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電子書籍

「上から目線」の構造 みんなのレビュー

  • 榎本博明
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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.6

評価内訳

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本「上から目線」の構造

2012/01/05 10:24

この一年を始めるにあたり「頑張りたまえ」は上から目線か?

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

名著『菊と刀』以来、日本人の文化は恥の文化であると自他ともに称されてきたが、最近は恥を忘れた日本人、日本人らしさの崩壊、などの声が高い。
同時によく耳にするのが草食男子、父親(世代)の権威の失墜、コミュニケーション不足、そしてゆとり教育世代の若者は・・・という苦笑いではすまない葛藤を抱えた中年の苦悩である。

一昔前は影で年長者(上司)の愚痴を言ってた若者(新入社員)が、今や堂々と「そうやって上から目線で物をいうの、やめてくれませんか?」と言い返し、自分は悪くないと本気で思い込んでいる。
いわれた上司は事実「上」であるにもかかわらず自分が間違っていたのではと引け目を感じ、それ以上何も言えなくなってしまう。

と同時に。
今の自分は理解されていないだけ、本物の自分じゃない、まだ本気を出してないから大丈夫、と根拠のない保険に現状維持を決め込んでいる若者がいれば、自分を「客」扱いしてくれる飲食店などで威張り散らし虚構の偉い自分に酔いしいれている中高年がいる。

彼らの態度も言動もちょっと距離を置いて端から見てみればかなり滑稽であわれで情けない姿であるが、
それが当の本人には分かっていない。いや、もしくは保身から気がつこうとせず逃げ込んでいるのかもしれない。そして私も、私の上司もそんな可哀想な人、ともすれば「イタイ人」たちの一人なのかもしれない…と冷や汗がでる一冊である。
きっと読者には2通りいる。
(まず内容を歯牙にもかけないような人はまず題名を目にして本書を手に取らないであろう)
一つにはこれは私のことだ、と素直?に認めて愕然と、もしくは痛いところをつかれたと思いつつ心に受け止めながら読み進む人。
そしてもう一つは私も含め、きっと多くの人がそうだろう。
本書にもある通り読み始めこそ「そうそう、いるよそういう奴」「その通り!よくぞいってくれた」と手を打ちながら面白く読み、今度話のネタにしてやろうとすら思って読み進めていたのが中盤、だんだん不安になってくる。偽のプライドや優しさといった指摘、異常なほど需要が増している「空気を読む」というテクニック、いつまでも本気を出さない誇大自己、電話苦手のメール得意、キャラ立て(取り替えの効く自分作り)といったよくある現代人の実体を見せつけられていくうちに・・・他人事ではないことに気がつくのだ。笑っていたのは自分ではなく、笑われていたのが自分なのではないかと。

最近の若者は自分勝手だ、他人の目を気にしない、社会性がなってない、自立できていない、そういって糾弾するのは簡単だ。けれど「上から目線」を気にする若者が多いというのはそうした社会性や他人の目世間の目を気にしないというのとは単純にイコールで結びつかない気がする。
それではそう糾弾する大人が間違っているのか?それとも若者が根本的に破綻しているのか?
いや、そこには「自分可愛さ」という自己愛にもとづくちゃんとしたキーワードがある。

キャラをたて、本当の自分とやらを隠し、自分探しをして、当たり障りない間接的な関係をもち、虚構のプライドを保って、その場の空気を読みつつ自分に優しい世界の中で安穏と生きている。
そんな現代人が殆どなのではなかろうか。

これはなにも若者だけに焦点を当てた糾弾書ではない。
中高年にも、私にも、あなたにも、あらゆる日本人に当てはまるかもしれないいくつものパターンと実例が若者と中高年と両方の目線&意見を混ぜつつ語られているのだ。

先ほど私の会社でも新年の挨拶として乾杯をし、「頑張りたまえ」とのお声を賜った。
さて、この言葉に大多数の平社員はどう反応するだろうか?
あの言い方「上から目線」でむかつく? それとも鼓舞してくれてありがたい?
他人事っぽく聞こえる? 何様だよ?

いった側、いわれた側、どのように思うかは自分次第である。
が、上下からの目線に対しどう接するか、いや、どういう目線と取るかでこの1年が全く違う物になるのではないかと思う。

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紙の本「上から目線」の構造

2012/02/01 08:50

「構造」は分かったけれども...

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る

あー、最近自分でも使うなあ、「上から目線」。本書は、「若者」が使うこの言葉、この言葉のベースとなっている環境を掘り下げる。その要因はなんであろうか?それは、他人との距離感だったり、個人(自分)への執着だったり、「やさしさ」の価値観の変遷だったり...

自分がどうあるべきか、ということよりも、他人にどう見られるか、に力点を置く。友達への「やさしさ」は、指摘することで(お互いに)高めていくことではなくて、なるべく「つつかない」よう気を遣うことだったりする。

その遠因は、子どもの頃に、外で遊ばなくなったことによるのではないか。そこで地域の自分とは違う年代の「友達」と接する機会が奪われたから。少子化で親の過度な子どもへの執着、それに起因する「考えない」若者の増加...

確かにそうかもしれない。ただ、これは「若者」に限ったことではないのかもしれない。自分たちの年代でもそういう環境はあったわけだし(「今」との度合いの差がどれほどのものかは分からぬが)。まあ、「人と接するのが怖い。けども1人でいるのを見られるのもイヤだ。だから便所の個室で弁当を食べる若者がいる」というのには驚きだったけれど。そこまでいっていたら「病的」だよね。それがフツーになっていくとは思えない。

「上から目線」ということでいえば、親身になって後輩にアドバイスをする先輩に対しての感情が例示されている。ウエイターのアルバイト君の例では、お客様のミスをわざわざ指摘する場面も...でもさ、年配の人でも、たとえばお店の人に対して横柄な態度をとる人はいるよね。「金」という武装があるのかないのかの差だけかもしれない。

読後に感じたことは、その「構造」がわかって何になるんだろう?っていう思い。現代の若者は「そういうもの」として距離感をおいて「うまく」付き合っていく方がいいのか。それとも、ウザがられても伝えるべきことは伝えていくのか。ここでいう「伝える」は業務事項とかではなくて、自分たちの経験とか、考え方ね。それを後世につたえていくことが、自分たち世代の義務だとおもっているから。それを受け入れるかどうかは彼らが周りをみて判断すればいい。

ちょっと残念に思ったのは、後半になるに従って、「上から目線」から広がって、フツーの「現代若者論」になってしまったこと。あくまでも「上から~」を疎ましく思う若者と、いやいやだって教えたいんだもんという先輩の「格闘」や、じゃあ、どうやって伝えようか、とかそういう掘り下げがあったらよかった。まあ、これはその場面場面で自分たちが考えるべきことだし、こういう書き方自体が「上から目線」で、「やさし」くないんだろうけれど...

なんとなく距離感を置きたい気持ちも分かるし、一方で人間関係ってそうじゃない、っていう考え方(それこそ「先輩」からの”ありがたい”アドバイスによるものかもしれない)もある、そんな自分たち世代が、橋渡し的な役割を担う必要があるのかもね。あ、また「上から」...

【ことば】「そのままの自分を受け入れる」ということと、「そのままでいい」ということは、同じではないのだ。

無理しなくていいよ、だって君は世界でたった一人の「オンリーワン」...これは「使いよう」です。著者のいうように「緊急避難的」には価値があるのでしょうが、「免罪符」につかってはいけませんね。だって、できないこと、嫌なことを、正しい方向に(苦労して)持っていくことに、成長の源泉があるんだもんね。

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紙の本「上から目線」の構造

2012/01/28 22:33

この際、「横から目線」「後ろから目線」なども言い出してはどうだろう。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:セカンド・プラン エトセトラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「前から目線」なんていうのはどうか。
「前々からずっと思っていたんだけど、この際だから言わしてもらうね・・・・」
のフレーズで前置きが始まったら、すかさず
「どうして、そう前から目線ができるの?」などと使う。
こうすることで、これから言われる文句を封じ込めることができる。
また、過去の失敗をあれこれあげつらったり、自分だけがそう思っている過去の栄光をひけらかしたりされそうになったとき、「前から目線!」と注意を促すことができる。

こちらのほうが「上から目線」という言葉を使うとき、使われたときの心理状況よりずっと楽しい気分になるのではないだろうか。
それにしても目下のものが目上の人に対して「その上から目線がイヤなんです」というと本書で知ったとき、気が動転した。「いちいち、あれこれ、言われるのが、自分として、自分の嫌な部分を見なければならないから、つらいのです」ならわかるが。
たとえばスカイツリーを見上げたときに下から目線になるのは、物理的に自然なことではないかと。

逆に、言われたほうも「上から目線」と思われることにショックを受けると本書にある。
「そんなつもりではなく、親切心からだ」と。上からのつもりはないが、そう受け取られるのがイヤなのはなぜか。自己愛がそうさせるのだと行間から読み取ったが、いまひとつわからなかった。

なぜか。
あることが気になっていたからだ。
著者は電車の中や喫茶店で四六時中、周りの会話に聞き耳を立てている様子が本書から、うかがいしらされた。
「壁に耳あり、クロードチアリー」ではないが、心理学博士とは、こうも他人の話に興味津々なのかと。

そこで、私も本書を読みながら、昼間の電車や喫茶店で耳をそば立ててみた。
すると、やはりあることに気がつく。本書で登場する場面と似たような会話が展開されている。
ネクタイにスーツ姿同士なら、どのグループの会話も、取扱い商品名や業界用語が違うだけで、言っている内容はほぼ同じだ。
いやパターン化されている、紋切り型といっていいほど金太郎あめだ。

なるほど面白い。ベビーカー同士、子供乗せ自転車同士のママさんたちの微妙な雰囲気違い。
それは自転車だからそれなりの服装、ベビーカーだから少しお洒落な服装といったことにとどまらない、なにか「類は友を呼ぶ」とは、まさにこのことだと思わせるものがある。

仲間同士は身が安全、異質なものはとりあえず危険としておいた方が身の安全、という太古の昔からの本能が現代では「上から目線」という言葉になっ表れているのではないだろうか。
言われたほうは「仲間ではない」と宣言されたような感覚になり、あせるという構図。
逆に著者が言うところの「(自己防衛のための)コンプレックスによる上から目線」も身を守るための構図がそこにあると読み解けた。

こうして「横から目線」で読んだり「後ろから目線」で探ったりしているうちに、「中高年世代と若者双方の視点を交えつつ」などという文章に行き当たり、それは、ずっと前から、「いつの世も、今の若い者はと、文句いい」といっているのと同じだと思い、本書を閉じた。
これもまた「前から目線?」かもしれない。

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紙の本「上から目線」の構造

2011/11/21 21:12

著者自身も「上から目線」

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:NAKAYAN - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルと紹介文にひかれて買ったのですが、残念ながら期待はずれでした。
ごくありふれた「今ドキの若者は…」論、というのが読後の感想です。

著者はあとがきで

 本書は、上から目線が気になる現代人の心理構造について、中高年と若者双方の
 視点を交えつつ、わかりやすく解き明かそうとしたものである。

と書いています。わたしがこの本に期待したのもまさにそれだったのですが、実際に
読むと、中高年視点からの論調が大半で、若者側からの記述はほとんど見られません。

各章では詳しい内容に入る前に、わかりやすいよう具体的な事例が紹介されていますが、
そこには「部下が…」「後輩が…」「若者は…」「今の学生は…」のような記述ばかり
目立ちます。紹介文にある「駅や飲食店で威張り散らす中高年」などのような事例は、
ほんの一つ二つです。

そのため、若者の視点に立った記述は、全225ページ中10ページもなかったように
すら感じます。

わたしは30代後半なので、この本がいう中高年でも若者でもない、その中間層にあたる
のだと思いますが、それでも上記のような偏りのために不快感を覚えました。もっと露骨
にいえば、いかにも説教くさい。

逆にいうと、若い部下の扱いに困っている方なんかは「そうそう」と共感でき、楽しく
読めるのではないでしょうか。

ただし、この本から世代間コミュニケーションの解決策は見出せないと思います。

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