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電子書籍

ほとんど無害 みんなのレビュー

  • ダグラス・アダムス, 安原和見
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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本ほとんど無害

2006/09/10 22:58

近くて遠い宇宙の中の宇宙のほとんど無害な話

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シノスケ - この投稿者のレビュー一覧を見る

宇宙ヒッチハイクガイドも本作で最後。パニクるな!の名言とともにユーモアとジョークでできた宇宙をこれでもかと見せ付けてくれた。本作の主人公はやはり最後までアーサー・デント。4作目で最愛の女性と結ばれるものの、突拍子もない宇宙の気まぐれで再び放浪者となってしまったアーサーはある惑星でサンドイッチ職人としてそれなりに平和な生活を送っていた。突然現れたのはフォード・プリーフェクト……ではなく、トリリアン。突然現れた彼女はなんとアーサーの娘を連れていたのだ。そのころフォードは、銀河ヒッチハイク・ガイド社の異変に気がつき、秘密を探り出そうとするが……。

虚構で塗り固められたSFコメディの終焉は、なかなかシニカルな終わりを見せる。え、これがあのヒッチハイク・ガイド? いいの? ほんとに? などと思ってしまったが、よくよく考えてみればわかりやすさや納得できる結末を求めていたわけでもなく、混沌とユーモアは存在しているし、一体全体なにが不満なのだろう。

どこかの宇宙にはフェンチャーチとともにヒッチハイクをしているアーサーがいる宇宙もあるかもしれない。憂鬱症が治ったマーヴィンがいるかも、<黄金の心>号を盗まなかったゼイフォードが、究極の問いの答えが42じゃない宇宙が、地球が「ほとんど無害」でない宇宙があるかもしれない。自分たちの住んでいる宇宙と地球はたまたまありえないほどの確率で、こんなに面白おかしい事が起こらないんだと信じたくなってしまう。

20年後くらいにはたぶんこの本の内容は変わって読めるだろうし、ひょっとしたらひょっとして自分の知っている『ヒッチハイク・ガイド』とは中身が違っているかもしれない可能性だって0だとは言い切れない。……たぶん、自分は今生きている宇宙に不満なのだろう。

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紙の本ほとんど無害

2007/02/26 08:41

御慶,御慶,シリーズ全5作品の完訳なる!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SnakeHole - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ダグラス・アダムスの「銀河ヒッチハイク・ガイド」シリーズ最終巻。
 前作でめでたくフェンチャーチと結ばれたアーサーだったが,彼女は超空間の事故であっさり消え去り,紆余曲折……いやぁ,こんなはちゃめちゃな顛末をたった4文字で表せてしまう漢字ってホントに偉大だな,の後,現在はある未開の惑星で「”ボブ”がつかわしたサンドイッチ作り」として安らかな日々を送っている。ところがある日,あのトリリアンが1人の女の子を連れてやってきて「あなたの娘よ,ちょっと面倒をみてて」と……。
 一方こちらも紆余曲折の末,「銀河ヒッチハイク・ガイド」の本社にたどりついたフォードは「ガイド」がいつの間にかインフィニディム・エンタープライズというとっても官僚的な会社によって買収されてしまったことを知る。そこで灰色のヴォゴン人たちに追われた彼は,会社がこれから売り出そうとしている「銀河ヒッチハイク・ガイド第2号」を持ち出してアーサー宛に送るのだが……。
 訳者あとがきで安原さんが書いているように,SF小説としては傑作。でもこのシリーズの最終巻としてはどうかなぁ,と思う。笑いながら背中のほうの筋肉をひきつらせているようなイギリス的ユーモアが売りのシリーズのはずが,この本では笑顔を見せずに背中のひきつりを前面に出している感じ。シーンシーンは笑えるんだけど,物語全体を覆っていたあのあっけらかんとした軽薄さがないんだよね。とはいえ,これでシリーズ全5作品の完訳がなったわけで,こんな嬉しいことはない。
 この本の本邦初訳,あの新潮文庫版の編集者にして,しかも第3部「Life、 The Universe and Everything」に「宇宙クリケット大戦争」というワケワカメな邦題をつけた張本人である大森望氏の解説も一読の価値あり。

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紙の本ほとんど無害

2017/01/01 23:08

フェンチャーチ不在が痛いです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テトラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

4作目の『さようなら、いままで魚をありがとう』で新展開を見せた本シリーズでは同作ではなおざりになっていたかつてのキャラクターが登場する。しかし今回の舞台は並行宇宙での話のようで1~4作までの世界とは異なる次元を舞台にしている。幸せの証が四葉のクローバーではなく三つ葉のクローバーである世界が舞台だ。

途轍もないナンセンスギャグで始まったこのシリーズの結末はなんとも云いようのない虚無感に襲われるようになるとは誰が想像しただろうか?つまり第1作目の地球が消失する発端がここで繰り返され、そこから物語が始まったシリーズが、本書では全く同じ現象でフィナーレとなる。喜劇で始まったシリーズがかくも空しい悲劇に終わろうとは全く言葉が出ない。

前作並びに本書の解説に書かれているが、著者のアダムスは非常に自由奔放な性格で前作も当初予告した内容とは全く異なった恋愛SF物語になったとのこと。それも作者自身が執筆時に後の奥さんとなる相手と恋愛中だったことが色濃く物語に反映されたとのことで、本書の実に虚無的な物語もまた執筆中に会計士の横領と義父の死という不幸が重なったためにそれが作品に出てしまったようだ。このように自身の私生活が否応なく物語に影響を与えてしまう作家なのだ。そして本書は書かれるわけではない続編だったようで、それがゆえに逆に悲劇的な物語の決着の付け方をしてしまったようだ。

本書はそれまでのシリーズに見られたようにナンセンスな装置と物語展開、そして並行宇宙を利用した重層的な仕掛けがきちんとなされ、単に筆を滑らせて書かれた作品ではないことは確かだ。しかし、どうしてこんな結末にしてしまったのだろうかと残念でならない。訳者あとがきにも書かれているように片や「最高傑作」、片や「シリーズ最低最悪の作品」と本書の世評は賛否両論真っ二つに分かれたようだ。そして訳者自身は両方とも納得できるとしており、私も傑作とまではいかないまでも上に書いたように実に計算されて書かれているとは認めるものの、物語の結末に非常に納得のいかない思いが残っている。
特に前作で鮮烈な印象を残したアーサーの恋人フェンチャーチがたった1行で退場し、全く物語に出てこないのが非常に残念だ。前作が個人的には最も楽しかった作品だっただけにフェンチャーチ不在はなんとも心残りである。

アダムスはこの後の作品を書かずに急逝してしまうのだが、無念だったのかどうかは今となっては不明だ。オーエン・コルファーによる続編も書かれているが私としてはこれでこのシリーズは終わりにしたいと思う。アダムスによって生み出された作品はやはりアダムス自身で閉じられた物語が真の結末だと思うからだ。しかしそれがなんとも寂しく感じるのが重ね重ね残念でならない。

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