういう意識で描写をしているのかもしれない。

事件としては、最初にあやしいと思った人物がやはりあやしかった・・・ということでものすごい意外性はありませんが、なにより登場人物たちのキャラ立ち具合が半端ではなく、続きが読みたくなっちゃいます。 (2012年7月読了)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ウィンター家の少女

2017/07/02 15:32

ある一族の悲劇

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

マロリーシリーズ第8作目。ウィンター邸で発生した殺人事件に出向いたマロリー。そこに住んでいた70歳の老婦人は、58年前にその屋敷で起きた大量殺人事件で行方不明になっていたネッドだった。家族のすれ違いと、不運が重なった悲劇の物語でした。マロリーとチャールズの仲も途中でこじれて全体的に思い雰囲気の話でしたね。終盤の、炎に包まれた屋敷からマロリーが脱出するシーンは、文章がオコンネル調全開で一番の盛り上がりを見せていました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本魔術師の夜 下

2017/05/15 22:46

マロリーVS世紀の魔術師

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

マックス・キャンドルはシリーズ第一巻、マカライはシリーズ第二巻から出てくる人物で、解説にも書いているように、これまでのシリーズの総決算にあたる作品でした。マジシャンのマカライと、その数々の大掛かりな舞台層に翻弄されるマロリーは、不思議の国のアリスのようでした。事件の方は最後まで読んでもすっきりしない終わり方というか、とにかくわかりずらかったですね。犯人は結局、今も昔も自分の手を汚さずに、殺人を繰り返したということなのか。印象に残った一文――「戦争よ、きみはなんという女なのだ」

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本死のオブジェ

2017/05/15 22:29

ちらつくマロリーの過去

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

アート業界で起きた殺人事件の捜査に乗り出すマロリー。しかしそれにしても奇人変人が多い! 曲者ぞろいの登場人物は、だれもかれもが犯人のように見えましたが、事件の真相は思った以上に込み入ったものでした。ストーリーの合間に見え隠れするマロリーの過去は、次作への布石ですね。印象に残った一文――「自分の堪忍袋の緒が切れる音を聴こうとしているのであろうか?」

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本氷の天使

2017/05/15 22:07

復讐に燃える天使

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

元ストリートチルドレンで天才的なハッキング技術を持つマロリー巡査部長。老婦人ばかり狙った連続殺人の捜査に当たっていた育ての親を殺され、復讐のため独自で犯人探しに乗り出す。序盤ではマロリーにソシオパスのような印象を受けましたが、話が進むにつれ友人の安全を考慮したり、子供にはやさしかったりと、ワルの印象が薄れていきます。ただ、基本的に事件の捜査はワンマンプレーで、違法な捜査もしているので、人によってはマロリーの好き嫌いがわかれると思います。事件はただの殺人ではなく、そこに詐欺行為が絡んできてなかなか複雑で楽しめました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本死のオブジェ

2016/01/30 10:10

キャシー・マロリーシリーズ第3弾。ミステリ界最強の愛想のないヒロイン。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある日、画廊でアーティストが殺された。 その胸には、“死”と書かれたカードが一枚。
どうやらこの事件、12年前にも同じオーナーの画廊で起きた殺人事件と関連があるようで・・・その手掛かりは当時事件を担当していたマコーヴィッツのメモの中に隠されているようだ。 彼の養女であるマロリーは事件解決に執念を燃やすけれど、その過程で彼女の過去がこぼれ落ちてきて・・・という話。

また例によって、レギュラーメンバー以外の“奇妙な人たち”勢ぞろい。
アート界を舞台にしているせいもありますが、出てくる人たちはみんなどこかおかしい。 勿論、マロリーの奇妙さはそれに負けていないんだけど、たとえば人工知能を持たされたロボットが周囲から少しずつ学びとるように、マロリーもまた愛すべきレギュラー陣からのいろんな形の愛情を受け、彼女なりに成長しているような気がしてきます。
ストーリーは王道のミステリなんですが、登場人物たちが魅力的すぎてついそっちに目を奪われる、という・・・コージーじゃないのに読んでるときの気持ちは似てくる、という不思議な状態に。 いや、やっぱり登場人物って、大事です。

真実を得る代償として、過去に向き合わざるを得なくなったマロリー。
さぁ、チャールズ、キミは彼女を救えるのか!?
第4弾『天使の帰郷』にとりかかるには、少し心の準備が必要なようです。(2012年9月読了)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本アマンダの影

2016/01/30 10:03

キャシー・マロリーシリーズ第二弾!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

マロリーが殺された?!、という部下からの第一報で検視局に駆けつけたライカー巡査部長が見たのは、彼女の名前が縫い付けられたブレザーを着たまったくの別人。
被害者はアマンダという名の若い女性で、そう、どこかマロリーと似たものが。 そんなショッキングな始まりですが、“氷の天使”マロリーは動じることなくむしろ冷酷さに磨きがかかって犯人探しに意欲を燃やす。 「犯人が次に狙うのはお前かもしれない
んだぞ!」という周囲の忠告に耳を貸すはずなんかなく。

レギュラーメンバーのみなさまのキャラが前作以上に立っております。
文体は三人称なのですが、ときどき誰かが誰かにものすごく気を遣った(でも気を遣ってると思わせない感じで)何かを言ったときいつも挿入される地の一文、「そう、ライカーはそれくらいチャールズが好きなのだ」(ちょっと言い回しが違うかも・・・)が大好きです。 人の名前はその都度変わるんですけどね、それがまた仲間意識以上の何か、人間としての愛情というか気遣いみたいなものが感じられて。
アマンダが買っていたネコがマロリーになついたり、でもマロリーはネコに対して一切の感情がないのだけれど、このネコが事件解決のヒントを握ってるかもしれないと気づくと同居を許可する・・・でもそれはあくまで許可であってノーズ(ネコの名前)にとっては飼い主からの愛情がもらえない・・・というのはなんとなくどっちも不憫。

それをメインストーリーに、アマンダが出入りしていたコンドミニアムに住んでいる人々(これまた前作に負けず劣らずそれぞれの事情を抱えすぎ!)が織りなすサイドストーリーと、マロリーの警察休職中のビジネスパートナー・チャールズが引き受ける超常現象の調査など、いくつもの話が入り乱れ、でも最終的にはおさまるところにおさまっていくよろこび。
そして、レギュラーのみなさん誰もがマロリーを愛しながら冷静に彼女の<人としてヤバいところ>からは一線引こうと努力しているのに、本当に恋しているが故に盲目のチャールズ・バトラーに、つい、「がんばれ・・・」という声援を読者として送るしかないのです。 だから、続きを読みたくなってしまうのでしょうね。(2012年8月読了)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本魔術師の夜 下

2015/01/06 14:51

正直がっかり

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コハル - この投稿者のレビュー一覧を見る

その生い立ちから自然と犯罪者の立場から物事を見るようになり
だからこそ優秀な刑事でもある主人公マロリー。
そして、その対極にいるのが純粋を絵にかいたような大男チャールズ。
正直、私はこのチャールズが苦手。
頭はいいのに融通が利かず、純粋というかバカ正直。
この前のシリーズ「天使の帰郷」でマロリーは順調に
チャールズを飼いならしたと思ってたけどそうでもなかったらしい。
切れたマロリーがコンビ解消を匂わせてオフィスを出て行っても
その理由に思い当たらない愚鈍さにイライラさせられた。
また、相棒のライカーも「天使の帰郷」では体を張っていたのに
なんだかいてもいなくてもいいような感じだった。
肝心の犯罪の方も往年の魔術師の偉大さを際立たせたかったのかもしれなけれど
マロリーの間抜けさが際立っただけのような気がした。
魔術の説明が長いせいでそんな印象を持ったのかな。
ともあれ、彼女の突き抜け方が楽しくて読んでいるシリーズなので不完全燃焼。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本魔術師の夜 上

2012/03/08 18:21

キャシー・マロリーは、リスベット・サランデルを超えられるか?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:書子司 - この投稿者のレビュー一覧を見る

過酷な生い立ち、冷静で厳しく他人の思惑など歯牙にもかけない性格設定、ハッカーとして高い能力を持ちハッキングに罪の意識も持たず、調査対象の情報を集め自身の捜査に使う。良くも悪くも注目を集める見かけをしている……。と、主人公のキャシー・マロリーの人物像を書き出してくると…アレ!?なんか、どこかで見たような……。そう、ミレニアムの主人公リスベット・サランデルとなんかかぶっているような……。
シリーズ第1作「氷の天使」の登場時にはこれまでにないキャラクターで、新鮮な印象を持ったものだが、今回、本作の前に「ミレニアム2・3」を読んでしまうと、マロリーがリスベット・サランデルのカリカチュアにしか見えなかったのが残念。
物語は、伝説のマジシャンが残した“失われたイリュージョン”を、旧友が復活させて演じている途中、本当にクロスボウに射られてしまうことから始まる。事故と処理される中、マロリーだけが殺人と考え独断で捜査を始めるが、それは第2次世界大戦中のある女性の死と関わりがあり、その死も殺人の疑いが出てくる…。
というのだが、まず発端からして釈然としない。なぜマロリーは事故ではなく殺人と思ったのか。確かにそういう設定でないと物語が進まない、ということは理解できるが、読者としては「直感だから……」と語られても、納得できるものではないのだが……。さらに気になったのはハッキングの描写。単にデータベースに入って、などとされてもリアリティがいまいち伝わらない。確かに、ハッキングはストーリーに影響する部分ではないし、詳細に描写したからといって物語性が上がるわけではないのだが……。
さらに会話文では、ある場面ではクールそのものの語り口になっているのに、別の人物との会話ではごくごく普通の話し方になっていたりして、リアリティを損なっているよう感じられた。
巻末の解説には「第2次対戦の勇者たちにはさすがのマロリーも調子を狂わされて、普通の対応をしている」などと書かれていたが、「ミレニアム」における同じような状況での描写と比べるとその差は歴然で、地の文でのフォローでリスベット・サランデルのキャラクターをより際立たせていた。

リスベット・サランデルのキャラクター造形があまりに鮮烈で物語という世界の中でその存在感がリアルだったからだろうか、その言動にリアリティを感じられなかった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

15 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。