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電子書籍

基準値のからくり 安全はこうして数字になった みんなのレビュー

  • 村上道夫, 永井孝志, 小野恭子, 岸本充生
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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

僕たちはこんな基準に囲まれている。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:朝に道を聞かば夕に死すとも。かなり。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

帯に書いているのが「想定・評価・判断の科学」初めての一般向け入門書 そんな決め方でいいの?、とあります。

安全は個人の主観的なものと喝破し、国際的な安全規格では安全を「受け入れられないリスクのないこと」なんだそうです。これはリスクゼロとイコールではなく、受け入れられないリスクがどれくらいか、という社会的な合意から基準値ができます。これが守られ、社会は安全を確保できます。

で、その基準値がどうやって生まれたのさ?ってところで文系でも読みやすい卑近な事例が多数挙げられています。

「基準値なんてもんは、お上が決めりゃいいんだよ」ってな冷笑的な私だったんですが、読み物として読んでみても、すごく面白いんです。偉い人が会議を開いて数値の値の範囲で「どれくらい安全か?」っていう議論が活発なのかと思いきや、現場の状況を踏まえて妥協していたりかなり「人間臭い」物語が垣間見られます。

水銀におけるキンメダイがマグロのスケープゴートっていうからくりを知った時には「そうなのかー」って思いました。中には他の世界が決めたからなんとなく決まったとか、基準値の根拠とかその誕生を知れば知るほど、その問題に対する考え方とか、背景がうかがい知れます。

慧眼だったのは、高速ツアーバスの過労運転についての基準でした。事故があれば大きく報道されますが、そういう基準だったのか!ってびっくりするのですが、基準を厳しくすれば、その利便性を代償にしなければならないし、基準値は私たちにとっての「可視化されたセーフティネット」ですが、社会の変化に応じて人の行動パターンも変化します。

ペースメーカーの人の前では絶対携帯禁止っていうのが携帯持つ人が多くなったから「この距離からは禁止」ってな感じですかね?悲しい事に事件や事故が起きてから、こうした見直しがされます。あとがきでは「基準値をどのお湯に設定すべきかについての科学は確立しているとはいえない」と述べ、社会的合意が必要なレギュラトリ―サイエンスであると指摘します。

行動経済学みたいに、科学と人間の恣意性を統合し、いかに社会が「まぁそれなら納得するわ」って基準値が生み出される物語。「これまでの安全神話崩壊」って恐れおののくのではなく、「安全神話」がどれくらい制度疲労をおこしているのか?もともと基準値はどうして成り立ったのか?という読み進めていくうちに「裏が取れるまで、鵜呑みにして行動しない」っていう知的好奇心がムクムク湧き出るおもしろい本です。

ホントに文系が読んでも、スイスイ読める本ですので、ぜひ。

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人騒がせな報道番組の価値を判断できます。

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投稿者:せいけん - この投稿者のレビュー一覧を見る

基準値を超えたという報道に意味があるのかどうか、よくわかります。例として長寿国日本で主食であるコメを欧米では、発ガン性のある危険な食品と見る向きがあるバカバカしさや、水道水の基準値が非常に厳しいこと、ヒ素が基準値を超えたと言っても法的な問題であって、状況によっては全くどうでもよい量であることなど丁寧に解説してあります。

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知識を備えれば悩み少なし

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投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

基準値をめぐる議論はともすれば専門家の間でも不毛になりがちで、一般の人にはなかなか理解がむずかしいこともある。健康や環境、災害等に関わる事柄であれば一般の人々に直接影響するものであり、次の行動のための判断材料になるうるものだ。
この本は4人の専門家が基準値についての考え方や適応範囲などを解説しており、福一原発事故に関係する放射線汚染の問題にも多くのページを割いている。飲食物、環境、交通事故関係分野の基準値について記されているが、どこから読んでもよく、参考文献も豊富に示されているのでさらに理解を深めることができる。
地震、気象などによる災害、工事や火災などによる事故に関する基準値、規制値等について同種の本が手元にあると助かるだろう。

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身の周りに溢れる「基準値」と危機管理を再考するに最適の本

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投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る

私たちの身の回りにはいろいろな基準値があります。食品の消費期限や、大気汚染の基準、そして放射性物質による被爆基準など。でもこれらの基準が守られていても「本当に安全なの?」と疑問に思うことはよくありますよね。福島第一原発事故の後、枝野官房長官(当時)が「ただちに健康に影響はありません」とよく言ってましたが、「じゃあ長期的にはどうやねん」と疑問に思った方も多いのでは。
本書は様々な基準値がどのような根拠で決定され(非科学的な決め方が多くて驚きます)、それを私たちがいかに受け止めるべきかの指針を与えてくれます。「基準というのは 考えるという行為を遠ざけてしまう道具である」という本書にある言葉どおり、単に基準以下かどうかという極論に陥らず、「○○基準の何倍!」というような新聞等の見出しに必要以上に煽られることのないように心がけたいですね。
「必要以上に危険を煽るつもりもないし、安全を強調するつもりもない。基準値のありのままの姿を知ることで身の回りのリスクの大きさを知ってほしい。リスクを知らないまま不安になるよりは、知っている方が安心だ」という著者の姿勢には強く共感できます。

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