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電子書籍

天皇たちの孤独 玉座から見た王朝時代 みんなのレビュー

  • 著者:繁田 信一
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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3 件中 1 件~ 3 件を表示

平安時代盛期の天皇・皇后たちの意外な姿をありありと描く!

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブルース - この投稿者のレビュー一覧を見る

平安時代というと、後世に大きな影響を与えた文芸が咲き誇り、寝殿造りや十二単などの華麗な貴族文化が一世を風靡した時代とされている。また、この時代は十二世紀末期に武家による争乱が起るまで極めて平穏な時代であったともされている。
しかし、研究が進展するにつれて、このような平安時代像は見直しが必要であることが明らかになって来ている。
著者は、これまでにも『殴り合う貴族たち』『呪いの平安京』などの著作を世に問い、平安時代像の修正に一役買っている。
このうち、『殴り合う貴族たち』では、立ち振る舞いに優雅さが求められていたとされる貴族たちは、全部とは言わないまでも、後世からは想像出来ないような荒々しい気風を有している者も多数おり、天皇の御前で殴りあいを繰り広げたり、果ては上皇に文字通り弓を引いた者もいたことを明らかにして衝撃を与えた。
本書は、平安時代盛期の天皇・上皇・皇后などがどのような人生を歩んだのかということを当時の貴族の日誌などから探った好歴史読物である。
主人公となる人物は、一条天皇、三条天皇、花山上皇、藤原詮子(藤原道長の姉)、藤原彰子(藤原道長の娘)などであるが、表面上の優雅さとは裏腹に、その人生は屈折し、孤独・憤懣に彩られたものであったという。例えば、一条天皇は歴史学者の中でも評価が高く、文化的な英主との呼び声も高いが、その後半生は、時の権力者の藤原道長の横暴に苦しめられ、愛息を皇太子にすることもままならず、あまつさえ病床にあって強引に退位を迫まられ、あげくの果てに出家を余儀なくされたという。それも、充分な準備が整わない中で行われたので、出家した一条天皇(上皇)の姿は、一時的ではあるが、外道さながらの有様を呈していたという。
また、藤原彰子は道長の娘として三条天皇に嫁し、正式に皇后になり栄耀栄華の人生を歩んだとされて来た。歴史小説の永井路子の『この世をば』の中でも、彰子は好意的に描かれていたように記憶する。しかしながら、著者によれば、彰子は父道長の強引な政権運用には度々泣かされており、後に愛息が天皇になりその孫も帝位に就くという幸運にも恵まれ、いくらでも政治に容喙しようと思えば出来たのに、それをせずにひっそりと後半生を過ごしたのは、皇后時代の強いストレスが引き金となり精神的に萎縮してしまったからではないかとしている。
著者は、後書きの中で、平安盛期の天皇たちの寿命が平均して三十五歳であったとし、天皇となることは強いプレッシャーに晒されることあり、それが寿命の短さに如実に表れていると述べている。その意味で、これは物語の中のことではあるが、『源氏物語』の主人公の光源氏が、出生の秘密から天皇位から外され臣下として生きることを余儀なくされたことは、一見悲劇のように思われるかもしれないが、それが結果的に幸いして、人も羨むような華麗な人生を送ることができたのではないかという逆説的な見解を披露している。平安盛期の天皇たちの悲劇的な人生を前にすると、著者の見解は甚だ含蓄に富んでいるように思える。
なお、本書の気にかかるところを指摘しておけば、著者は天皇を蔑ろしにして専横を極める時の権力者たちを「奸臣」という言葉で表記していることである。
「奸臣」という言葉は、否定的な価値判断を多分に含んでおり、歴史学者としては、歴史読物でも使用するには相応しくないと思える。この点がいささか残念であった。

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昔から自由の無いお暮らしです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る

平安時代の朝廷で誰が一体実力者だったのか? 時の天皇のはずなのに、天皇は外戚でもある臣下に気遣い、時に意見を封じて我慢してきている。臣下出身の母がいて、その母の父や兄弟が大臣なのだ。后もその家から来るから、従姉妹だったり伯叔母だったり。
 この世をば我が世とぞ思うのは、天皇ではなく臣下である皮肉な構造が描かれている。

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史料の幅が欲しい。

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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上天皇以前の史料が少ないせいか、どうしても王朝時代というと円融天皇から三条天皇あたりのことが扱われる。
「名臣多けれども天皇の忠臣たらず」という観点から史料を読み解き、縦軸に枕草子を入れてあるのでおおよその捉え方はわかりやすいのだが、どうしても権記や小右記、御堂関白記が史料の多くを占めるので「またこの文章か」という気分になってしまう。
そして今書でも萌えている道長。

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